こんにちは、ライフコーチのSayaです。
以前、下記記事で自分が節約思考が強く、お金を使う意識も大事、ということについて書きました。
私のように、なかなか貯蓄を崩して使えない人はけっこう多いのではないかと思います。
そこで今回は、お金を貯めるだけではなく、バランスよく使うために、「お金の役割を決める」ことについてお伝えします。
貯金や株式などの資産が使いにくい理由
貯金や株式、投資信託などのお金は、往々にして使いにくいものです。
いざ使おうと思っても、「せっかくここまで貯金したのに/資産が増えたのに」と感じることがよくあります。
せっかく貯めたんだから/増えたんだから、使えばいいのに、使えない。
では、一体何のための貯蓄なんでしょう?
これがポイントです。
貯蓄をなかなか崩して使えない人にとって、貯蓄は何のためにあるのかというと、「安心」のためにあります。
貯蓄は、「使用」するためのお金ではなく、「安心」するためのお金。だからなかなか使えない。
当たり前ですが、使うと貯蓄額は減ります。数字なので、減っているのがとてもわかりやすい。
そして貯蓄が減るのとセットで、安心感が減るような気がしてしまうんです。
そこに心地悪さを感じます。
とりあえず、わかる範囲で「決める」
とはいえ、貯蓄をなかなか崩して使えない人でも、思い切ってお金を使った経験も少しくらいはあるのではないでしょうか?
たとえば、「今回のボーナスは、〇〇に使うんだ」と「決めて」いたときなどは、すんなり使えたのではないでしょうか。
あるいは、結婚したとき。
結婚式、引っ越し、新婚旅行など、何かとお金が必要なタイミングです。
おめでたいことだし、一生に一回のことです(少なくともそのときそう思っているはず)。
ちょっと奮発してもいいと思って、貯蓄を崩す人も多いのではないかと思います。
これも、意識しているかしていないかに関わらず、「結婚するときは思い切り使おう」とあらかじめ「決めて」いるから、躊躇することなく貯蓄を崩すことができます。
この、「決める」という行為が、とても大事です。
使うことだけでなく、貯めることについても同様です。
貯蓄をする目的が「安心」のためだと、なかなか使えなくなる、と先ほど書きました。
貯めても貯めても不安だし、使うと安心が減ってしまう・・・
このような状況にならないためにできることは、貯蓄がいくらあったら安心なのか、「安心するための金額」をしっかり考えて決めることではないでしょうか。
そんな未来のことなんてわからない、将来のためにいくら貯めたらいいのかわからない、というのも、よくわかります。
わからないからこそ、貯蓄は多ければ多いほど安心(=貯めても貯めても不安)と感じ、どんどん貯め続けてしまうんですよね。
でもひとまず、現時点でいいから貯蓄がいくらあったら安心なのかを、自分の生活と照らし合わせながら、わかる範囲で将来のことも加味して、計算して出すことが必要です。
知識が必要になりますので、不安ならばファイナンシャル・プランナーなど、プロに相談するのもいいでしょう。
- 〇〇銀行に入っているお金は貯蓄用で、安心のためのお金・⭐︎⭐︎円になるまでは貯蓄を続ける・⭐︎⭐︎円を越えた分は、ご褒美用に回す
- △△銀行に入っているお金は生活費
- ◻︎◻︎銀行に入っているお金は自分へのご褒美用(趣味、旅行など)
上記のように自分のお金すべてに役割を決めることができたら、「なかなか使えない」ということもなくなるのではないかと思います。
口座を細かく分ける必要はないけど、分かれてるとわかりやすい
具体的であればあるほど使いやすいので、ご褒美用のお金は何に使いたいかをはっきりさせておくと、より良いですね。
そして、一度決めたら終わりではなく、子どもが生まれるなど、生活に変化が生まれたときに必要な貯蓄額を見直す。
生活に変化がなくても、物価上昇や税制などの社会情勢も変わったりするので、定期的に見直す。
機を見て見直すことも、重要です。
注目ポイントを変えて、お金が減る心地悪さに対処
ご褒美用と決めたお金とはいっても、やっぱり使って減ることが気になってしまうのならば、減った額に意識を向けるのではなく、お金を使うことによって得たものに注目してみていはいかがでしょう。
あるいは、使った後も貯蓄額がそれなりに残っているならば、残っている額に注目するのもありです。
たとえば、この夏に、夫がマンションを購入したときのこと。
住宅ローンを組んだのですが、マンションを購入すると諸経費などの支払いもあるので、お金をそれなりに使いました。
夫は、「なんかお金(貯蓄)がすごく減っちゃった」とある日、しょんぼりしていました。
まだ新しいマンションでの新しい暮らしが始まっていないというのもあって、減った額だけが気になってしまったのでしょう。
確かに、不動産購入時はお金を先に支払って、引っ越しはちょっと後になるというタイムラグがあります。
それでも、新しいマンション、新しい環境での暮らしは、想像するとワクワクするものです。
私が今住んでいるマンションを購入したとき(今住んでいるマンションは私が、新しく引っ越すマンションは夫が購入)も、貯金額がガックーンと減りましたが、気にしませんでした。
それは、新しい暮らしへの期待があったからです。
日頃は節約思考が強いけど、使うときはガッツリ使う
新しいマンションの購入でしょんぼりしていた夫には、私が引っ越し先での新生活を楽しみにしていることを伝えました。
お金を払って得られるものに注目した、ということです。
また、お金を使った用途と金額を具体的に確認しながら、
「いろいろ支払ったんだから、減るのは当たり前。むしろ、これだけ使ったのにこんなに貯蓄が残ってるってすごくない?」
と伝えました。
減った額ではなく、残った貯蓄額に注目した、ということです。
そうしたら、夫も気持ちがだいぶ楽になったようでした。
まとめ
今回は、お金の役割を決めることについてお伝えしました。
明確な目標がなく、なんとなくダラダラと貯蓄していると、貯蓄が増えるのはいいのですが、使うのが難しくなります。
いくらあったら安心なのかがはっきりとわからず、貯蓄を崩すと不安になるからです。
いくら貯蓄したら安心なのかを明確にする&その貯蓄目標額を定期的に見直すことで、安心して貯金を使うことができるのではないでしょうか。
私の場合、普段は節約思考が強く、使うときはガッツリと使う傾向にあります。
ただ、最近は使う頻度が低いと感じているので、「貯蓄して安心を得るためのお金」と「使うためのお金」をしっかりと決めようと思います。
もちろん、無理にお金を使う必要はありませんが、心惹かれることに躊躇なくお金を使えるようにしたいですね。
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