こんにちは、ライフコーチのSayaです。
今週から新年度が始まり、環境が大きく変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まだまだ緊張感がある時期ですね。
入学、入社、異動など。
環境が変わる時、ドキドキしますよね。
みなさんは、ワクワク感が大きいタイプですか？
それとも、不安の方が大きいタイプでしょうか？
今回は、不安や心配事はたいてい幻、撃退できるんだよ、というお話をします。
不安や心配事は、経験や思い込みから
不安や心配事が生まれる原因。
それは、
- 失敗したとか、嫌な思いをしたという経験があるから、また同じことになってしまうんじゃないか、と心配になる
- 単なる思い込み
に大別できるんじゃないかと思います。
それぞれ見ていきましょう。
経験から生じる不安には対策を
私の経験をご紹介します。
公務員として働いていた3年目、何度も窓口に来て、ご自分の意見を主張するお客さまがいました。
要求に応じられないことを伝えると怒り、窓口で声を荒げ、バンバンと机を叩く、そういう方でした。
3年目の自分には強烈なインパクトで、不安、怖れから、夢にまで出てくるようになりました。
別の部署の同期にも、「あのお客さん、すごいね」と言われたよ・・・。
他にも、自転車で坂道を下っていて、派手に転んで、その後下り坂でスピードを出すのが怖くなったという経験もあります。
このように、実際に自分が経験したことが元となって、不安に駆られること、ありますよね。
こういう経験に基づく不安に対しては、対策を立てることで、不安を和らげます。
先ほどのお客さまに対しては、一人ではなく、必ず係長と対応していました。
1人で対応しても2人で対応しても相手の態度は変わらなかったけれど、とても心強かった。
それだけで、全然違いました。
結局、その方は係長の一喝で来なくなりました。
また、自転車の下り坂では、今はブレーキをにぎり自分が許容できるスピードで走ります。
スピードを出さなければ怖くないし、転ぶこともありません。
経験ずみの場合、このように対策を立てますよね。
その結果、起こるんじゃないかと不安に思っていたことは、起こらなくなることが多いと思います。
つまり、不安は幻だったんです。
経験 → 不安 → 対策 → 不安に思ってたこと起こらず！まぼろし！
ただ、対策をどんなにとっても、不安が和らがないこともあります。
それについては、次にお話しします。
単なる思い込みで幻をつくっちゃう
思い込みも、不安感や心配事の大きな要因です。
何かを経験し、それに対して対策をどんなにとっても不安が和らがない。
これも、思い込みと同じです。
経験したことはないけれど、悪いことが起こるに違いない。
とれる対策は全てとったけれど、十分とは思えない、また同じことが起こるんじゃないか。
などと心配すること、ありますよね。
たとえば、私は公務員をやめ、フリーランスとして働き始めました。
フリーランスについて、
「むり」「稼げない」「苦労する」「公務員の方が給料がいい」
と思う人は多いんじゃないかと思います。
経験したこともないのに、不安になる。
なぜでしょう？
それは、思い込み、固定観念です。
小さい頃から、親やテレビなどといった周囲の環境から、多くのことを刷り込まれています。
でも、それって本当に起こるんでしょうか？
集客できず、諦める人もいるでしょうが、自分に起こるんでしょうか？
やってみなきゃ分からないですよね。
成功している人だって、たくさんいます。
その他の例だと、
- 投資に興味はあるけど、怖くてなかなか踏み出せない：投資でお金が減るという思い込み
- 練習を何回もしたけど、本番で失敗するのではという不安：緊張＝失敗という思い込み
などなど、挙げればキリがないですね。
いつの間にか思い込みが増えてる。子供は、「何でもできる」と思ってるのにね。
経験ずみのことであれば、自分で対策をとって、その対策が効くかどうか想像しやすいので、幻も消えやすい。
一方で、思い込みだと、対策をとったとしてもなかなかその幻は消えないんですよね。
むしろ、悪い想像がはじまると、未経験だからこそ想像に拍車がかかってしまい、悪循環になってしまうんです。
でも、ちょっと冷静になって考えてみてください。
これらの不安や心配事は、すべて自分が勝手に想像しているだけ。
幻なんですよね。
刷り込み → 思い込み → 想像 → 不安 ＝ まぼろし！
