こんにちは、ライフコーチのSayaです。
以前、NHKの「あさイチ」という情報番組で「教えて先輩たち!元気になる”7つの質問”」という企画が放送されました。
この企画は大好評だったようで、2023年12月に放送された後、2024年3月にも抜粋版が再放送されました。
この放送について記事を書きましたが、ありがたいことに、多くの方に読んでいただいています。
そして2024年4月8日には、「元気になる!愛と希望のお悩み相談」が放送されました。
視聴者から寄せられた8個の質問に答えるのは、次の方々です。
ジェーン・スーさん&堀内美香さん
いとうあさこさん
木村多江さん
みなさん53歳。
前回の「教えて先輩たち!元気になる”7つの質問”」のお三方(黒柳徹子さん、加賀まりこさん、風吹ジュンさん)よりも、あさイチの視聴者層の年齢に近いのが特徴だと思いました。
今回の質問は、下記のとおりです。
- お風呂が面倒
- 昔の友だちとの溝
- 老いていく親
- 不機嫌な夫
- 小さな幸せ
- すぐ謝ってしまう
- 初彼氏ができた娘
- 自分の老い
この中で、ハイライトを入れた5つが、家族を含む人間関係にまつわるものでした。
人とギクシャクするのって、ストレス大きいよね
本記事では、人間関係についてのみなさんのアドバイスで印象的だったことをお伝えします。
相手への敬意
考え方や価値観は、人によってちがう。
これは、この放送を見ているとよくわかります。
だって、それぞれの質問に対するみなさんの答えは全部ちがうから。
人間関係の悩みは、この「相手と自分のちがい」を受け入れられないことに起因することがほとんどだと思います。
そこで印象的だったのが、ジェーン・スーさんが2番の質問の際におっしゃった、次の言葉です。
自分はまったく相手の価値観では生きていないんだけど、ただ、あなたがその価値観を選んで生きてきたことへの敬意はある
ジェーン・スーさんと堀内美香さんは、お二人一緒に質問に答えていらっしゃいます。
これは、『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』という人気のPodcast番組があるからです。
お二人は価値観が全然ちがう。
それでも仲がいいのは、互いに敬意があるからだとおっしゃっています。
友だちでも、親でも、子どもでも、仕事仲間でも、お客様でも、考え方や価値観がちがって当たり前です。
どんなに自分とちがう相手でも、どんなに近い間柄でも、敬意をもつ。
これが、家族を含む人間関係を円滑にするための重要ポイントなのではないかと思います。
どうしても敬意がもてないのであれば、離れる。
受け入れられない人や合わない人がいるのも、当然のことです。
自分を知り、機嫌を良くする努力
ついつい機嫌が悪くなること、ありますよね。
特に家族は気が許せる分、不機嫌なのもかくさず、そのまま態度に出しちゃったりするものです。
それは、いいことでもありますよね。
気を遣わなくてもいいのは楽です。
それでも、機嫌が悪いのと機嫌がいいのとを比べたら、機嫌がいい方がいいですよね。
もし、常に機嫌が良かったら、それって最高じゃないですか?
堀井美香さんは、次のようにおっしゃっています。
家の中くらいは本当に機嫌を良くしておくというのは、これから本当に努力するかいがあること
世の中いろいろな事件や詐欺があるけど、せめて家の中くらいは・・・という流れで、4番の質問に関連しておっしゃった言葉です。
私はコーチングを学び、機嫌がいい時間が多くなりました。
その結果、とっても楽ですし楽しいです、今。
夫に対して不機嫌になることは今でもありますが、頻度が減ったし、不機嫌になっても持ち直すのが早くなりました。
ちなみに夫は、「コーチングを勉強してから、優しくなった」と言ってました(苦笑)。
機嫌がいいことは、幸福度に直結します。
だから、ぜひ機嫌を良くする努力をしてほしいと、私も思います。
堀井美香さんは、自分が怒ったりイライラするポイントはどこなのか、把握することをお勧めしています。
カッ!としたり、イラッ!としたり。
それはどんなとき?
どうやったら、気分が鎮まる?
