人に会い、人と話す旅 観光だけじゃない、旅行の楽しみ方

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

最近いよいよ寒くなってきて、秋から冬に移り変わろうとしていますね。

今年の秋は、10月に岐阜へ、11月に北海道へ行き、「旅行の秋」となりました。
こんなに連続して行くことは滅多にないのですが、成り行きで旅行が続きました。

楽しいんだけど、ちょっとだけ疲れた

振り返ってみると、岐阜でも北海道でも、知人に会ってきました。

旅行の楽しみ方はいろいろありますが、知り合いに会ったり、現地の人と話したりするのも、1つの楽しみ方です。

今日は、旅先で人と会い、話すことについてお伝えします。

元気で会えてよかった!

岐阜では、公務員時代に仕事で知り合ったAさんとBさんにお会いしました。

公務員時代は、研修などを通して、全国で働く公務員獣医師と知り合う機会がありました。
Aさんは、研修の運営を一緒に行っていたということもあり、特に仲良くさせていただいていました。

といってもそんなに頻繁に会う間柄ではなく、最後に会ったのは、およそ10年前。
岐阜への旅行が決まり、かなり久しぶりに連絡してみたところ、会えることになりました。

さらに、研修で当時お世話になった山梨のBさんも岐阜に来てくださることになって、夫を含め4人で食事を楽しみました。

10年もたっていましたが、そんな感じはせず、元気な姿でまた会えたことがとても嬉しく感じました。

というのも、当時、一緒に研修運営に携わっていた私の上司は、7年前に病気で亡くなっています。(AさんとBさんも、この上司のことをよく知っています。)

AさんとBさんは、お二人とも定年退職を迎えていますし、私だって43歳で決して若くはありません。

健康で会えること、それだけで、本当に幸せです。
そんなに長時間一緒にいたわけではなく、一緒に食事して近況報告をした程度でしたが、それでも十分いい時間を過ごせました。

また数年たったら、今度はゆっくりお会いしたいな、と思いました。

多様な価値観に触れる

人と会って話すということは、自分とはちがう価値観と出会うチャンスです。

ニートになることをすすめる夫の友人

北海道で会ったのは、札幌在住の夫の友人のCさんです。
以前ちょこっとお会いしたことはあったのですが、しっかりとお話しするのは初めてでした。

Cさんは、以前は会社員でしたが、今は在宅でライターのアルバイトをしながら、音楽の活動もしています。
自分で作詞作曲もして、それをライブバーなどで披露しています。

私よりも一回りくらい若いCさんは、「みんなニートになろう」と言っていました(笑)。
Cさんの旦那さんはお仕事がかなり忙しいらしく、その旦那さんについても、「早く仕事をやめたらいい」と言っちゃうほど。

あきらめとか開き直りとかではなく、本心でそれがいいと思っているようでした。

ニート生活を推奨する人って、そうそういないですよね。

そういう生き方は全然ありだと私も思いますが、積極的に「ニートになろう」とまでは言わないかな、と思います。
それに、少し前までは、ニートなんて考えられませんでした。
なので、Cさんの「みんなニートになろう」は、とても興味をひかれました。

なぜそう思うようになったか、次に会ったときはもっと突っ込んで聞いたみたいと思います。

脱サラして北海道産ワイン専門のワインバーを経営する荒井早百合さん

夫の友人と会ったのは、札幌市内にある、北海道産ワインを提供するワインバーでした。

道産ワイン応援団winecafé veraison (バスセンター前/ダイニングバー)
★★★☆☆3.24 ■ここはまるでテイスティングルーム☆ ■予算(夜):¥3,000~¥3,999

札幌市内のワイナリーに行ったときの記事はこちら

お店はアットホームなバーだったので、店主の荒井早百合さんにワインを紹介してもらいながら、少し雑談もしました。

荒井さんは横浜市出身で、ワイン好きが高じて脱サラして北海道に移住し、お店を開いたとのことでした。
ワインに興味をもった当初は、山梨県に引っ越し、山梨県から都内の勤務先に通勤したそうです。
ものすごい行動力です。

