こんにちは、ライフコーチのSayaです。
以前、下記記事で、三大幸福論についてご紹介しました。
三大幸福論の一つがアランの幸福論です。
そのアランは、夢などの欲しいものについて、次のように述べています。
「誰でも求めるものは得られる。欲しいものはすべて山と同じようなものだから。」
私は登山が好きなこともあり、この例えがとても分かりやすいと感じました。
ただそこにある、山
当たり前ですが、山はずっと同じ場所にありますよね。
夢などの自分がほしいと思っているものも、それと全く同じだと、アランは言っています。
そこにあるんです。
誰かの前には山があるけど、誰かの前にはない、ということはありません。
誰の前にも山はあります。
その山は、遠のくこともなければ、近づいてくることもありません。
ただそこにあるだけです。
だから、その山を経験したいと思ったなら、自ら登り始めなければならないんです。
その山を遠方から眺めて、きれいだな、かっこいいな、と思うのもいいです。
でも、その山の中からの景色、山の中の空気などを味わうためには、登る必要がありますよね。
自分がほしいものを手に入れるためには、「ほしい」「やりたい」という気持ちと、それを手に入れるための行動が必要です。
何もせずに手に入ることはありません。
どこまで準備する?
登山したことがある人なら、色々と準備をしなければならないことをご存知だと思います。
ロープウェイがある高尾山のような山であれば私服でも行けますが、そうではない山、あるいはロープウェイを使わないで登山道を歩きたい場合などは、装備が必要です。
装備が整えば、いざ、山に出発。
装備を整えるのが楽しいという側面もありますが、やっぱり山に行って、山を味わいたいですよね。
そのための、準備です。
夢、欲しいものに関しても同じです。
準備をしたら、出発しないと何も始まりません。
けれど、どうしても出発できないことがあります。
人に話を聞いたし、本もたくさん読んだ。
でも、踏ん切りがつかない。
あれをしてから、これをしてからと、出発を先延ばしにしてしまう。
それは、準備の問題ではなく、もしかしたらその山のレベルが高すぎて、怖いのかもしれません。
その場合は、まずは、もう少し簡単な山に変えてもいいですよね。
たとえば、夢を叶えるために、いきなり生活をガッと変えるのは怖いから、今の生活の中でできることを探ってみるとか。
あるいは、本当はその山に行きたくないのかもしれません。
だったら、登るのをやめればいいんです。
たとえば、小さい頃から親の影響で医者になると思ってきたけど、いざ受験となったときに躊躇してしまうとか。
親のことや、今まで自分がしてきた準備(勉強など)を考えると、やめるのはとても勇気がいることです。
でもやめないと、途中で遭難してしまうことにもなりかねません。
踏ん切りがつかない場合は、理由を探って、はっきりさせましょう。
もし大きな理由がなく、覚悟の問題であれば、最後はエイヤ!と思い切って出発してみてください。
その先に本当に自分がほしいものがあるのだったら、登山道に一歩踏み入れられれば進む道は自ずと見えてきます。
もちろん試行錯誤は必要ですが、何だかんだでどうにかなってた、ということも多いですよ。
それに、途中で気が変わったり、欲しいものじゃなかったと気がついたならば、いつでも引き返すことだってできるんです。
引き返すのはダサい?恥ずかしい?
確かに、そういうことを言ってくる人もいるかもしれませんね。
でも、そういう人たちは、きっと登ったことがないんです。
登ったことがない人の言うことに、聞き耳を立てる必要があるでしょうか。
私はないと思います。
登山の楽しみは、頂上だけではない
山頂は、確かにとても気持ちがいいものです。
景色、達成感、山頂での食事などは、格別だといつも感じます。
でも、登山には、山頂以外にも、たくさん楽しみがあります。
山の中の空気、鳥のさえずり、植物、途中の景色、運動してる・筋肉使ってるという爽快感などなど、その山によって様々な楽しみ方があります。
私は富士山登山で、山頂まで辿り着けずに8合5芍か9合目あたりであきらめ、下山したことがあります。
それもとても良い経験です。
そりゃあ、登頂したかったです。
でも、そのときのメンバーで富士山に行けたこと、途中まででも一緒に登れたことに意味があったと思っています。
だから、夢に向かって行動を始めて、仮にその夢を達成できなかったとしても、それは意味がないことでは全くないんです。
夢を目指し歩む過程には、多くの経験があり、その中には楽しいことも辛いこともあるでしょう。
それは全部、その後のあなたを創る材料となるのではないかと思います。
順調なことばかりではないからこそ、学びがある
先ほど登頂できなかったことを書きましたが、登山をしていると、いろいろなことを経験します。
急傾斜がつらい、下山ですべる、雨が降ってきた、ぬかるみがひどい、山頂が寒い、山頂がガスってて何も見えない、マムシに遭遇(これは夫が経験)などなど。
これらは想定内であっても、やっぱりちょっと大変です。
体調不良は想定外のこともあり、特につらいです。
富士山で登頂できなかったのは、吐き気が原因です。(酸素はたくさん吸っていて、血中酸素濃度計によると低酸素症にはなっていなかったので、想定外でした。)
他の山では嘔吐と腹痛を併発して、山頂のトイレからしばらく出られなくなったことも。
山中のトイレは決してきれいとは言えないから、より一層つらい
下山でバテたこともあります。
そんなこんなで、いろいろなことを経験しています。
でも経験=学び、経験すれば対策を立てられるようになるんですよね。
また、精神的に強くなったし、たくさん登ればそれだけ筋力・体力がついてくるんです。
夢を実現するための過程だって、それとまったく同じです。
ゆっくりでも、登り続ける
山頂以外にも、楽しみがある。
順調なことばかりじゃなくても、それは学びになり、強くなれる。
山頂だけではなく、ぜひ、そういうことにも注目してください。
もし、私の富士山登山のように、もう無理!と思ったら、いったん休めばいいんです。
周りのことは気にせず、自分のことに集中して、一歩一歩、進んでいってください。
登り続けてください。
でも、どうしようもなくなったときは、やめてもいいんですよ。
また、長い道のりでは、ときに俯瞰することも必要です。
そのことについては、下記記事をお読みください。
まとめ
今回は、アランの「誰でも求めるものは得られる。欲しいものはすべて山と同じようなものだから。」という言葉について、自分の登山の経験もふまえてご紹介しました。
登りたい山は人それぞれちがいます。
登り方も、選ぶ登山道もちがいます。
それでも、山が常にそこにあるということ、頂上だけはなく、登る過程にも楽しみや学びがたくさんあることには変わりありません。
ぜひ一歩、山に足を踏み入れてみてください。
そして、自分のペースで登ってみてください。
どうしても登り始められない、途中で困難にぶちあたった、下山でバテたなど、サポートが必要であれば、ぜひお気軽にコーチングをお試しくださいね。
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