こんにちは、ライフコーチのSayaです。
元公務員で、今はフリーランスでコーチングをしています。
退職する前、仕事について悩んでいたときに私の気分を大きく変えてくれたのは、「小さな幸せ探し」でした。
このことがきっかけとなって、コーチングを本格的に学ぼうと思うようになりました。
小さな幸せ探しについては プロフィール でも触れていますが、ここでは、もう少し詳細にその効果などについてご紹介します。
小さな幸せを探し、味わい、感じる
みなさん、幸福感を日々どのくらい感じていますか?
仕事について悩んでいた当時の私は、つまらない、仕事行きたくない、面倒などと感じていました。
幸せといえば、旅行やライブのような非日常。
あとは有給休暇も嬉しかったですね。
ただ仕事している日は、あまり幸福感を見出せていませんでした。
そもそも、日常の中に幸福感を探そうという発想もありませんでした。
仕事をしている時間の方が旅行やライブの時間よりも多いのに
そんなとき、私のコーチングの先生であるシュッツ具子さんの動画配信を見て、「小さな幸せ探し」を試しにやってみることにしました。
いつもどおりに過ごしていても、幸福感を感じることはできません。
まずは、「意識」することから。
普段なんとなく歩いている道、なんとなく食べている食事、なんとなくこなしている仕事、なんとなく交わしている会話。
その中に、自分が少しでも良い気分になれるものがないか、探すように意識しました。
そして、良い気分になれるものが見つかったら、軽く流して終わりにするのではなく、その気分をじっくりと味わい、感じるようにしました。
脳みそに、身体に、しっかりと幸福感の痕跡を残すようなイメージです。
見過ごされている多くの幸せ
探してみると、日常の中に幸せを感じられることはけっこうあるものです。
私の場合、当時じっくりと味わい、感じていたのは
- 通勤中の景色や気候(空の色、紅葉、花、犬、猫、鳥、蝶々 など):きれい、かわいい、気持ちいい
- 人との関わり(誰かに感謝された、同僚との会話、車が道をゆずってくれた など):嬉しい、楽しい
- 食事:おいしい
こういう、本当になにげなく毎日やっていることの中に、幸せはたくさん潜んでいます。
最近だったら、お風呂も小さな幸せです。
寒い冬にお風呂に浸かると、なんとも言えない幸福を感じますよね。
「気持ちいい~」と、思わずつぶやいてしまいます。
本を持ち込んだり、好きな音楽を流すなどして、お風呂タイムを楽しんでいます。
もちろん、旅行やライブといった大きなイベントも、幸せなことに変わりはありません。
けれど、数ヶ月に一度あるいは数年に一度の大きな幸せは、毎日の小さな幸せの代わりにはなりません。
「小さな幸せ探し」後の変化
意識して小さな幸せを探し、見つかったときはじっくりと味わい感じるようにした結果、はっきりとした変化が現れました。
気持ちが楽に
それまで、つまらない、仕事行きたくない、面倒などと感じることが多かったのですが、それよりももっとニュートラルな気持ちになりました。
「今日もいつもどおり粛々と仕事をこなすだけ」という気持ちです。
「なんだ、もっと前向きになれるのかと思ったのに、その程度?」と思われるかもしれません。
でも、これだけでも、かなり大きな変化だと私は感じました。
「つまらない」とか「行きたくない」といったネガティブな気持ちじゃないだけでも、だいぶ楽なんです。
突然ですが、私はPikmin Bloomというゲームを当時からやっています。
そのゲームで、「今日はどんな一日でしたか?」と一日の終わりに聞かれるんですね。
泣き顔、真顔、笑顔の中から選ぶ仕様になっています。
「小さな幸せ探し」をする前の私は、真顔を選ぶことが圧倒的に多く、何か特別いいことがあったときだけ、笑顔を選んでいました。
それが、「小さな幸せ探し」をしてからは、毎日笑顔を選ぶようになったんです。
無理して笑顔を選んでいたのではなく、自然と笑顔を選びたいと思うようになったんです。
このことには自分でもけっこう驚きました。
退職の決断
ネガティブじゃないだけでも、だいぶ楽、と先ほど書きましたが、楽なだけではありません。
確かに、公務員の仕事にはそこまでやる気満々にはなりませんでした。
けれどその後、コーチングを学び退職して、フリーランスでコーチ業をしようと決心できました。
気持ちがネガティブな状態にあるとき、視野はとても狭くなっているもので、良いアイディアなどは思いつきません。
やる気も出ません。
それがニュートラルになると視野が広がり、やる気も少し出てきます。
アイディアが浮かび、「まあ、これくらいならできるかな」と思えるようになります。
ポジティブになると、さらに良い状態になります。
ちょっと難しいことにもチャレンジしようという気持ちになります。
おそらく私は、少しネガティブだった気持ちが「小さな幸せ探し」によってニュートラルになり、その他の要因も手伝って、あっという間にポジティブになって退職を決断できたのでしょう。
決断できた要因は「小さな幸せ探し」だけではありません。
けれど、「小さな幸せ探し」が発端でした。
「小さな幸せ探し」によって気持ちが変化するスピードは、人それぞれ異なります。
心の状態がどこにあるかにもよりますし。
でも間違いなく小さな幸せは誰の生活にもたくさんあって、「小さな幸せ探し」をすることによって、日々の気持ちは上がっていきます。
ぜひ、ためしてみてくださいね。
まとめ
今回は、「小さな幸せ探し」の方法と効果について、私の経験を振り返りながらお伝えしました。
小さな幸せを意識して探して、じっくり味わい感じる。
気持ちがネガティブに傾いている人は、ぜひ、試しにやってみることを今ここで決めてください。
きっと変化を感じられますよ。
また、続けていけば、意識しなくても幸福感を感じやすくなります。
それって、最高じゃないですか?
サポートが必要な方は、ぜひお気軽にコーチングをお試しくださいね。
おまけ
お風呂も小さな幸せ、ということを先ほど書きました。
このことをテーマにした映画が、「湯道」です。
実は、最近この映画を見たから、この記事を書こうと思いました。
2023年に公開された、コメディータッチの、でもちょっと泣ける、ほっこりとした映画です。
主演は生田斗真さん。
そのほか濱田岳さん、橋本環奈さん、小日向文世さん、柄本明さんなどが出演しています。
映画の舞台は、まるきん温泉という、番台がある古き良き銭湯。
身も心も温かくなる、そんな銭湯として描かれています。
見ると、とにかくお風呂に入りたくなります(笑)。
企画と脚本を担当した小山薫堂さんは、次のようにおっしゃっています。
この作品を観たことをきっかけに、お風呂に入るときは3回に1回でもいいので、映画の中の誰かが言っていた言葉を思い出して、身近な幸せに気づいて欲しいなと思います。
「湯道」公式ウェブサイトから引用
ご興味あれば、ぜひご覧ください。
幸せな気持ちになれるよ
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