こんにちは、ライフコーチのSayaです。
今回は、考えてみれば当たり前なんだけど忘れがちな、「人のことは変えられない」というテーマについてお話しします。
人って、他人だけじゃなくて、家族も含みます。
これは、昔の私に伝えたい。
いや、昔だけじゃなく、今でも、知らず知らずのうちに人を変えようとしてることがあるように思います。
でも、人のことを変えようとすると、結局自分もつらいんですよね。
変えられないと分かっていれば、楽になれるのではないでしょうか。
人を変えようとすることは、家族とか恋人とか、身近な相手に感じやすい。
身近な相手だからこそ、こじらせやすい感情だと思うので、家族に焦点をあててお話しします。
人を変えようとすると、相手だけじゃなく、自分もつらい
人のことを変えようとするとき、あるいは変わってほしいと思うときって、どういうときでしょう。
相手や状況をちょっと思い浮かべてみてください。
私の場合、真っ先に思い浮かぶのは夫です。
夫や妻のほか、子供だったり、上司、部下、友達ということもあるかもしれません。
今回は、家族という体で話を進めます。
家族に変わってほしいと思うのは、何か不満があるときです。
私の場合は、「夫がものを片付けなくて散らかるのがいやだ」という不満があります。
だから、夫に「片付けて」と伝えます。
けど、なかなか片付けないんです(苦笑)。
相手を変えようとしてるんじゃない、意見を伝えてるだけで、それくらいはいいじゃないか、と思われる方もいらっしゃると思います。
確かに、伝えたいならば意見は伝えるべきだと思います。
家族であれば、伝えることが多いでしょう。
けれど、先ほどの私のように、伝えたけれど相手がそれに沿った行動をしてくれないとき。
そのとき、どのように感じますか?
「伝えてるのに何でやってくれないの!」とイラ立ったり、怒っちゃたりしませんか?
家族だと、遠慮がない分、余計にこの感情が大きくふくらみやすいと思います。
私はよくイライラしてました。
そしてそのイライラをまた夫にぶつけたり。
家族にイラ立ったリ怒ったりするのは、自分の思いどおりに相手が行動してくれないから。
そう感じるのは、相手を変えようとしているからに他なりません。
結局、人を変えようとすると、相手に不快な思いをさせてしまうかもしれないし、相手が変わらなかったとき、自分もイライラしたり怒ったり、つらいんですよね。
相手が変わったとしても、それは自分が変えたんじゃない
もちろん、意見を伝えて、変わることもあります。
たとえば私の場合、姿勢・ガニ股・電気をこまめに消すことなどを子供のころに母親に言われました。
そして、今では姿勢はいいですし、ガニ股ではなく、こまめに電気を消します。
変えるか、変えないか。
その違いは「納得感」にあります。
母親にガニ股を指摘されたときは、自覚はなかったんですよね。
だからいまいちピンとこなかったんです。
でも、ある日友人が歩いているのを後ろから見て、その子がとてもガニ股なことに気が付いたんです。
その時、「あ、自分がこういう歩き方をしているのはいやだな」と感じたのを、今でもはっきりと覚えています。
それをきっかけに、母親に言われた、ガニ股じゃない歩き方を実践するようになりました。
姿勢、電気についても、はっきりとは覚えていませんが、自分なりの納得感があったから母親の言うことを聞き、行動を変えたんだと思います。
このように、意見を伝えて相手が変わることもあります。
ただ間違えちゃいけないのは、相手が変わったからって、それは自分が変えたんじゃなく、本人が納得したから変わったんです。
きっかけを与えたのは自分かもしれませんが、変えるか変えないか、選択しているのは本人です。
どちらを選択するかを強要することはできません。
ここをはき違えると、「人を変えられる」とか、「自分は正しい」と勘違いしてしまいます。
勘違いすると、意見を伝えて相手が変わらなかったときにイラ立ちや怒りを抱え、つらくなってしまいます。
自分が変われないのに、相手を変えようとするのは虫が良すぎ
残念ながら、相手が納得してくれず、変わらないこともあります。
私の夫がなかなか片付けをしないのは、その必要がないと思っているからです。
私は片付いていないとスッキリしないしないのですが、それはあくまでも私の感覚。
夫には夫の感覚があります。
もし夫に「ものは片付けないでよ、散らかっている方が落ち着くし、便利だから」と言われても、私はできないでしょう。(言われたことはありませんが)
私ができないのに、夫にだけ私の感覚に合わせさせるのは、さすがに虫が良すぎます。
つい「片付けた方がいいに決まってるじゃん」と思ってしまいます。
アンケートをとったわけではありませんが、「片付けた方がいい」という価値観の方が多い=正しいような気がするから。
でも、「多い≠正しい」です。
価値観に正しいも間違っているもない。
その人にとって心地よければ、それがその人にとって正しい価値観なんです。
どんなに少数派だったとしても、それを理由に人の価値観を無理やり変えることはできません。
どんなことであっても、自分には自分の考え方や感じ方があり、相手には相手の考え方と感じ方があります。
それは、夫婦だろうと、血のつながった家族だろうと、同じです。
相手は変わらなくて当然、変わってくれたらラッキーくらいの心持ちがちょうどいい
自分が楽になれることをする
相手に伝えた。でも変わらない。
じゃあどうするか。
自分ができること、楽になれる別の方法を考えましょう。
伝えたのに変わらないということが分かったのも、前進です。
次のステップに進めばいいんです。
と言いつつ、私はいつも夫に片付けるように言ってしまいますが(笑)。
ただ、片付けないからってイライラすることは減りました。
同時に、夫が使ったものでも、自分が片付けられるものは、片付けるようにもなりました。
その方が楽だから。
イライラなどの感情を完全にゼロにしなきゃ、と考える必要はありません。
うまく消化できれば、それでOKです。
自分の行動が変われば、それに対する反応も変わってくるものです。
直接の相手は変わらなくても、違う形で何か変化があるかもしれません。
自分ができることを探して、ぜひ、やってみてください。
すべては、自分が楽になるため、です。
できることがなかなか見つからない、という方は、お気軽にコーチングを試してみてくださいね。
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