幸せは、待ってても訪れない 思考と行動の積み重ね

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

みなさん、「三大幸福論」ってご存知ですか?

日本三大夜景とか、三大花火大会とかありますが、幸福論にもあるんです。

それが、アランラッセルヒルティの幸福論です。

「ポジティブ哲学!三大幸福論で幸せになる」という本では、三大幸福論について、哲学者の小川仁志さんがわかりやすく解説してくれています。

「ポジティブ哲学!三大幸福論で幸せになる」(Amazon)

この3つの幸福論にはそれぞれ特徴があるのですが、いずれにも共通しているのは、「幸せは、思考、行動して得るもの」ということです。

ただ待っていても幸せにはなれない。
努力し、自ら能動的に考え、動いて、初めて手に入るものなんです。

今回は、「ポジティブ哲学!三大幸福論で幸せになる」から、幸せになるために必要な「思考」と「行動」についてお伝えします。

また、「思考」と「行動」の必要性とコーチングの関係についても最後に触れさせていただきます。

「人の中にしみ込んだ幸福」 アラン

アランの幸福論では、自分の力で得た幸福を「人の中にしみ込んだ幸福」と呼んでいます。
それに対して、宝くじが当たったというような幸運は、自分の力とは無関係です。

当然アランは前者の幸福に価値を置いています。

お金に関して私が思い出すのは、歌手のGACKTさんです。

実業家でもあるGACKTさんは、「芸能人格付けチェック」という番組のインタビューの中で、「無一文になっても大丈夫。稼ぎ方を知っているから。」というようなことをおっしゃっていました。

かっこいいな!


と思い、とても印象に残っています。

アランも、お金の儲け方を知っている人は、お金をすべて失っても金持ちだと言っています。

宝くじが当たった場合は再現性はありませんが、努力し、培った能力で得たお金は、再現性があります。

分かりやすくお金を例に出しましたが、お金を稼ぎたいかどうかは人それぞれなので、稼ぐか稼がないかは問題ではありません。

大事なのは、いかに自分が考え、行動するかということです。
真の幸福とは、そのようにして手に入れた幸福です。

アランはさらに、「幸福は義務だ」とも言っています。
幸福は伝染するので、周りの人の人生を浄化するのに等しい、と。

確かに、努力して幸せになった人を見ると応援したくなるし、自分も頑張ろう、という気持ちになりますよね。
そして自分が頑張って幸せになれば、それがまた誰かの勇気となる。
そうすると、さらに幸福度は増しますね。

不幸についても思考する

心配事や悩み、悲しみといった不幸があるのもまた人生です。
生きていれば、どうしても避けられません。

そして不幸を乗り切るのにも、思考が必要です。

心配事の解消方法 ラッセル

ラッセルは、心配事が不幸の原因だと言います。
そしてそれを解消するには、表面的にではなく、「無意識レベルで」納得しなければならないと。

何か心配事があるとき、誰かにアドバイスをもらって納得したと思っても、モヤモヤが残ったり、夢に出てきてしまう、というようなことがあります。
それは、無意識レベルで納得できていないからです。

ラッセルは、心配事の解消法を、次のように説きます。

  1. 徹底的に、可能な限りの集中力でもって考える 
  2. 意識的に考えるのをやめ、無意識で考え続ける

なんだか、難しそうですよね。

でも、心配事について考えに考えたけれど答えが出ずにあきらめて、あるとき突然、解決策がふっと見つかることってありますよね。
それは偶然ふってきた解決策なのではなく、考えに考えたおかげで、それが無意識に残って、その結果得られた解決策なのかもしれません。

大切なのは、心配事を解消するのにも、「思考」は必要だということです。

不幸を乗り越え、幸福になる ヒルティ

ヒルティもまた、ラッセルと同じようなことを言っています。

不幸にぶち当たったとき、目を背けてはいけない。
その不幸がなぜ起こったのか、熟慮し、その意味を考えよ
そして不動の信念をもって乗り越えよ。

その先には、不幸を経験しなければ味わえない幸福がある、と。

辛いこと、悲しいことがあったとき、人はどうしてもそのことを考えないようにしてしまうものです。
でも、正面から向き合わないと、ずっと引きずってしまいます。

向き合うのは、大変な作業です。
辛さや悲しみを、再体験することになるかもしれません。

けれど、その先の幸福を得るためには、考えることは避けられないんですね。

幸福と仕事の関係 ヒルティ/ラッセル

ヒルティは、幸福に関して仕事を重視し、仕事こそが幸福をもたらすと考えます。
そして、仕事の喜びは、よく考え、経験することで生まれる、とします。

やはり仕事に関しても、考えることと、行動することで幸福感は得られるんですね。

ヒルティいわく、仕事で重要なのは、「創造と成功」。

創造とは、商品(ものやサービスなど)を生み出し、それが必要な人に届くような仕組みを考えること。
成功とは、お客さんが商品を受け取って喜ぶ、商品を提供する側も喜ぶ、といったところでしょうか。

