こんにちは、ライフコーチのSayaです。
みなさん、新しいことを始めたいんだけど、怖くてなかなか挑戦できない、という経験はありますか?
または、失敗してから怖くなってしまったとか。
程度の差はあれど、誰しも、生きていればこのような怖さを味わったことがあるのではないかと思います。
映画の『SING/シング』は、「恐怖を乗り越える」ということがテーマになっています。
『SING/シング』は、日本では2017年に公開された、アメリカのミュージカルアニメ映画です。
2022年には、続編の『SING/シング:ネクストステージ』も公開されました。
私、この映画が大好きなんですよね。
元々音楽が好きでミュージカル映画も好きなんですが、この映画は、楽曲とシンプル・明快なメッセージから、力をもらえます。
そこで今回は、「恐怖」について、『SING/シング』と『SING/シング:ネクストステージ』から、学ばせていただこうと思います。
もしあなたがやりたいことに対して恐怖を感じているならば、『SING/シング』を見たら、勇気が出るかもしれませんよ。
恐怖を乗り越えるキャラクターたち
この映画の主人公は、コアラのバスター・ムーン。
劇場の支配人です。
第1作の『SING/シング』では、夢をかなえて劇場に支配人になるもヒット作がないバスター・ムーンが、経営難を打破するため、歌のオーディションを劇場で行うことを計画します。
第2作の『SING/シング:ネクストステージ』では、バスター・ムーンは自分の劇場だけではなく、エンターテイメントの聖地でショーを行うという夢を実現させるため、奮闘します。
両作とも、「恐怖を乗り越えて夢をかなえる」「夢をあきらめない」がテーマとなっています。
メインキャラクターのほぼ全員が、映画の中でそれぞれの恐怖を乗り越えていきますが、私の印象に残っているのは、次の3人(匹)です。
バスター・ムーン
主人公のバスター・ムーンは、無茶なこともガンガン攻めていくタイプ。
他のキャラクターを勇気づける存在です。
けれど、そんなバスター・ムーンも弱気になったり、恐怖にさいなまれることがあります。
1作目でも2作目でも、ピンチが訪れ、それを乗り越えていきます。
ミーナ
1作目のオーディションの応募者の中に、象のミーナがいます。
ものすごく歌が上手で、家族の前ではよく歌うミーナ。
吹き替え版の声はMISIAさんだよ。
でも、とても内気で、あがり症、怖くて人前では歌うことができません。
ミーナがどのようにして人前で歌うことの恐怖を克服するのか、1作目の見どころの1つとなっています。
ポーシャ
ポーシャは、2作目『SING/シング:ネクストステージ』のキャラクターです。
バスター・ムーン率いる面々は、エンターテイメントの聖地であるレッドショア・シティ(ラス・ベガスのようなところ)のクリスタル・タワー・シアターで舞台をすることになります。
そのクリスタル・タワーのオーナー社長のご令嬢が、狼のポーシャです。
ご令嬢ということもあって、少し世間知らずのワガママちゃん。
そんな彼女が舞台で披露する歌が、まさに恐怖をテーマとした曲。
正直、ストーリー上はポーシャが恐怖を乗り越える、というほどではないような気がしますが、歌詞と彼女のステージの演出がとても印象的でした。
恐怖に関するメッセージ
バスター・ムーン、ミーナ、ポーシャには、それぞれのストーリーがあります。
そこには、恐怖を乗り越えるために持っておきたい3つの視点が、わかりやすく描かれています。
- 恐怖はあって当然
- 恐怖はまぼろし
- 一人ではない
それぞれ見ていきましょう。
恐怖はあって当然
第1作で、なかなか人前で歌えないミーナに、ミーナがどうしたいのか、歌うことは好きなのか、とバスター・ムーンが確認するシーンがあります。
そして、歌うことが好きでステージで歌いたいけどやっぱり怖い、と答えるミーナに対して、「そりゃそうだろう」と返します。
また、バスター・ムーンは自分がピンチに陥ったときも、「(自分は)怖いに決まっている」と言い放ちます。
そう、どんなに自分が好きなことであっても、やりたいと思うことであっても、最初は誰でも怖いんです。
初めてのことではなくても、失敗してピンチになったら、怖くなるんです。
それは、当然のこと。
恐怖心が出ると、「それじゃあダメだ」とか、「情けない」「自分は弱い人間だ」と思う人がいますが、そんなことはありません。
怖いのは、あなただけではありません。
誰でも、その道を通っています。
バスター・ムーンは、怖がっている自分、怖がっているミーナのことを受け入れています。
もしあなたが恐怖にぶつかって、前に進めなくなったならば、バスター・ムーンを思い出してください。
怖がっている自分を、あるがままに受け入れてあげてください。
それは、あなたが弱いということではなくて、次のステップに進もうとしている証拠です。
恐怖はまぼろし
バスター・ムーンは、「怖い」というミーナに「そりゃそうだろう」と言い、怖さを乗り越える方法について、次のようにアドバイスします。
歌っちゃえばいいのさ!大好きなことを始めてしまえば、恐怖なんか吹っ飛ぶ!だって、もう歌っちゃってるんだから!
