こんにちは、ライフコーチのSayaです。
以前記事でもお伝えしましたが、近々、引っ越す予定です。
引っ越しにあたり、新居の食器棚の業者選定は私が(食器棚は備え付けにしたいので)、引っ越し業者の選定は夫が担当することにしました。
決めるときはお互いに相談するよ
引っ越し業者は、家に来て、荷物の量を見て見積もりを作ります。
これ、なかなか大変ですね(苦笑)。
ということで、夫が苦労してヘコむこととなった引っ越し業者選びと、それに対して私が夫に感じたことをお伝えします。
悩みに悩んで、なかなか決められなかった夫
引っ越しの見積もりは、3社にお願いしました。
そのうち、1社目はべらぼうに高く、2社目と3社目の間で悩むことになりました。
2社目の最初の見積額は、1社目よりは安かったものの、それでも想定していた金額よりもお高い。
なので、もっとお安くなるか聞いたところ、条件付きで安い価格を提示してくれました。
その条件の一つは、その場でその会社に決めることでした。
お安くなった価格は、夫の中で想定していた金額だったため、夫は私に相談した上で、その場で決めました。
2社目と3社目は同日に見積もりをお願いしていたので、2社目に決めたなら3社目はキャンセルしなくてはなりません。
ということで夫が3社目に電話したところ、2社目の価格を聞かれた上で、「上司に相談します」と言って電話を切られたそうです。
しかし待てども待てども折り返しの電話はかかってこず、「これは見積もりに来るんだろうな」と思っていたら、案の定、来ました。
この時点で、「もう決めたから」と断り、家にあげないこともできたのですが、夫にはそれができず、3社目の見積もりが始まりました。
で当然、3社目の見積もりは2社目よりもお安いわけです。
夫は2社目に決めると言ったことを気にして、3社目の担当者に「断りにくい」と正直に伝えます。
3社目の担当者は「キャンセルできるので大丈夫ですよ」と夫に伝えるも、煮え切らない夫を見て、価格をさらに下げます。
いよいよ、2社目と3社目の価格差が、無視できないレベルに達してきました。
それでも、う~ん…と悩む夫。
安い方がいい。でも、「断るのが申し訳ない!」という思いが強い。
基本的に私は夫に任せるつもりだったので、別部屋で仕事をしながら、うっすらと聞き耳を立てていました。
夫は何回か相談しにきて、私は「もうこれは決められそうにないな」と思ったため、「1回帰っていただいて、ゆっくりと考えたらいいじゃない」と言いました。
そうしたら、さらに価格が下がったんです。(それを狙ったわけではないんですけどね。)
引っ越し業界の料金設定がよくわからない…
2社目と3社目の価格がだいぶ開いたところで、さすがの夫も3社目に決めることにして、痛む心を抱えながらも2社目に断りの電話を入れていました。
夫はヘコんでいたけれど
一連の見積もり騒動の後、夫は疲弊するとともに、ヘコんでいました。
なかなか決められなかったことが、情けない。
そして一度決めた2社目を断ったことが、申し訳ない。
確かに、今回のような価格交渉のような場でうまく立ち回れて、サクッと決断して、断るときには毅然と断ることができるのは、とても頼りになることです。
対して夫は、「もう決めました」と電話を入れたにも関わらず半ば強引に見積もりに来た3社目を断ることができずに家にあげて、さらに悩みに悩んでなかなか決められず、優柔不断で煮え切らない様子でした。
きっと3社目の担当者は、そんな夫を見てヤキモキしたことでしょう。
何を隠そう、私も夫のそのような態度に疲れてきたため、「1回帰っていただいたら」と言ったんですよね。
でも、疲れただけであって、それが嫌だったとか、イライラしたとか、怒ったとかではないんです。
人が良くて優しい夫らしいな、と微笑ましく思ったんですよね。
優柔不断で、ときに頼りにならなかったりするのは、優しさと表裏一体だったりします。
夫には、私にはない優しさがあります。
2社目の見積もりで一度決めたのも、夫の人の良さが出ていました。
というのも、私だったら、2社目の見積もりをその場で受けることはありませんでした。
「この様子だと、もっと下がるだろうな」と考え、「検討します」と答えたと思います。
ちょっと言葉は悪いですが、「本当にその価格なのか疑って、ためす」ってことです。
夫にはそういうことを考えない、人の良さがあります。
ちなみに夫が2社目に決めることに私が反対しなかったのは、変に高い価格でもなかったし、「もっと安くなりそうではあるけれど、夫が納得できる価格ならいい」と思ったからです。
夫が2社目に決めると言いながら、最終的に断ったことも、
2社目の担当者が言っていたことは自社に決めてもらうための営業トークで、不誠実なことも言ってたし、
一度決めた引っ越し業者をキャンセルするのだって、よくあることだろうから、
心苦しいのはわかるけれど、そこまで気にする必要はないんじゃないか、とも思います。
でも、それをわかっていても「申し訳ないことをした」とヘコむ夫は、本当に優しいな、と思うんです。
そして、私はその優しさが素敵だと尊敬すると同時に、ちょいちょい癒されてるんですよね。
私にはない優しさをもっている夫と、夫よりはうまく断ることができたりサクサクと判断できる私。
いい具合に補い合っていけばいいんだよな、と思う出来事でした。
夫婦とかパートナーって、そういうものですよね。
まとめ
今回は、引っ越し業者の選定を通して感じたことをお伝えしました。
夫は自分のことを情けないと思ったようですが、私は夫の優しさを見て、それが彼の良さのだと、ほっこり安心しましたよ。
相手が苦手とすることも、自分が苦手とすることも、必ずあります。
その苦手なことは、得意なことと表裏一体となっているものです。
パートナーや自分が苦手とすることを気にする代わりに、お互いの得意なところを見出して、そこに敬意をもって、助け合っていきたいですね。
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