北海道のワインにとても詳しく、有名な方で、荒井さんを検索すると、たくさん検索結果が出てくるんですよね。
ワインのセミナーやイベントも開催していらっしゃるようです。

そして店頭には、荒井さんが書いた本が置かれていました。

この本は、クラウドファンディングで資金を調達したようです。

荒井さんは、一つ一つのワインを丁寧に紹介してくださって、ワインが好きな気持ちが溢れていました。

食事のメニューは決して多くなく、軽食程度しか置いていないのですが、メニューにも荒井さんの「好き」が込められていました。

余談ですが、個人的には、チーズがとても美味しかったです。
ワインとワインに合うチーズ、最高です。
ちなみに、チーズの品名も教えてくださいました。

山梨から都内に通勤したり、バーをオープンしたり、クラウドファンディングで本を出版したり、イベントを開催したり。

私の身近にはいないんですよね、こういう生き方をしている人って。
だから、北海道産ワインの話に加え、荒井さんの活動のお話なども聞けて、とっても楽しかったです。

自分とはちがう価値観を取り込む

私は少し前まで、定職につき、定年まで働いて安定した生活を送るのが一番幸せなことだと、本気で思っていました。
転職を繰り返すとか信じられませんでしたし、会社員や公務員以外の職業というのは不安定で一部のほんの一握りの特別な人しか成功しないもの、と思っていました。

こういった固定観念は、親や身近な人たちの考え方やライフスタイルが影響しています。

父親は国家公務員でしたし、母親の考え方も保守的でした。
自分自身が公務員になってからも、やはり似たような価値観の人の方が多かったんですよね。

実際は、ちがう価値観の人もいたのでしょうが、それにあまり耳を傾けていませんでした。

「そんな考え方するんだ、私とはちがうな」と思って、終了。
それ以上は考えない。
そんな状態だったと思います。

自分とは違うとか、この人はすごいなぁ(でも自分には無理)、などと思うのは、自分と相手に大きな隔たりがありますよね。
他人事、というか。
今思えば、自分と価値観のちがう相手の間に、勝手に壁を作ってしまっていたように思います。

自分とはちがう価値観にもっと興味をもって、そのちがいについて聞いたり、考えてみたら良かったのにな~と思います。

今は、「なんだってあり」の精神で、壁を作らずに自分の中に取り込めていると感じます。
そうすることで、多くのことを学べるし、自分の望む方へ自分を変えられます。

面白いことに、岐阜でお会いしたAさんとBさん、そして北海道でお会いしたCさんと荒井さんは、職業選択という意味では対照的です。

AさんとBさんは公務員を定年まで勤め上げ、退職後も再任用として公務員を続けられています。
一方で、北海道でお会いしたCさんと荒井さんは、2人とも会社員をやめ、Cさんはアルバイト、荒井さんは飲食店経営などをしています。

どちらが良い、悪いではありません。

大切なのは、こっちが良い、悪いなどと決めつけず、色々な考え方を柔軟に取り込み、自分が望む方向へ行けるよう、マインドセットすることです。

まとめ

今回は、旅先で知人に会ったり、現地の人とおしゃべりしたことについてお伝えしました。

昔は旅行といえば観光だったし、人と会ったり見知らぬ人と話すのは面倒だと思うことさえありました。
でも今は、以前よりも人と会う、話すことに興味をひかれ、積極的になってきました。

観光は今でも好きですが、それに加え、旅先で人と会い、話すことにも重点を置こうと思います。

しばらく会っていなかった人に久しぶりに会って、元気な顔を見る。
パートナーの友人や現地の人など、普段は話す機会がない人とお話しする。

そういう旅行の楽しみ方も、良いものですね。

夫の友人がいる台湾とタイ、コーチングの先生がいるドイツにも行きたい!

あなたには、会いたい人、話したい人がいますか?

遠方じゃなかったら、先延ばしにせず、すぐに会いましょうね。

遠方なのだとしたら、旅行の計画を立ててみたらいかがでしょう?
きっと、いい旅になると思います。


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