
こんにちは、ライフコーチのSayaです。
みなさん、「お金がない」という状況、どう感じますか?
怖いですよね。
私も怖いです。
私は公務員からフリーランスのライフコーチになりました。
18年間公務員として勤めていたので、まあまあなお給料をいただいていました。
フリーランスはお客さんがいなければ収入0なので、その下がり幅は、結構な金額となります。
しかも、公務員は副業禁止なので、コーチングでどれくらい稼げるのか、ためす期間もありませんでした。
ぶっつけ本番です。
瞬間的に、「こわっ!よくやめられたな」と思われる方は多いんじゃないでしょうか。
数年前の私も、そう思ったでしょう。
お金の不安って、他の不安よりも強烈ですよね。
でもだからこそ冷静に対処しなきゃいけないし、冷静に対処すれば、意外と何とかなるものだったりするんです。
今回は、私がどうして仕事をやめられたのか、お金への向き合い方についてお伝えします。
怖いからこそ、冷静に「思考」をつかう
強烈な恐怖をあおってくる「お金」
お金って、何なんでしょうね。
多くの人が、お金のことになると、冷静さを失い、コントロールされちゃうんですよね。
たとえば、投資。
私は今は株式投資をしていて怖くはないんですが、若い頃は、何となく怪しいもののように感じていました。
最近はだいぶ投資人口は増えているけれど、日本では、「投資は危ないものだ」と思っている人はまだまだ多いと感じています。

毎日NHKのニュースで株価とか放送してるのにね
それだけ、「少しでもお金を失うのが怖い」人が多いということです。
失うのが怖いから、失った誰かの話だけが頭の中をひとり歩きして、「投資=怖い」になってしまうんですよね。
「仕事をやめたい」とか「転職したい」というときにも、お金の問題は真っ先に頭に浮かびます。
そして、「給料減るんだったら(なくなるんだったら)無理」あるいは「きびしい」と思ってしまい、その先へ進めなくなる人が多いのだと思います。
それは、とてももったいないことだと思います。
冷静に分析すると、安心できる
確かに、お金がないと食料は買えませんし、家の賃料も払えませんから、死活問題です。
けれど、貯蓄がある程度あれば、すぐには0にはなりません。
また、貯蓄がなくても、収入が支出を上回っていれば、何とかなります。
どのような生活がしたいのかは、人それぞれです。
自分が望む生活の質(支出)と、貯蓄と、想定される収入を冷静に考える必要があります。
「無理!」と思ってしまっても、あきらめるのは早いです。
「本当に無理なの?」と疑い、冷静に分析してみてください。
「感情」だけではなく、「思考」も上手に使いましょう。
そうすることで、「あれ、案外大丈夫じゃん」となるかもしれません。
また、すぐ大丈夫とはならなくても、
- いくら不足するのか
- 削れる固定費が見つかった
- 今までのこの贅沢はもういらないかも
など、何かしらできることや目標が見えてきます。
ぼんやりとした不安の中身を「見える化」し、できることや目標が分かっただけでも、安心できるものです。
この作業をする前に、退職・転職後の理想の姿を思い描いておくことをおすすめします。
そうすることで、よりスムーズに作業に取りかかれます。
このことについては、この記事に書きました。
退職前に考えたこと
ここからは、私が退職前にお金についてどのように考えたかを紹介します。
人それぞれ家族構成、資産状況、価値観などは異なりますので、参考程度にザッと読んでいただければいいかと思います。
貯蓄(現金&投資分)
退職したら自分のペースで自由に働きたい、という希望があったので、フリーランスで働こうと思っていました。
すぐにお客さまが見つからない想定で、収入は0となります。
そんな自分にとって、貯蓄額は大きなポイントでした。
私は、数年前から投資信託の積立や株式投資をしています。
とはいえ、現金も増やした方がいいと思い、退職を決めてからはそれまでよりも投資を控え、現金として温存しました。
貯蓄は、私の心の大きな支えとなりました。
退職金
計算方法を事前に調べ、いくらくらいになるか計算しました。
一部わからない数字があったので、大まかですが。