創造と成功のために、しっかり考え、行動すれば、幸福は得られるということですね。

ラッセルも、仕事は幸福になるために必要だと言います。

仕事を楽しむための秘訣は、

  • 技術やスキルを高めようとすること
  • ものをつくりあげる喜びを感じること

自分の仕事に必要なのは、どんな技術やスキルでしょうか。
自分の仕事では、どんな製品やサービスを作り、それがどのように利用され、人の役に立つのでしょうか。

ヒルティとは少し視点が違いますが、それでも、考え、行動することで仕事を楽しみ、幸福感を得る、という点は同じですね。

コーチングとの関係

幸せは、思考、行動して得るもの。
これは三大幸福論の共通点でした。

このことは、コーチングを行う上でもとても重要です。

幸せが訪れるのを待っているとか、誰かに幸せにしてもらおう、導いてもらおう、という受け身の姿勢では、残念ながらコーチングで成果を出すことができません

コーチングでは、アドバイスは原則としてしません。
それは、何かを解決したり、自分の望む方向へ進む、幸せになるための方法は、人それぞれ異なるからです。
人によって考え方や感じ方がちがうので、当然のことなんですね。

したがって、コーチングでは、クライアントさんが自分で自分なりの解決策やアプローチ法などを見つけ出していきます。

コーチは、
クライアントさんが答えを見つけられるよう質問をしたり、
クライアントさんが目指す方向へ行くために役立つようなワークを提案するなどして、
クライアントさんのサポートをします。

コーチングでは、コーチのサポートのもと、クライアントさんが考え、自分の感情と向き合い、行動することが求められます。

ラッセルがいうように「無意識レベルで」納得するためには、クライアントさんの主体性が欠かせません

ちょっと厳しいように聞こえるかもしれませんが、それが、真の幸福を得るための一番の近道なんです。

ただ、誤解しないでください。
「自分がどうしたいのかはっきりわからない」「頭が整理できていない」という状態でも、自分で見つけるんだ!という意思があれば、コーチングで見つけられます

そういう場合は、ためらわずに、ぜひコーチングをお試しください。

最後に ♪三百六十五歩のマーチ

このブログを書く際に、水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」を思い出しました。
あらためて歌詞を見てみると、幸福論をなんとも的確に、端的に表現した、そして勇気をもらえる素晴らしい歌詞とメロディだと思いました。

こんなシンプルな歌詞なのに・・・。感動。

しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる
人生は ワン・ツー・パンチ
汗かき べそかき 歩こうよ
あなたのつけた 足あとにゃ
きれいな花が 咲くでしょう

(※)
腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで歩け
ソレ ワン・ツー ワン・ツー
ワン・ツー ワン・ツー

しあわせの扉はせまい
だからしゃがんで 通るのね
百日百歩 千日千歩
ままになる日も ならぬ日も
人生は ワン・ツー・パンチ
あしたのあしたは またあした
あなたはいつも 新しい
希望の虹を だいている

(※)くりかえし

しあわせの 隣りにいても
わからない日も あるんだね
一年三百六十五日
一歩ちがいで にがしても
人生は ワン・ツー・パンチ
歩みを止めずに 夢みよう
千里の道も 一歩から
はじまることを 信じよう

(※)くりかえし

水前寺清子 三百六十五歩のマーチ 作詞:星野哲郎 作曲:米山正夫

待っているだけでは幸せにはなれなくて、思考と行動が必要です。
でも難しく考える必要はありません。
悲観する必要もありません。

時に思うようにいかないこともありますが、ワン・ツー ワン・ツー、少しずつ進んでいきましょう。

それに、気がついていないだけで、幸せはすぐそばにあるのかもしれませんよ。

もし、幸せになるためにサポートが欲しい場合は、ぜひ、コーチングをお試しください。
一緒に幸せになる方法を探りましょう。

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