人生の大先輩から30~40代へのエール NHKあさイチより

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

私はNHKの「あさイチ」という情報番組が好きでよく見ているのですが、2023年12月20日は、「教えて先輩たち!元気になる”7つの質問”」が放送されました。

質問に答えるのは、黒柳徹子さん、加賀まりこさん、風吹ジュンさん。
人生の大先輩のお三方です。

個人的に、黒柳徹子さんは小説「窓際のトットちゃん」で、加賀まりこさんは雑誌のインタビュー記事で、風吹ジュンさんはドラマで、みなさんそれぞれ、とても魅力的で素敵な人だと感じていたので、興味深くこの日の放送を見ました。

中でも印象的だったのは、「大きく変わった時期はいつか」という質問に対し、3人とも「30~40代」と答えたことでした。

今回は、NHKあさイチの「教えて先輩たち!元気になる”7つの質問”」から、私が特に勇気づけられた言葉をお伝えします。

30~40代の過ごし方

まずは、人生の中で大きく変わった時期である30〜40代の過ごし方について。

苦労はしてみるもの ムダにはなっていない

これは、風吹ジュンさんの言葉です。

風吹ジュンさんは、2人のお子さんを出産し、40歳で離婚、貯金もなくなってしまった時期がありました。
そんな30~40代を振り返って、「闘っていた時期だった」とおっしゃっていました。

状況は全く同じではないにしても、30~40代は子育てや仕事で忙しいですよね。
また、「40歳の壁」にぶつかって悩む時期でもあります。
風吹ジュンさんのように「闘っている」というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。

「40歳の壁」については、こちらの記事をご覧ください。

30~40代は、とても大変な時期で、苦労は多い。
でも、苦労はしてみるもので、決してムダにはなっていない

この言葉は、仕事について悩み、退職を決断して新しい道を歩み始めた私にとって、とてもとても勇気の出る言葉でした。

自分の好きなことだけやって、生きていくんだね

これは、黒柳徹子さんの言葉です。
正式には、黒柳徹子さんが30代目前に過労で入院したときの医師の言葉です。
この話は、黒柳徹子さんの自伝的小説である「続 窓際のトットちゃん」にも書いてありました。

自分の好きなことだけやれば、病気にならないだろう。
医師からそう聞いた黒柳徹子さんは、退院してからは自分がいやだと思う仕事は引き受けず、自分が楽しめる仕事だけやったそうです。

そして、それ以後は、ハードスケジュールにも関わらず本当に病気知らずというから、驚きです。

好きな仕事だけ選ぶなんてできっこない、黒柳徹子さんだからできたんでしょ、と思われましたか?
少し前の私だったら、きっとそう思っていました。

でも世の中には好きな仕事だけしている人が、黒柳徹子さん以外にも意外とたくさんいるんです。

とりあえず、好きな仕事だけしている自分を想像してみる。
実際にできるかできないかは置いといて、好きな仕事だけするにはどうしたらいいのか、考えてみる。
まずは、そこから始めてみませんか?

最初からあきらめていたら、もったいないと思います。

更年期、おめでとう

これは、加賀まりこさんがインタビュアーの40代後半の女性にかけた言葉です。
実は、「30~40代の過ごし方」とはちがう質問でのやりとりだったのですが、更年期は女性にとっては大きな関門なので、ここに入れさせていただきました。

女性は40代後半~50代前半にかけて、更年期を迎えます。
私はまだ本格的な更年期はきていませんが、ホルモンバランスが変わってきたことは感じています。

ちょうど最近、更年期が大変だということについて先輩と話していたこともあって、この言葉にはちょっと驚きました。
インタビュアーの女性も驚いていました。

ホルモンバランスが変化して色々な症状が出る大変な時期だということを承知の上で、加賀まりこさんは「おめでとう」とおっしゃっています。
そして、「誰もが通る道。いつかトンネルを抜けるから大丈夫。」と。

加賀まりこさんにそう言っていただけたら、なんか大丈夫な気がしますよね。

また同時に、「40代はこれから。自分が45~46歳の頃は、いい仕事をしてた。どんどんいい仕事をしてください。」とエールをくださいました。

40代というと、なんか人生折り返しで後半戦のような気がしてしまいますが、まだまだこれからだと思うと、ワクワクしますね。

私も、一人でも多くのクライアント様に良いコーチングをして、人生をより良くするサポートをしよう、そのために、これからもたくさん学んでいこう、とあらためて思いました。

いつまでも自分らしく生きるには?