正確な金額がまだわからないから、ちょっとドキドキしてるんだよね・・・
(後日談:退職金は、ほぼ予想どおりでした)
退職金は現金として残しておいて、これを当面の生活費にあてようと考えました。
支出
自分の支出を明確化し、コーチング業・バイト代(後述)の収入抜きで、手持ちの現金(退職金含む)で何年もつのか、ざっくりと計算しました。
その結果、短くても3年はもちそうだということが分かりました。
全ての支出をコーチング業で払っていけるようにするのが、この先3年間の目標です。
住居費
私は夫との2人暮らしで、生活費を分担しています。
住居費のうち、私の担当は、住宅ローン・固定資産税・都市計画税です。
税金は年によってちょっと変動しますが、ほとんど変わらないので、計算は簡単です。
気をつけなければならないのは、我が家は新築で購入しているので、今は固定資産税が半額だということ。
5年後に倍になります。
その他固定費・個人的な支出
住居費以外の細々とした固定費や個人的な支出も考えました。
そんなに大きな金額にはなりません。
というのも、個人的な支出は、投資を始めてからだいぶ減りました。
洋服やアクセサリーなどは、ここ数年ほとんど新しいものを買っていません。
我慢しているのではなく、単純に欲しいと思わなくなったんですよね。
化粧品もブランドものではなく、薬局で買えるものです。
こういった日用品は、楽天のお買いものマラソンなどで購入し、ポイントを貯めています。
税金・社会保険料
やめたその年は、どうしても大きくのしかかってきますので、いくらになるのかしっかり計算しておく必要があります。
夫の扶養に入った場合についても考えました。
マンションの価値
先ほど自分の担当は住宅ローンと書きましたが、我が家は持ち家です。
まだ結構な金額の残債があります。
そんな状態でもやめられた大きな要因の一つは、マンションの価値です。
最近はマンション価格が高騰しているので、残債を大きく上回る金額で売買されています。
仮に今後マンション価格が下がったとしても、立地条件などから残債を下回ることはないと考えています。
いざとなったら売ればいい。
それは私の大きな安心材料です。
バイト・パート
まだ現段階では始めていませんが、バイト・パートはする予定です。
貯蓄があっても、ただただ減っていくのを見るのは、気分がいいものではありません。
バイトをすることで、少しでも自分を安心させられるし、人と関わることは、コーチングのためにもいい勉強になります。
最後は、えいや!
以上、私が「思考」を使って、お金の不安という「感情」とどのように向き合ってきたか、簡単に書かせていただきました。
「なんだ、貯蓄あるんじゃん。結構あるんでしょ、どうせ」
と思われましたか?
確かにありますが、残りの長い人生をまかなうにはほど遠い金額です。
問題は、貯蓄額ではないんです。
貯蓄がなくても、少なくても、やめられる人はやめられます。
できると思うか、思わないか。
そこがポイントです。
だから、理想を思い描き、前向きなマインドでいることも、とても重要なんです。
それができれば、お金についても、ただただ恐れるのではなく、冷静に考えることができます。
逆に前向きでいられなければ、どんなに貯蓄があってもやめられません。
自分の置かれた状況で、できることは必ずあります。

あきらめないで、考えてみよう!
安心材料を集め、できることや目標を明らかにしても、不安が0になることはありません。
私も、不安がないわけではありません。
だって、誰も成功を保証してくれませんから。
自分次第です。
だから最後の最後は、自分を信頼して、えいや!と決めるしかありません。
まとめ
今回は、私がどうして仕事をやめられたのか、やたらと恐怖をあおってくるお金への向き合い方をお伝えしました。
まとめると、次のとおりです。
- 冷静に分析して安心材料集め・自分ができることや目標の明確化
- お金に対する不安が軽減される
- 自分を信頼して、えいや!と決める
しつこいようですが、理想を思い描き、前向きな気持ちでいることも忘れずに。
それがないと、1をやってもなかなか2が得られないし、3が大きなハードルとなります。
もし行き詰まってしまったら、お気軽に、コーチングをお試しください。
コーチングで不安の原因を探り、前向きになれる方法を見つけましょう。
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