こんにちは、ライフコーチのSayaです。
「分かっちゃいるけど、できない」
「分かっちゃいるけど、やめられない」
ってこと、ありますよね。
いわゆる、葛藤している状態です。
葛藤って、けっこう厄介ですよね。
葛藤しているときは悶々と考えちゃうし、
葛藤して最終的にできなかったときには、「自分はダメだ~」と思っちゃったりするし。
今回は、この葛藤について、なるほど!と腑に落ちたことがあるので、ご紹介します。
また、「分かっちゃいるけど、できない!」をなくして、理想的な選択をするために必要なことをお伝えします。
「分かっちゃいるけど・・・」の正体
運動して体力をつけた方がいい。分かっちゃいるけど、運動を始められない。
揚げ物をひかえた方がいい。分かっちゃいるけど、つい食べちゃう。
ポジティブに考えた方がいい。分かっちゃいるけど、どうしてもネガティブに考えてしまう。
などなど、いろいろありますよね、「分かっちゃいるけど・・・」ってこと。
この「分かっちゃいるけど・・・」は、言い換えると、「頭では分かっている」ということですよね。
つまり、頭で考えた、「思考」のことです。
たとえば、運動を始めることの利点と欠点、そして運動しないことの利点と欠点をリストにしたとします。
【運動することの利点】
- 体力がついて、疲れにくくなる
- 筋肉がついて引き締まって、かっこいい体つきになる
- 身も心も軽やかになる
【運動しないことの利点】
- 楽
【運動することの欠点】
- おっくう
- 面倒
【運動しないことの欠点】
- 体力が衰えていく
- 締まりのない体になっていく
- 病気になるかもしれない
運動することの利点、運動しないことの欠点は、頭で考えたこと、思考です。
「身も心も軽くなる」というのは、からだの感覚や感情に関することですが、実際に感じているわけではなく、頭で「そうなるだろう」と考えているだけならば、やはり思考です。
「分かっちゃいるけど・・・」は、この思考している内容、理屈が理解できている、ということです。
一方で、運動しないことの利点(楽であること)と運動することの欠点(おっくう、面倒)は、実際に心や体で感じること、感情や感覚です。
「分かっちゃいるけど・・・」と葛藤しているときというのは、
思考(理屈) vs 感情
が起きています。
そして、感情(快感や苦痛など)は、とにかく強いんです。
運動した方がいいという理屈をどんなにたくさん並べても、「運動しない方が楽」「運動を始めるのはおっくう、面倒」が、かなり響いてくるんです。
そして、目先の快感を得るために、あるいは、目先の苦痛を避けるために、運動を始められない(運動を始めないことを自ら選択している)、ということになるんです。
将来的には大変なことになるかもしれない、とは思ってはいても、大変なことになった状況を心では感じられない、実感できないんですよね。
「分かっちゃいるけど・・・」と葛藤するのは仕方がない
私は、このことを「アンソニー・ロビンズの運命を動かす」という本から学びました。
そして、とってもスッキリしたんですよね。
「分かっちゃいるけど・・・」という葛藤における「思考(理屈) vs 感情」の構図と、感情がやたら強い、ということ。
このことを知り、さらに自分のこれまでの経験も重ね合わせて、自分の中で起きていることが見えてスッキリしたと同時に、いい意味で「仕方ないことなんだ」と思えました。
葛藤してなかなか答えが出ないのも、理想的な選択を簡単にできないのも、仕方のないこと。
自分を責める必要はない、もはや人間の性なんだから。
このように自分を受け入れられたんです。
また、葛藤したとき、利点・欠点のリストをどんなに見返しても意味がないんだな、とも思いました。
リストは、選択の決め手にはならないんですよね。
とはいえ、理想的な選択をしないままでは、望ましくない状態におちいってしまうリスクがあります。
目先の快楽を求めて、あるいは目先の苦痛を避けて、長期的に見て理想的な選択ができない、というのは確かに人間の性かもしれない。
でも、目先の快楽や苦痛をものともせず、理想的な選択をしている人がいるのも事実。
そういう人たちは、どのように理想的な選択をしているのでしょうか。
理想的な選択をするために必要なもの
詳しくは「アンソニー・ロビンズの運命を動かす」に書いてあるので、興味がある人は読んでみてください。
この記事では、「アンソニー・ロビンズの運命を動かす」に書いてあることや、それ以外で私が必要だと思っていることについて、お伝えします。
何としてでもやってやる!という強い意志
まず一つ目は、自分の意志です。
前述した例でいくと、
何としてでも運動をして、体力をつける!
体力をつけて、行きたいところに旅行しまくってやる!
という具合です。
「何としてでもやってやるんだ!」という強い意志(あるいは決断)がないと、始まりません。
できるかできないか、それはこの段階では関係ありません。
ひとまず、意志をもつこと、決断することが重要です。
想像力
二つ目は、想像力です。
自分がなりたい姿を、ありありと想像すること。
これはかなり強力です。
ありありと想像するとは、理想の自分になったときに見える景色、聞こえる音、体の感覚、感情などを理想の自分になりきって、超リアルに感じることです。
満足感、喜び、爽快感、自信など、快い感情をどこまでリアルに感じられるかがポイントです。
慣れない人は、なかなかリアルに想像できません。
その場合は、想像の中で、理想の誰か(映画の登場人物でも、知り合いでも、誰でも可)の中に入り込んで、その人になり切ってみてもいいかもしれませんね。
慣れるまでは、毎日決まった時間に意識的に想像することで、少しずつリアルに想像できるようになってきます。
支えてくれる人
最後は、支えてくれる人です。
目先の快感や苦痛にまどわされず、長期的に見て理想的な選択をすること、そして理想を叶えていく道のりは、大変な道のりです。
そのため、家族、友人、専門家、メンターなど、精神的にも知識の面でも支えてくれる人が必要です。
たとえばダイエットや運動、禁煙、禁酒などは、一人だと続かなくても、仲間、頼りになるインストラクターや医者、応援してくれる家族などがいると、続きやすいですよね。
何か大きなことを成し遂げる人は一人ではなく、さまざな人のサポートの元、成し遂げています。
まとめ
今回は、葛藤しているときに起きていること、そして理想的な選択をするために必要なことについてお伝えしました。
誰だって葛藤します。
分かっていながら、(長期的に見て)良くない選択をしてしまうことがあります。
でもそれは、仕方のないこと。自分を責める必要はありません。
まずは自分を受け入れることから始めてみましょう。
自分を受け入れることができたら、自分を応援して、今度こそ理想的な選択をしてみよう!と挑戦する気持ちになるのではないでしょうか。
目先の快感や苦痛に屈せず、理想的な選択をすることが一度でもできたら、次はもう少し楽に理想的な選択ができるようになります。
繰り返すうちに、選択が楽になっていきます。
そのようにして、少しずつスピードアップしながら理想に近づいていけるのは、最高ですよね。
その過程でサポートが必要でしたら、ぜひコーチングをご利用ください。
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