こんにちは、ライフコーチのSayaです。
私は3月31日に公務員を退職しました。
有給休暇を消化するため、2月中旬から通勤せずに自宅でフリーランスの準備を始めたため、今の生活になって4ヶ月近く経過したことになります。
そして、最近ふと感じたのが、お金への意識が変わったということです。
今までは、お金にとても執着していたということに気がつきました。
でもどんなにお金があったとしても、お金だけで心の豊かさは得られないんですよね。
それを実感しています。
お金は、大切です。
だけど、執着すればするほど、心の豊かさからは離れていってしまうような気がします。
心の豊かさが足りていないと、不安や不満を抱えやすかったり、収入は十分なのに満足できなかったりしてしまうかもしれません。
お金があっても幸せじゃない人
公務員時代、収入は十分ありました。
当時、毎日つまらないとか、嫌で仕方がないとか、そこまでの負の感情はありませんでした。
かといって、幸福感を感じることもそんなになくて、このままでいいんだろうか、という違和感がありました。
日常生活の中で幸福感を感じることなんてそうそうないでしょ、と思われるかもしれません。
でも、私は今の生活に、毎日幸福感を感じています。
だから、わかるんです。
公務員時代の自分と今の自分を比較すると、日常生活の中で感じる幸福感が段違いだと。
周りを見回してみると、お金はあっても、忙しい、見るからに疲れている、イライラしている、不満が多い、仕事をやめたがっている、などなど、幸福感を感じられていない人がけっこういます。
有名人で言えば、ハリウッド俳優のロビン・ウィリアムスは、アカデミー賞を受賞し、資産を築いて、家族もいて、はたから見たら幸せそのものだったのに、自殺してしまいました。
このように、お金があっても幸せではない人は、たくさんいるものです。
一番重要なのは、お金じゃない。
それなのに、多くの人はお金にとらわれ、お金に主導権をにぎられてしまっています。
いったん怖いと思ったら、意識はそちらに取られてしまう
人間は、危機的状況に敏感に反応してしまいます。
それは、自分を守るために仕方のないことです。
だから、恐怖や不安を感じると、そっちへそっちへ感情を持っていかれてしまいます。
自分の中に天使ちゃんと悪魔ちゃんがいて、天使ちゃんが「大丈夫だよ」と言っても、悪魔ちゃんの「危ない、やめとけ」という声の方が勝ちやすくできているんです。
収入が減ることを嫌だな、心配だな、と思ったら、それが頭から離れなくなります。
お金への怖れは思い込みと習慣から
それじゃあ、なんでお金がないこと、減ることをこんなにも怖いと思ってしまうんでしょうか。
これは、私の経験ですが、親など身近にいる人から形成された思い込みと、習慣が大きく影響していると思います。
思い込み
私の母親は心配性で、お金のことだけじゃなく、いろいろ心配してしまう人です。
お金に関しては、「これからの時代、共働きは当たり前」「投資しなさい」「これからは年金はそんなにもらえない」などと聞かされていました。
これは、とてもありがたいことで、感謝しています。
と同時に、知らず知らずのうちに、
「収入は多ければ多いほどいい」
「貯蓄は多ければ多いほどいい」
といった思い込みが形成されました。
心配してくれるのはありがたい
習慣
実際、若いときは、飲み会、旅行、ファッション、美容など、お金がかかることに興味があったので、給料が多いと嬉しかったんですよね。
30代に入って住宅購入を考え始めると、ローンを組むのに収入や貯蓄は多い方がよかったし。
そんな感じで、30代後半までは昇給して年収が上がっていくことが、けっこうな喜びでした。
お金をある程度つかう習慣があったから、「収入は多ければ多いほどいい」「貯蓄は多ければ多いほどいい」という思い込みが、さらに大きく育っていってしまったと思います。
だから、仕事をやめたいと思ったとき、真っ先に浮かんだのは収入が減ることへの不安でした。
そこで、貯蓄を増やすことを考えて、投資を始めたんです。
でも結局それは、心の豊かさにはつながっていませんでした。
そしてコーチングに出会ったことがきっかけでお金に対する考え方が変わり、収入や貯蓄のことにとらわれず、公務員をやめるという選択ができました。
それに、よくよく考えてみたら若いときのようにお金をつかう習慣はなくなっていたので、収入が下がることをそこまで怖れる必要はなかったんですよね。
お金の優先順位を下げる
どんなに収入が多くて貯蓄があって経済的に豊かでも、それだけでは心の豊かさは得られません。
逆に、心の豊かさを得るために必要な収入や貯蓄は、想像するよりも少ない可能性があります。
もちろん、どういうことに心の豊かさを感じるのかにもよるのですが。
私は、思ったよりも少ない、と感じています。
若いときはそれなりに物欲もありましたし、外食もしましたが、今はどちらもだいぶ減り、支出が少ない状態です。
収入が減ったとしても、自分のペースで、心と時間に余裕を持って暮らす方が、心の豊かさを感じられます。
旅行は今でも行きたいけどね
今は、お金のことを真っ先に考えるのではなく、自分の心、気持ちがどうなのかということを優先して考えるようにしています。
もちろんお金のことも考えますが、優先順位を下げたということです。
お金がたくさんあって、かつ幸せな人もいます。
そういう人の話を読んだり聞いたりすると、結果としてお金がついてきたんであって、優先順位1位は「心」や「気持ち」なんですよね。
まとめ
今回は、お金で心の豊かさは得られない、ということをお伝えしました。
お金が減ることに対して、私たちは思い込みなどから恐怖や不安を抱きやすく、いろいろな場面でお金のことを真っ先に考えてしまいます。
けれど、心の豊かさを得るのに重要なのは、お金ではなくて、自分の気持ちです。
- どういうことで心の豊かさ(喜び、癒し、愛情、感謝、安心感など)を感じられるのか。
その状況を想像して、幸福感を感じてみる。 - その豊かさを得るため、持続させるために必要な収入や貯蓄額は、いくらなのか。
お金ではなく、自分の気持ちを優先して考える。
お金については、そのあと、冷静に考える。
この順番を忘れないでください。
どうしてもお金に関する不安がぬぐえない場合は、ぜひ、コーチングをお試しください。
一緒に、お金に対する恐怖や不安を取り除く方法を探りましょう。
私が公務員をやめる前に考えたことについては、下記記事で紹介しています。
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