『SING/シング』(日本語吹き替え版)
また、第2作では、怖そうなものは実は大したことがなかった、というステージ演出の中、軽快なリズムに乗せて、ポーシャが「私は何も怖くない」と歌います。
吹き替えの声はBiSHのアイナ・ジ・エンドさん。元気でハスキーな声がとてもいい!
- 恐怖なんか吹っ飛んで、楽しめた
- 怖く思えたことも、ふたを開けてみれば大したことがなかった
このような経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?
始めるまでは、とてつもなく怖く思えるんですよね。
どうなるかなんて分からないのに、なぜか悪い方、悪い方へ考えてしまう。
特に、人前で何かやることとか、お金が関わることなどは、恐怖を抱きやすいですね。
でも、それは自分が想像していることに過ぎない。
現実ではない。
だから、もし大好きなこと、やってみたいことがあるならば、ポーシャのように「私は何も怖くない」と(頭の中で)歌いまくって、勇気を持って一歩前に進んでみてください。
そしてもし失敗してしまったならば、どうするかはそのとき考えればいいんです。
バスター・ムーンは、きっとそうやって生きてきたんだろうな、と映画を見ていて思います。
一人ではない
最後は、恐怖を乗り越えるのに、「一人ではない」ということ。
映画全体をとおして、劇場の仲間や友達、そして家族などとのつながりが、どのキャラクターについてもしっかりと描かれています。
怖いと思っているときは、視野が狭くなってしまい、一人ぼっち、どうしようもない、と感じてしまうかもしれません。
そう感じると、余計怖くなってしまいますね。
そういうときは、家族や友達、自分を応援してくれる人たちを思い出してください。
一人ではないということは、それだけで安心感を生み、大きな力になります。
私は、3月に公務員を退職してライフコーチとして独立しました。
退職時に、メッセージが書かれた色紙をいただきました。
また、それ以外にも、たくさんのメッセージをいただきました。
公務員から突然フリーランスになったので、分からないことだらけです。
いただいたメッセージは、そんな私の大きな心の支えとなっています。
これから先、怖くて仕方がなくなったときは、何度もその色紙やメッセージを見返そうと思っています。
まとめ
今回は、私の大好きな映画『SING/シング』をとおして、恐怖との向き合い方についてお伝えしました。
- 恐怖はあって当然。拒絶しないで、堂々と受け入れてあげましょう。
- でも実は、恐怖は想像の産物で、まぼろしなんです。
- あなたは一人ではありません。応援してくれる人がいることを思い出して。
『SING/シング』と『SING/シング:ネクストステージ』は、映像、音楽、ストーリー、キャラクター、全てとても素敵で魅力的です。
まだ見たことがないという方は、ぜひ、一度ご覧になってください。
特に、音楽が好きな方にはオススメです。
吹き替えの声優さんも豪華!第2作では私の大好きなB’zの稲葉さんも声優に初挑戦!
単純にエンターテイメントとしても楽しめますし、きっとストーリーと音楽から勇気をもらえるのではないかと思います。
登場するキャラクターは(今回ご紹介したキャラクター以外も)、それぞれの事情を抱えていて、みんな恐怖を乗り越えていきます。
お気に入りのキャラクターを見つけて、自分の応援団長にするのもいいかもしれませんね。
もし、夢をかなえたい、でもなかなか一歩先に進む勇気が出ないという方は、ぜひコーチングをお試しください。
一緒に、恐怖の原因、夢をかなえる方法を探しましょう。
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