
こんにちは、ライフコーチのSayaです。
最近、「ガソリン生活」という伊坂幸太郎さんの本を再読しています。

伊坂幸太郎さんの作品はけっこう好きで、「ガソリン生活」を含め、お気に入りはずっと手元に残しています。

そういえば、最近の作品は読んでないな
2回目を読み始めて、まだ読み終わってはいないのですが、印象に残っている言葉があるので、ご紹介します。
それは、「人間のやることの99%は失敗なんだ」です。
アメリカの歌手、フランク・ザッパの名言が由来
「ガソリン生活」は、車同士がおしゃべりをしながら物語が進んでいきます。
主人公(車)は緑のデミオ(愛称:緑デミ)で、その持ち主家族が巻き込まれる事件を、緑デミ目線で描いています。
そしてその隣人(車)は白のカローラDX(愛称:ザッパ)で、持ち主は小学校の校長先生である細見氏です。
「人間のやることの99%は失敗なんだ」は、緑デミとザッパの会話の中で出てきます。
ザッパは次のように緑デミに話します。
細見氏はよく、朝礼で子供たちに言うらしいんだ。『いいかい、人間のやることの九十九パーセントは失敗なんだ。だから、何にも恥ずかしがることはないぞ。失敗するのが普通なんだからな』とね。勇気づけられるだろ。学校で教えるべきことはそういうことだよ。(以下略)
「ガソリン生活」より
ザッパの持ち主である細見氏は、フランク・ザッパという歌手のファンです。
フランク・ザッパはかつて「人間の思惑の九十九パーセントは失敗する」と言ったらしいんです。

検索すると、フランク・ザッパの名言として出てくる
そのフランク・ザッパの言葉を細見氏がわかりやすく子供たちに伝えたのが、「人間のやることの99%は失敗なんだ」ということになります。
真偽ではなく、心持ちが大事
「99%が失敗・・・ってほぼ全部じゃん。いやさすがにそれは言い過ぎじゃん」
と思いましたか?
ちなみに私は思いましたよ。
真偽はどうでもいいこととはわかっていながら、つい考えちゃいました。
でもここで大事なのは、それが本当かどうかではなく、「失敗がデフォルト」という心持ちなんですよね。
みんな失敗してて、それが普通なんだから、気にせずやりたいことをやればいいんだよ、っていう。
先日テレビ番組を見ていて、「いい嘘」という話をしている人がいました。それと同じです。
99%が失敗なのかどうなのかは、わからないし、測りようがないとも思います。
そういう意味では、「やることの99%が失敗」というのは嘘なのかもしれません。
でも、「やることの99%が失敗」と考えておくことによって、ふっと力が抜けて気が楽になり、やりたいようにできて生きたいように生きられるならば、それはいい嘘なんじゃないかと。
理屈じゃないんだよな、と感じました。
失敗 ≠ 苦しい
また、失敗が苦しいことかというと、必ずしもそうとは限らないとも思います。
当初の目的が達成できず、結果的に失敗であっても、その過程には楽しいこともあるのではないでしょうか。
たとえば、登山で頂上まで行きたいと思っても、行けないことがあります。
私も富士山登頂を断念した経験があります。
でも、途中までしか行けなかったとしても、山の楽しみは何も頂上だけではありません。
確かに、頂上まで行くことが目的で登り始めたけれど、道中が楽しかったりもします。
失敗というと、苦しいこと、恥ずかしいこと、なるべくしない方がいいもの、と捉える人も多いでしょう。
けれど、思い通りいかないのは当たり前のことだし、結果だけではなく過程にも目を向ければ、失敗の中にも楽しさや喜びを見出すことができます。
まとめ
今回は、伊坂幸太郎さんの「ガソリン生活」から、「人間のやることの99%は失敗なんだ」という言葉を取り上げました。
ふっと楽になれる言葉、元気になれる言葉、やる気が出る言葉・・・そういう言葉をたくさん持っておくと、心強いですよね。
理屈抜きで「そういうものなんだ」って信じてみて、気持ちが現状より1段階でも上がるような言葉。
あなたもぜひ、そんな言葉を集めてみてください。
人の伝記やビジネス書だけでなく、小説や絵本、マンガ、アニメ、ドラマなどにもそういう言葉はたくさんありますよ。
そしてもし失敗や引きずっていることなどについてサポートが必要であれば、ぜひコーチングをお試しください。
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