幻を消す方法
幻だって言われても、それをなかなか消せないのが人間というもの。
消し方は人それぞれですが、いくつかヒントをご紹介するので、試してみてください。
全てに共通することは、目の前のこと、今、自分にできることに集中するということです。
ちなみに、不安が幻ではなく、的中してしまうこともあります。
そのことについて書くと長くなるので、またの機会にします。
対策を立てる
すでに少し書きましたが、経験ずみのことからくる不安に対しては、対策を立てますよね。
また、未経験のことについても同様で、経験ずみの人から話を聞いたり、自分で調べたりして、対策を立てることは可能ですよね。
受験勉強、面接の練習、プレゼンに向けた準備などを想像していただけると、わかりやすのではないでしょうか。
対策を立てるときは、一人でもいいですが、人の力も借りましょう。
私は係長の力を借りました。
人の協力があれば、一人ではないという気持ちが、安心感を生み出します。
対策をたて、準備をして、本番にのぞみましょう。
気を散らす
対策をたて、それで安心できた（＝幻を消せた）なら、もうそれでOKです。
何回か経験ずみのことに対する不安であれば、それだけで安心できることも多いかもしれませんね。
でも、未経験だったり、経験が浅いと、対策を立てただけでは安心できないかもしれません。
そのときは、気を散らしましょう。
そんなこと⁉︎と思われるかもしれませんが、人間、同時に複数のことは考えられません。
何かに熱中しているときは、他のことは考えられません。
たとえば、
- 映画やマンガを見る
- 運動する
- 好きな音楽をきく
など、何でもいいです。
大好きなこと、楽しいことで、気を散らしましょう。
気分転換になり、「不安なんて気にならなくなっちゃった！」と思えれば、こっちのものです。
想像力をいかす
それでもなお幻が消えない場合。
ありますあります、悪循環にハマってしまうこと。
胃がいたくなるやつ・・・
そういうときは、想像力を活かしましょう。
もともと、不安は想像の産物です。
想像で作ってしまった不安という幻には、想像力で対抗しましょう。
幻を消す、という想像、イメージをしてみてください。
実際に動きをつけてもいいですよ。
その方が効果的です。
たとえば、
- IKKOさんの「まぼろし〜」をやって幻を撃退する
- ろうそくのように幻を吹き消す
- 両頬をパンっと叩き、幻から目を覚ます
もちろん、ここに書いてない方法でもいいです。
自分に一番しっくりくる方法を見つけ、やってみてください。
自分で消した！という感覚、大丈夫！という感覚を感じてください。
想像力や幻で自分を不安にすることができるのなら、同じくらい元気にすることもできるんですよ！
経験は財産
人生にはいろいろなことがあります。
不安に押しつぶされそうになること、緊張すること、あるでしょう。
でも、経験は、あなたの大きな力、財産となります。
ぜひ、対策を立て、気を散らし、最後は想像力を使い、不安という幻を撃退して、経験を積み重ねていってください。
不安や心配事を気にしたくない、でもなかなか幻を消せないという方は、ぜひコーチングを試してみてくださいね。
一緒に、幻を撃退する方法を探しましょう。
よろしければ、こちらもお読みください。
最後に ♪BLOWIN’
最後に、大好きなB’zの歌の歌詞を紹介します。
ボロボロにKOされる夢を見て
B’z BLOWIN’ 作詞：Kohshi Inaba 作曲：Tak Matsumoto
君にしがみついた
いつもシャドウボクシング 汗まみれ
蜘蛛の巣をふり払うように
負けるのは怖くない
ちょっと逃げ腰になる日が
来ることに怯えてるけど
不安は「シャドウ」、あるいは「蜘蛛の巣」です。
蜘蛛の巣は、顔にかかると妙に怖く感じてしまうけど、その実態はふわふわした柔らかい糸みたいなもの。
痛くもかゆくもない。
全然大したことないですよね。
この曲の発売は1992年5月。
30年以上たって初めて、歌詞をしっかりととらえられたような気がします。
幻なんかに気を取られて、逃げ腰になってしまったら、もったいないですね。
大きな勇気をもらったよ。
ご興味ある方は、最後まで歌詞を読んで、曲も聞いてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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