こんにちは、ライフコーチのSayaです。
家族やパートナーなど、身近な人とのコミュニケーションって、簡単なようで意外と難しいですよね。
なんでも気兼ねなく言えるのが楽という一面もあるけれど、だからと言ってズバズバ言いたいことを言えばいいかというと、そうではない。
相手を傷つけたり、追い詰めたりすることがある。
他人にはできるコミュニケーションも、家族やパートナーにはできなかったりする。
最近、夫とちょっとしたケンカをしました。
そしてその直後に、ドラマで突き刺さるセリフがありました。
「決めさせようとしないで」というそのセリフは、とっても端的です。
でも、本質をついています。
「ああそうか、私は夫に決めさせようとしていたんだ」と妙にしっくりきました。
考えるペース、決断のペースは人それぞれちがうのにね。
注目の脚本家が書いたセリフがグサッときた!
そのドラマは、現在フジテレビで毎週月曜夜9時(月9)に放送されている「海のはじまり」です。
脚本は、生方美久さん。
ドラマ「silent」と「いちばん好きな花」で一躍有名になった脚本家さんです。
私は「silent」も「いちばん好きな花」も見ておらず、話題の脚本家の作品はどんなものだろう、という興味でこのドラマを見始めました。
おっとりとして優しい雰囲気の主人公、月岡夏(目黒蓮さん)と、しっかり者という印象の年上の恋人、百瀬弥生(有村架純さん)。
その二人の会話の中で出てきたのが、「決めさせようとしないで」というセリフです。
夏と大学時代の恋人(亡くなっている)との間に子どもがいることが分かり、その子どもをどうするのか、夏と弥生が話しているシーンでした。
親権や戸籍のことを気にして、「ちゃんとしないと」と強い調子で話す弥生。
会話は、次のように続きます。
夏:待って。決めさせようとしないで。
弥生:・・・え?
夏:弥生さん何も強要はしないけど、それは助かるんだけど、決めてないってことをすごい責めるよね。
弥生:・・・・・(中略)
夏:面倒くさくて、先延ばしにしてるわけじゃないよ。
「海のはじまり」第4話より
「決めさせようとしないで」「決めてないってことをすごい責める」というセリフを聞いた瞬間、グッサリと刺さって、私は凍りましたよ。
弥生が言葉を失ってしまったのも、とてもよく分かります。
相手には相手の、思考・決断のペースがある
我が家もこの二人と似たような感じで、夫はおっとり優しい感じ、私はチャキチャキしてる姉さん女房なんです。
私は何か気になることがあると、それに集中して対応して、さっさと決着をつけたいタイプ。
必要な情報を仕入れて、必要に応じて相談して、行動して、検討して、考えて、答えを出す。
モヤモヤしている時間が嫌で、とにかく一日も早くスッキリしたいのです(笑)。
けれど、夫はそうではないんですよね。
私からみると、夫はだいぶスローで、夫がどうしたいのか、何を考えているのかがよくわからないときもあります。
だから質問をするわけですが、その質問によって夫は責められていると感じ、ときにケンカになってしまいます。
今回もまさにそのパターンで、私としては責めているつもりはなく、ただ分からないことを質問しているだけのつもりでした。
が、夫は責められていると感じたようです。
語調が強かったのは、認める
軽くケンカして、その直後にドラマで聞いた「決めさせようとしないで」「決めてないってことをすごい責める」というセリフ。
すごいタイミングでした。
ぐうの音も出ない、とはまさにこのこと。なかなかの衝撃。
夫には、夫のペースがあります。
夫一人の問題ならば夫のペースでも全然気になりません。
けれど、夫婦二人に関わることとなると、夫は夫のペースで考えるし、私は私のペースで考えます。
そこにズレが生じます。
大きな案件になればなるほど、夫はスローになり、私は早く答えを出したくなってズレが広がる。
でも、夫は考えていないわけではないんですよね。
ドラマでも、「面倒くさくて、先延ばしにしてるわけじゃないよ。」と夏は言っています。
相手を信頼する
じゃあ、どうする?と考えたところ、結局は夫を信頼するしかないんですよね。
私は私のペースで考える。
そして考えたことを、夫に伝える。
自分にできるのはそこまでで、あとは夫を信頼して待つしかありません。
夫が夫なりの納得できる答えを出すまで、待つ。
もし期限があるならば、期限までには答えを出すと信じる。
その間、お互い何か相談があったら、一緒に考える。
何か新しい情報があったら、共有する。
そうやって細かいコミュニケーションはとりつつも、私は夫に決めさせようとせず、夫を急かさないようにする。
ドラマを見て、セリフがグサッと刺さって、つまり、夫に決めさせようとしている自分に気がついて、そんな結論に達しました。
そもそも夫のことは信頼しているので、「信頼して待てばいい」と決めると、気が楽ということにも気がつきました。
決めさせようとしたり急かしたりすると、自分にも負荷がかかるんですね。
家族やパートナーに限らず、同僚や部下、友人など、「ペースがちがう」のはよくあることだと思います。
行動や思考が早い人がゆっくりな人とと過ごしていると、イライラしてしまうことも多いかもしれません。
どうしたいの?
ちゃんと考えてるの?
分からないなら誰かに相談するなりなんなり、動きなよ!
などと考え、相手を急かしたくなります。
が、急かしてもいいことは何もなく、決めさせようとしても、相手は決められません。
仮に決めたとしても、納得できていない可能性があります。
相手を信頼して、のんびり構えてるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。
まとめ
今回は、ドラマのセリフが突き刺さったことで考えた、人とのペースのちがいについてお伝えしました。
私の場合、夫とペースがちがうことは前々から知っていたことです。
ペースがちがえど、それで信頼が揺らぐことはありません。
あらためて、そのことを確認できました。
身近な相手だと、ついつい言いたいように言ってしまうものですが、親しき仲にも礼儀あり。
相手を尊重し、信頼する。
これをしっかり心に留めておきたいですね。
ご家族やパートナーとのコミュニケーションでサポートが必要な場合は、ぜひコーチングをお試しください。
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