“ No ” 、 “ Yes, but ” と言ってない? “ Yes, and ” と言ってみよう

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

何かを思いついたとき、何かに興味をもったとき、家族や友だちから「~と思うんだよね」と聞いたとき、あなたはどのように反応しますか?

「何言ってるの(そんなの無理に決まってる)」とハナから否定
「でも~~~が心配じゃん、どうするの?」と心配して暗に否定
「へぇ、いいね。だけど~~~だよね」と同意した後、暗に否定

自分に対して、あるいは家族や友だち、同僚、部下などに対して、このように返すことはありませんか?

上記の例は、本記事のタイトルの “ No “ あるいは “ Yes, but “ にあたります。

私はかつて、上記のように考えたり発言することが多くありました。
今でもたまにそのように考えてしまうことがあります。

でも残念ながら、これらは勇気をくじく言葉
やる気がなくなる言葉です。

今回は、勇気をくじくのではなく、勇気を与えることができる ” Yes, and “ について、お伝えします。

” Yes, and “ の会話の効果

” Yes, and “ について考えていて思い出したのが、「窓ぎわのトットちゃん」(黒柳徹子さんの自伝的物語)の小林宗作さん。

小林宗作さんは、トットちゃんこと、黒柳徹子さんが通っていたトモエ学園の校長先生です。

小林先生が子どもたちと接する態度は、まさに ” Yes, and “ であったと思います。

” Yes, and “ の効果は、次のとおりです。

楽しい

私にも経験のあることですが、何かパッとひらめいて、やってみたい!と思ったとき、次の瞬間「でも・・・」と否定的な考えがわいてくること、ありますよね。

そのときの気持ちは、パッと咲いた花が急激にしぼんでいくような、何とも言えない残念な、寂しい気持ちです。

自分ではなくて、話し相手に否定されたときも同じ気持ちになります。

一方で、「でも・・・」の代わりに「うんうん、それでそれで?」と ” Yes, and “ で興味津々に聞いてくれる人がいたとしたらどうでしょう?

シンプルに、楽しいですよね。

パッと咲いた花はしぼむことなく、生き生きと咲き続きます。
パッとひらめいたときの興奮した気持ち、嬉しい気持ちが持続します。

トットちゃんは、小林先生と初めて出会ったとき、4時間話し続けました。
小林先生は、遮ることなく、ずっと聞いていました。

トモエ学園でのトットちゃんの生活は本当に楽しそうで、生き生きとしていて、自由で、幸せそうです。

そして今の黒柳徹子さんも変わりません。

小林先生の ” Yes, and “ の精神が学校全体に行きわたっていて、その精神が生徒である黒柳徹子さんにもしっかりと根付いているからなのだと思います。

アイディアが広がる

「でも・・・」と考えると、どんどんできない方向に頭が働きます。

けれど楽しく話していると、最初のひらめきから、アイディアがどんどん広がっていきます。
あれもしたらいいかも、これもいいね、という具合に。

最初に咲いたのは一輪の花でも、周りの花もどんどん咲いていく、そんなイメージです。

勇気になる

楽しく話しているうちに、新しいアイディアが出てきてどんどん具体的になる。

そうすると、勇気が出てきて、「できる」という気持ちになってきます。
じゃあ行動に移してみよう!という気持ちになります。

” Yes, and “ で話し続けることは、大きな勇気につながります。

なぜ “ No “ 、 ” Yes, but “ と考えるようになった?

前回の記事で、子どもの頃の出来事を思い出すことについて書きました。

私もいろいろと思い出したのですが、 “ No “ の経験で印象的なものがありました。

それは、中学受験の面接で「あなたが学校を作るとしたら、どのような学校にしたい?」と聞かれて、「校庭に花をたくさん植えたい」と答えたときのこと。
この回答は、母親に否定されてしまったんですよね。

面接は親子一緒で、家に帰ってから「あの回答はちがう」というようなことを言われた記憶があります。
叱責されたとか、強い調子で言われたとか、そういう感じではありませんでした。
こういう回答がいい、と母親が思う理想的な回答を教えてもらい、「ふぅん、そういうものか」と思いました。

その後、同じような質問をされた別の面接で、母親から教えてもらった回答を堂々と答えました。

私が校庭の見た目を答えたのに対して、母親の考えた回答は、私が帰国子女であることを生かした、教育の中身に関わるものでした。

確かに、校庭に花が咲いていればそれだけでいいかと聞かれたら、そうではありませんよね。
教育の内容や教育方法は大事です。
教えてくれた母親には感謝しています。

でも、校庭の花はやっぱり欲しいと今でも思います。
なにも否定することはなかったのでは?と思うんですよね。

“ No “ でもなく、 ” Yes, but “ でもなく、「校庭に花がたくさんあるのはいいよね。じゃあ、授業はどんな感じにしようか?校庭でどんなことがしたい?」というように、 ” Yes, and “ で教えてほしかったな、と。

それ以外でも、小さい頃お花屋さんやケーキ屋さんになりたいと答えときの母親の反応は、完全否定ではないにせよ、肯定的でもなかったような。
なんか、もやもやした気持ちが見え隠れするんですよね、そこら辺の記憶に。
もしかしたら、 ” Yes, but “ の反応をされたのかもしれません。

また、私の親の世代ではよくあることなのかもしれませんが、父親は自分とはちがう考え、感覚をけっこう強めに否定します(苦笑)。

こういう風に書いてるけど、両親とは仲良しだよ

家族は子どもにとっては身近な存在であり、影響を受けます。
もちろん家族だけではなく、その他の外部環境からも影響を受けます。

家族や外部から見聞きしたこと、その繰り返しで、自分も “ No “ 、 ” Yes, but “ という考え方を身につけていったのだと思います。

ここで大事なのは、大人になった今、自分の考え方は自分の意思で「選べる」ということです。
もし、今までの考え方で苦しさを感じるならば、自分にとって楽な考え方に変えていいんです。

“ No “ 、 ” Yes, but “ が悪だ、というわけではありません。

はっきりと自分の意見をもっていることは、いいことです。
“ No “ 、 ” Yes, but “ のおかげで冷静になることができるかもしれません。
やる気が完全に削がれなければ、甘い考えを詰めていくことができるかもしれません。

ただ私は、 ” Yes, and “ の方が気持ちが楽だし、うまく事が運ぶから、そちらに変わってきました。
自分だけでなく、人に対してもそうありたいと思います。
まだ ” Yes, but “ になってしまうことも多少ありますけどね。

まとめ 否定する感情は、一呼吸いれる合図

今回は、 ” Yes, and “ で自分や人に勇気を与えることについてお伝えしました。

小さい頃の経験などで “ No “ 、 ” Yes, but “ と考えてしまいますが、それは勇気をくじく言葉。
もし、否定する言葉が思い浮かんだら、それは一呼吸いれる合図です。
すぐに言葉を発さず、一呼吸おいて、 ” Yes, and “ で考え、話してみてください。

それでもまた、否定的なことを考えてしまうかもしれません。
そしたら、それはまた合図です。

繰り返し繰り返し一呼吸いれることで、少しずつ ” Yes, and “ に慣れていきますよ。
そのうち、意識しなくても ” Yes, and “ になります。

もし、サポートが必要であれば、お気軽にコーチングをお試しくださいね。


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