コミュニケーションから得られる「気づき」のチカラ

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

友人や知人と会話をしていると、考え方や感覚が異なっていて、驚くことがあると思います。

会話は、自分にはない、もしくは自分自身は気がついていない考え方や価値観を知るチャンスとなります。

そして、こういった「気づき」は、自分にとって大きなチカラとなります。

「気づき」の種類

会話からはさまざまな「気づき」が得られます。

1 新しい考え方・価値観を手にいれる

以前、同僚と仕事をやめることについて話していたときに、同僚の言葉で楽になったことがあります。

そのとき、私は退職すること、フリーランスでコーチング業を始めることをすでに決めていました。

私は獣医師免許をもっているので、万が一どうにもならなくなったら地方公務員に再就職できるという思いがあり、それが退職を決断できた一つの要因でもあります。
ただ、それはすごくズルい、甘い考え方だという気がしていました。

そのことを同僚に話すと、「それはあなたの強みの一つなんだから、そんなふうに考える必要はない」というようなことを言ってくれました。

その一言で、「確かに、獣医師免許は努力して獲得した自分の強み。それをいざというときの保険にして新しいことに挑戦しようとするのは、悪いことじゃないよね」と思えて、とても楽になりました。

このように、ちょっとした会話の中で、相手の意見が自分に刺さることってありますよね。

刺さったとき、私のように気持ちが軽く、楽になることもあるだろうし、
逆に、チクチクと痛かったり、モヤモヤすることもあるかもしれません。

いずれにせよ、すごく印象に残ります。

気持ちが楽になったのなら、それ以後、それを自分の考え方に採用すればOK。
私は、同僚の考え方を聞いて、それまでの「獣医師免許を保険にするのはズルい、甘い」という考え方を手放し、「強みを利用する」という考え方をすぐに採用しました。

もしチクチクしたり、モヤモヤしたなら、その理由をぜひ、考えてみてください。
印象に残ったということは、何かしらの意味があるということです。
スルーするのは、ちょっともったいない。

チクチク、モヤモヤするのは、もしかしたら、そういうふうに考えたいとずっと思っているんだけど、なかなかその考え方ができないからかもしれません。

その場合、どうしたらそういう考え方ができるようになるか、もう一歩進んで、考えてみてください。
もしかしたら何か方法が見つかるかもしれません。

モヤモヤする理由が、そういう考え方をしたくないからで、自分の考え方が心地よいのであれば、もちろん、相手の考え方を採用しなくてOKです。

2 無意識の考え方・価値観・行動を整理する

小さい頃からのクセになっていると、自分の考え方や価値観、行動はもはや当たり前で無意識のことも多いですよね。
「なんでそう考えたの?」と聞かれて、「え、だって、そう考えて当たり前でしょ。聞くまでもないでしょ。」と思うことはよくあることです。

こういう自分の無意識を、会話の中で整理してくれる人がいます。
相手としては、べつに整理しているつもりはなくて、感想をさらっと伝えているだけでしょう。
でも、それはとっても貴重なものです。

私はX(旧Twitter)でフォロワーさんとやり取りをさせていただくことがあります。
会話ではないけれど、X上のやりとりでも、多くの気づきがあります。

ブログを書いた後、フォロワーさんから私の経歴について、感想をいただきました。

私の経歴は寄り道しているように見えて、「その都度やりたいことをやる」という軸がある。だから、どれも叶えられている。
という内容でした。

参考までに、そのブログはこちらです。

その感想を読んで、少し考えました。

私が意識的にやりたいことをやるようになったのはつい最近のことで、少し前まではそんな軸はありませんでした。
けれど、言われてみれば、確かに昔から無意識にやりたいことをやってきてたんだな、と気がつきました。
また、やりたくないことはすぐにやめるから飽きっぽいと思ってきたけれど、それが自分の心地よいやり方で、それでいいんだ、って思えました。

飽きっぽいことに関する記事はこちら

3 忘れていたことを思い出す

また、自分が忘れていたことを思い出させてくれる人もいます。

別のフォロワーさんで、「できるかできないか分からなくても、チャンスをつかみに行く思いきりの良さが大事」という内容の発信をされた方がいました。
それに対し、私は「思い切りよくいけるかどうか分からないけれど~~~」という返信をしました。
すると、「公務員をやめてフリーランスになった時点で思い切りいいですよ」とお返事をいただきました。

確かに!と思いました。
よく退職できたものだと自分でも感心していたのに、早くも忘れていたんですよ、その思い切りの良さを。

先のことを考えたり、今現在に集中していると、過去のことを忘れやすくなります。
それはそれで悪いことではありません。
引きずらない、ってことでもありますから。

でも、時には思い出すのもいいですね。

どんなに過ぎ去った過去のことであっても、自分が「こうありたい」と思うことを実行できていた、という事実を指摘していただけると、やっぱり勇気が出ます
自分に思い切りのいい一面があることが分かれば、これからも思い切りよく行動できる、と思えます。

日々気づきをいただける皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございます!

前進を加速させる「気づき」

「気づき」は、自分が目指す方向へ進むチカラとなり、前進を加速させます。
気づくことにより、「なんとなく」ではなく、「意識的にそれを活用できる」ようになるからです。

先述した私の例で考えると、

  • 自分の強みや資質は利用すればいい
  • 「やりたいことはどんどんやって、やりたくなければすぐにやめる」というやり方が自分にとって心地いい
  • 思い切りよく行動できる自分もいる

という気づきを、意識的に活用できるようになります。

たとえば、やりたいことがあるけど、そのハードルが高いとき、

  • これまで:ある程度の時間をかけて悩んで、「なんとなく」やりたいことをやることにしていた。
  • これから:気づきに立ち返って、すぐに「意識的に」やりたいことを思い切ってやる。

このように、意識的に活用できると、悩んだ時に威力を発揮し、スピーディーに解決できるんです。

まとめ

今回は、会話やSNSでのやりとりなどといったコミュニケーションから得られる「気づき」のチカラについてお伝えしました。

「なるほどね、そういう考え方もあるんだ」と思ったとき、相手の考え方の方が自分の心地よさにつながるのであれば、それまでの自分の考え方を手放し、新しい考え方や価値観を採用すればいいですね。

また、自分の考え方や行動パターンについてフィードバックをもらうと、「気がついてなかったけど、自分はそうやって考えて行動していたんだ」「自分にはそういう一面もあるんだ」と気が付きます。
その考え方や価値観、行動が自分にとって心地いいものであれば、意識的になることで、より強化されます
心地悪いのであれば、気がついた時点で手放すことを検討できるようになります。

会話するときに「気づきを得なくちゃ!」とガチガチに構える必要は全くありません。
でも、たとえば「今日は〇〇について話そう」とか、「〇〇について意見を聞こう」と決めてから会話をすると、気づきが得やすくなります。

そういうコミュニケーションの楽しみ方も、良いですよ。
ぜひお試しください。

コーチングは、まさにこの「気づき」を得るためのコミュニケーション・ツールです。

友人や知人との会話とはちがって、コーチから意見は基本的にはお伝えしませんが、クライアント様がご自分に集中し、コーチングを受けることによって、大きな気づきが得られます。

ご興味ある方は、お気軽にお試しくださいね。


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