FIRE以外の道もあった!思い込みの形成から脱却まで

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

元公務員、現在はフリーランスのライフコーチとして活動しています。
公務員の仕事をやめたいと思った当初は、FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立、早期リタイア)しようと考えていました。

FIREとは、資産運用して投資の運用益で生活できる状態になり(FI)、定年前に仕事をやめること(RE)です。

仕事をやめたいと思った2019~2020年は、このFIREという言葉が流行っていました。
それで私もそれに乗っかって、FIREするんだと息巻いていたんです。
FIREするしか道はない!と思ってたんですよね。

が、結果、FIREではない選択をしました。

今回は、ネガティブな思いと興奮により「思い込み」がつくられ、ポジティブな思いと冷静さにより「思い込み」から脱却した経過をご紹介します。

「迷走の記録」ともいえる

選択肢を狭めてしまう「思い込み」から解放され、軽やかに進んでいきたいものです。

思い込み形成期

仕事がイヤ!

2019年は、仕事での不満が重なり、「仕事やめたい!」と初めて思った年です。
この時期から2022年までは、「仕事イヤだ」というネガティブな気持ちがずっとベースにありました。

イヤだイヤだと考えていると、とても視野がせまくなります。
イヤだということばかりに注目しているので、とりあえずそこから逃れる方法、目先のことしか考えられなくなるんですよね。

このことについては、下記記事でも書いていますので、ぜひお読みください。

これをきっかけに、「仕事は一切やりたくない」という思い込みができました。
また、その根底には、「公務員以外の仕事は自分にはできない」という思い込みもあったと思います。

株にハマる

2020年、株式投資を始めました。
前々からやろうとは思っていたのですが、面倒くさがって始めていませんでした。
仕事やめたいし、夫も親もやってるし、新年だし、という理由で年明け早々に行動に移しました。

FIREという言葉を知ったのは、投資を始め、いろいろと情報収集し始めた頃です。

仕事をしなくていいなんて、なんて素晴らしいんだろう!と浮き足だち、コロナ暴落後、株価がV字回復したこともあって、調子にのって個別株投資にハマっていきました。
ハマると言っても、銘柄分析が好きだったわけではなく、ただインフルエンサーを参考にして売り買いしていただけです(汗)。

2020年は、「仕事がイヤだ」に「FIREと株式投資への興奮」が加わりました。
その結果、「仕事は一切したくない!」という思い込みがさらに根深いものとなり、「FIREしかない!」という思い込みが新たに形成されました。

興奮していると、物事を冷静に判断できなくなります。

当時から、「FIREってどうなのよ」「仕事しないなんて、考えられない」というような意見もありました。

そういう意見に対しては、「それは仕事が楽しいから言えるんだよ」「仕事が楽しくない人の気持ちなんて、どうせ分からないんでしょ」と卑屈になっていました。
さらに、「株で資産形成してやめるからいいんだもん」とフワフワしていました。

「仕事を楽しむにはどうしたらいい?」とか、「自分は本当に仕事をしたくないのか?」という視点には立てなかったんです。

仕事への気持ちに真剣に向き合わないで、株に逃げてたんだね

思い込み変遷期

時間が経過すれば、誰しも熱が冷めてくるもの。
投資開始から1年以上が経過して落ち着いてきた2021年、4月に異動して時間に余裕が生まれたこともあり、少し冷静になりました。

FIREした後に何もしないのは、さすがに暇だろうと考え(あくまでもFIREすることが前提)、YouTubeやブログなどでの発信を始めました。
けれど、YouTubeもブログも長続きせず、挫折。

あらためて、自分の強みってなんだろう?と考え始めました。

そこで気がついたのは、YouTubeやブログは人と会わずにコツコツと作業していくものだけど、自分は、人と関わるのが嫌いじゃないということ。
比較的幅広い人と友好的にお付き合いできるタイプであるということでした。

ってことは、仕事がしたいのでは?

依然としてFIREすることしか考えていませんでしたが、冷静になり、少し自分と向き合えるようになってきたのが2021年でした。

思い込み脱却期

株価の下落

株式投資をしている方ならば記憶に新しいと思いますが、2022年は年始に高値をつけて、その後は下がっていきました。

そうそう都合よく株価は上がらない、そうそう簡単にFIREできない、という現実を突きつけられ、冷静になりました

当たり前なんだけどね。2年かかった

冷静になって、あらためてFIREについて考えました。
当時42歳。
資産が十分増えるまで待つのは、時間がもったいないと感じました。

昇任すれば、資産形成をスピードアップさせることができます。
けれど、私は昇任に全く魅力を感じておらず、どうしても昇任する気にはなれませんでした。

コーチングとの出会い

若干の行き止まり感を感じ始めた矢先、コーチングと出会いました。

最初は、日々の感情の変化から始まりました。
日常の小さな幸せ探しを始めたところ、ポジティブな気分でいる時間が増えたんですよね。

さすがに、「出勤するのが嬉しい!」とまではなりませんでしたよ。
人間の感情はそんなに急激に変化しません。
「イヤだ」と思っている時間が減り、「粛々と仕事すればよし」と思えた、という程度。

それでも、そのちょっとした気持ちの変化が、視野を広げてくれました
どのようなことを自分がしたいのか、どのように生きていきたいのかをしっかり見つめられるようになりました。

さらに、前だったら「そんなの無理だよ」と思っていたことも、「できる」と思えるようになりました

別にFI(経済的自立)を達成していなくてもいいじゃないか。
アラフォーから新しいことを始め、作り上げていくんでもいいじゃないか。
50歳になる頃には、結構いい感じに仕事できてるんじゃない?

などと考え、コーチング養成講座を受講し、退職することを決断しました。

これはあくまでも私が選んだ道であって、退職することを勧めているのではないので、誤解しないでくださいね。
多忙な管理職から降格することを自ら選び、会社員を続けながら執筆活動を始めた人の本も読んだことがあります。
そのように、会社員や公務員を続けながら、新たな道を選ぶこともできますよね。

まとめ

以上をまとめると、次のようになります。

ネガティブな気分・興奮状態

     ⇩

  • 視野が狭くなり、目先のことばかり考え、思い込みを形成しやすい
  • 誰かに何かを指摘されても、取り合わない
  • 都合のいいことしか目に入らない

     ⇩

本当はどうしたいのか、ということが見えなくなってしまう

ポジティブな気分・冷静な状態

     ⇩

  • 視野が広がる
  • いろいろな意見に耳を傾けられるようになる

     ⇩

  • 自分が本当にやりたいことや複数の選択肢が見えてくる
  • その中で自分ができることを納得して選べる

みなさんは、本当はどうしたいのか、見つめられていますか?
何か「こうじゃなきゃいけない」「これしかない」というような思い込みはありませんか?
苦しんでいませんか?

実は、誰にでも、どんなことにも、道はたくさんあるんです。
その中から、自分が心地いいと思う道を選べばいい。
途中で、別の道に行くのも自由。

イヤだという思いがあるときや、何かに興奮しているときは、視野がせまくなっています。
そういうときは、まずは自分を穏やかな気持ちに落ち着かせることに集中しましょう。

もし、イヤな気持ちがなくならない、道が全然見えないという方がいらっしゃいましたら、ぜひコーチングをお試しください。
一緒に道を探しましょう。

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