次に、
「年を重ねるごとに不安が募る。いつまでも自分らしく生きるのに、何が必要か。」
という質問に対する回答です。

人と自分を比べない

これは、黒柳徹子さんの言葉です。

芸能界は、顔がきれいな人、肌がきれいな人、スタイルがいい人、そんな人がたくさんいる世界。
比べようと思ったら、いくらでも比べられる。

NHKに入社し、芸能界入りをした黒柳徹子さんにとっては、人と自分を比べないことは、とても大切なことだったのだと思います。
「続 窓際のトットちゃん」には、入社したもののしばらくは仕事で苦労したことや、コンプレックスを抱くようになったことなども書かれていました。

でも、人と自分を比べないようにして仕事を楽しんできたから、厳しい芸能界で何十年もご活躍なのだと思います。

芸能界ではなくても、人と比べてしまうことってありますよね。
比べて、それを自分の力にできるならばいいんですが、なかなかそうはいかないものです。

比べている自分に気がついたら、パチっと自分の頬でも叩いて、気を取り直してみたらいかがでしょうか。

クヨクヨしているのは一番つまらない過ごし方

これは、加賀まりこさんの言葉です。

加賀まりこさんは、日常の中のささいな楽しみを見つけるようにしている、とおっしゃっていました。
たとえば、美味しいラーメン屋さんを見つけたというようなこと。

今日より若い明日はない、だから、クヨクヨしているのはもったいない
クヨクヨしているのは一番つまらない過ごし方。
と喝をいただき、何かちょっと嫌なことがあってもクヨクヨせず、小さな楽しみ探しでもして切り替えよう、という気になりました。

自分をきたえる

これは、風吹ジュンさんの言葉です。

歳を重ねていくと、肉体は確実に老いていきます。
それを受け入れるのも大事だけれど、あらがってもいいんじゃないか、とおっしゃっています。

気持ちの上では「チャレンジ」で、自分をきたえて、それが生きる力になると。

何歳になっても、新しいことに臆せず挑戦する人っていますよね。
そういう人は、みんな若々しくて、生き生きしていて、惚れ惚れします。

どんなに年を重ねても興味のあることは試してみる。
自分もそんな人でありたいと、あらためて思いました。

子どもへの愛情表現

「子どもがニュースを見て『悪いことしたヤツは死ねばいい』と発言する。どうしたらいいか。」
という質問に対して、黒柳徹子さんと加賀まりこさんは、「子どもを抱きしめる」ことについて話されていました。

抱きしめることで、親の愛情は子どもにしっかりと伝わり、子どもは安心すると。

これを聞いて、私は母親に抱きしめられたことを思い出しました。

1回は、まだ保育園児だった頃、姉と2人で留守番していて、母親が恋しくて恋しくて、帰ってきた瞬間に抱きついたとき。

そしてもう1回は、小学校6年生の頃、いじめられていることを話したときです。

打ち明けようとして話したのではなく、我慢できずに、泣きじゃくりながらその日にあった辛いことを話したところ、抱きしめてくれたんです。

プロフィール にも書いていますが、私は小学校6年生の時にいじめにあいました。
小学校卒業後は、幸い、いじめを引きずることなく、幸せに過ごせました。

それは、過去を引きずることなく、目の前にあることに集中できたからなのですが、その背景には、「安心感」がありました。

母親をはじめ、家族は私の味方なのだという安心感があったからこそ、目の前のことに集中できました
そしてその安心感は、あの日、母親が抱きしめてくれたことが大いに関係しているのだろうと思います。

どんな言葉を並べるよりも、子どもに愛情を伝えて安心させてあげるために、抱きしめることは、一番良い方法なのではないかと思います。
実際、私は母親が話したことは、何も覚えていません。
抱きしめられたことだけ、覚えています。

私には子どもがいませんが、30~40代は子育てで悩むことも多いと思います。
いじめにあってしまうかもしれない。
そうじゃなかったとしても、子どもには反抗期があるし、親は仕事や家事で忙しい。

親の心子知らず、とはよく言いますが、日頃のコミュニケーションに、ぜひ「抱きしめる」ことも入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、2023年12月20日に放送されたNHKの情報番組あさイチ「教えて先輩たち!元気になる”7つの質問”」から、黒柳徹子さん、加賀まりこさん、風吹ジュンさんの言葉をお伝えしました。

普段、自分の親以外で70代以上の方とゆっくりお話しする機会はほとんどありません。
今回聞いたこと、思ったことをこのブログに記録として残し、自分の糧としていきたいと思います。

お三方とも、本当に素敵でした。
自分が70代80代になったときに、理想のおばあちゃんなれるよう、40代以降の人生を楽しんでいきたいと思います。

よろしければ、こちらもお読みだください。

下記ブログでは、「続 窓際のトットちゃん」に触れています。


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