こういう自分自身のことって、わかっているようで意外とわかっていないもの。
自分のことを客観的に、俯瞰して観察してみると、けっこうスッキリしますよ。
相手は鏡
相手が変わってしまって悲しい、さみしい、残念。
こんなこともありますよね。
たとえば、
- 付き合いたてはラブラブだったのに、結婚して数年たち、お互い気に食わないことばかり
- 学生時代は最高に気の合う友だちだったのに、30代になったら話が合わない
とか。
なんか、変わっちゃったなぁ・・・って思いますけど、これ、相手だけじゃないんですよね。
自分も、変わってるんですよね。
4番の質問は、「言い方がキツい、トゲがある」と夫に怒られ、雰囲気が悪くなることについての相談でした。
いとうあさこさんは、10年ほど暮らしていた相手が変わってしまったと感じたときの経験を思い出し、次のようにおっしゃっていました。
むこうだけだと思ったけど、私も変わってんなと思って、楽しんでた自分を思い出してそういうふうにしたら、また仲良くなったりした
いとうあさこさんは、付き合いたての頃に書いていた日記を読み返し、自分も変わっていることに気が付かれたそうです。
4番の質問に対して、木村多江さんは、
「トゲがある」って言われたら、相手が言ったときも「トゲがある」って言っちゃうかも。「同じこと言ってない?」って言っちゃうかもしれない
とおっしゃっていました。
木村多江さんは、意識的に自分が相手の鏡になることで、「お互いさまだよね、同じだよね、だからお互い気をつけよう」と伝えようとしているのだと感じました。
相手が自分の鏡になっていることはたくさんありますよね。
いとうあさこさんの「相手だけが変わったと思ってたけど、自分も変わってた」もそうです。
ほかにも、なにやら家族が不機嫌なとき、実は自分も不機嫌だったってこと、ありますよね。
人は互いに影響し合ってます。
もし相手の態度で何か気になることがあったなら、「じゃあ自分はどうなんだ?」と振り返ってみてはいかがでしょうか。
結局のところ、人のことは変えられず、自分のことしか変えられませんから。
反射的ではない、コントロールした言葉
理不尽なことを言われたときに、「すみません」ととりあえず謝ってしまう、というのが6番の質問、
初彼氏ができた娘にどのように言葉をかけたらいいのか、というのが7番の質問です。
反射的に出てしまう言葉ってありますよね。
驚いたり、ショックを受けて、つい口走ってしまうんですよね。
私は夫にグワーっと言い返してしまうことがありますが、後から考えると、そんなに言い返すほどのことでもなかったな、ということはよくあることです。
また、私に初めて彼氏ができたとき、母に伝えたら、「そんな彼氏、すぐに別れちゃいなさい!」というようなことを言われました。
これは完全に反射だったな、と今では思います。
彼がどんな人かも何も伝えず、ただ彼氏ができたと話しただけなのに、別れろって(笑)。
そのときは、「はぁ?」と、怒りと戸惑いを感じた
子どもがどんどん大人になっていき、いずれ独り立ちしていく。
親にしてみたら、それは嬉しいけど心配でもあり、淋しいことでもあるのでしょうね。
6番、7番の質問に対して出たアドバイス(スタジオのゲストのアドバイスも含む)から私が感じたポイントは、「一呼吸おいてコントロールして発言する」ということです。
ジェーン・スーさんは6番の質問に対して、コントロールした舌打ち・ため息で対応することをアドバイスされていましたが、これはなかなかできないと思います(笑)。
けれど、「コントロールする」というところは真似できるかと。
理不尽なことを言われて「すみません」と言うとき、同じ「すみません」でも、つい反射的に言ってしまうのと、コントロールして言うのとでは、気持ちの上で大きなちがいがあるのは、なんとなく想像できるのではないかと思います。
そしてコントロールするために重要なのは、一呼吸おくことです。
理不尽なことを言われたとき、あるいは娘に初彼氏ができたことを話され、心配になったときなどは、混乱している自分、いろいろなことを聞きたいあるいは伝えたくて仕方がない自分など、平時とはちがう自分の状態を感じると思います。
顔や体が熱くなってきたり、汗が出てきたり、心臓がバクバクしたり。
そういうときは、発言しない。
深呼吸するなどして、冷静になる時間をつくる。
「今自分は混乱してるな」「今自分は心配で仕方がないな」など、自分で自分を観察している気分になれれば、だいぶ冷静だと思います。
私も経験のあることですが、反射的に発言すると、「いらんことを言ってしまった・・・」と、たいてい後悔します。
そうならないよう、冷静じゃない自分を感じたら発言せずに一呼吸おいて、自分で言葉をコントロールしてみましょう。
言うことが思いつかなかったら、もはや無言でもいいんじゃないかとも思いますよ。
まとめ ぜひ、行動に移してみて!
今回は、2024年4月8日に放送されたNHKの情報番組あさイチ「元気になる!愛と希望のお悩み相談」から、人間関係について印象的だったことをお伝えしました。
今回の放送にしても、2023年12月20日の「教えて先輩たち!元気になる”7つの質問”」にしても、反響が大きいということは、多くの人が似た悩みを抱えているということです。
同じことで悩んでいる人やそれを乗り越えた先輩がたくさんいるというのは、それだけでとても救われますよね。
けれど、見て終わりにするのはもったいない!
放送を見たり、あるいは誰かのアドバイスを聞いて気持ちが少し落ち着いて安心できたら、ぜひ、行動に移してみてくださいね。
アドバイスを参考に自分なりに行動に移してみると、何かが変わってきます。
当然、みんな違う人間ですから、アドバイスを参考に行動してみたものの、完全には解決しないこともあります。
それでも、行動してそれが解決策にはならなかったことが分かったのも、前進です。
もし、どんなアドバイスを受けてもうまくいかないとか、なかなか行動に移せないということがあれば、お気軽にコーチングをお試しくださいね。
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