気分が落ちるものから、離れる

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

前回の記事で、あさイチの企画「教えて先輩たち!」についてお伝えしました。

この番組は、視聴者からの悩みに人生の先輩が答えるという、インタビュー企画です。
その中で、インタビューを担当したリポーターの方が話していたことが、とても印象に残りました。

今回は、気分が落ちるもの(SNS、映画、人などなど)から離れることについて、お伝えします。

SNSはいろいろ気になっちゃうよね…

リポーターの方がおっしゃったのは、こちらです。

めちゃめちゃ気にしません?SNSとか見てて、「こういう生活してぇぇぇ!」みたいな感じで
(中略)
「この暮らし憧れるー!」って「いいね」するけど全然「いいね」って思ってないっていうか。

この発言の発端となった視聴者からの悩みは、次のとおりです。

人と比べる必要はないって分かってるのに恋愛や結婚・子ども・お金・家・車・・・
他人から分かりやすい財産やモノを手にしているかどうかで孤独感や充実感を考えてしまいます。
どうしたら他人と比べないようになりますか。

相談者は20代、そしてリポーターは30代。

30代以下の人たちにとって、SNSは身近な存在で、人の発信を見るのがもはや日常なんだろうな、と思いました。
視聴者の悩みにSNSのことは書いてありませんが、SNSが人と自分を比べることに関係している可能性は大いにあるよな、と。

というのも、自分もその経験があるんですよね。

私がTwitter(今のX)を始めたときや、YouTubeに動画をアップしていたときは、やっぱり人と比べました。

当時は仕事をやめたいやめたいと思っていて、やめてどうする? → SNSとYouTubeやってみるか、という流れでTwitterもYouTubeも始めました。
素敵だな、と思う人を何人かフォローしたり動画を見たりして、参考にしていました。

けれど、始めてみたものの思うようにフォロワーは増えない。動画の再生数も伸びない。
最初からわかっていたことだけど、だんだんと気になるようになってきました。
気になり始めると、そのままコロコロコロ~っと転がっていきます。

当時はコーチングも知らなかったしね

リポーターの方と全く同じで、『「いいね」するけど全然「いいね」って思ってない』状態になり、
しまいには発信されている内容を見て「非現実的」「こんなん、できるわけないわ」などと思い始め、不健康なひねくれマインドになっていきました。

典型的な「劣等コンプレックス」ってやつです。

劣等コンプレックスについては、こちらをどうぞ

SNSは、フォロワー数や「いいね」の数など、分かりやすくって比べやすい数値が表示されていることが多いんですよね。
発信していない人でも、フォロワーや「いいね」の数、あるいは流れてくる画像などに影響を受けている可能性があります。

リポーターの方がおっしゃっていたような「憧れる」ような画像がSNSを開くだけでバ~っと表示されて、目に入りやすくできています。
たくさん流れてくる画像、フォロワーが多い人の発信、たくさん「いいね」されている発信などを見て、「これがいいものなんだ」「これが素晴らしいものなんだ」「これができる人の証なんだ」などと、勝手にどんどんインプットされていきます。

けれどふと自分を見てみると、画像の中の憧れとはほど遠い。
「いいなぁ」「自分にはそういうものは何もないなぁ」「自分にはできない」などと、ガッカリしてしまうことだってありますよね。

もちろん、最初は憧れて、自分の参考にしようと思ってフォローしたはずです。
発信を見て、「自分もがんばるぞ!」と思えるならば問題ありません。
でも、私のように、ガッカリを通り越してひねくれマインドに突入する人も、けっこう多いのではないでしょうか。

離れるという選択

ひねくれマインドの私がその後どうしたかというと、TwitterもYouTubeも、見るのも発信するのもやめました。

嫌だから、やめる
気分が良くないから、距離をとる

このシンプルな行動が、とても大事だと思うんです。

そりゃあ、不健康なひねくれマインドにならないのが、ベストです。
でも、なっちゃうんですよ。風邪をひくのと同じように。

人間だもの

なので、不健康なひねくれマインドになったら、風邪をひいたときと同じように健康に戻してあげます
手っ取り早いのが、ひねくれマインドの原因から、とりあえずいったん離れること。

これは、ひねくれマインド以外でも、同じです。

たとえば、私は映画やドラマなどでメンタルが影響を受けることはほとんどありません。
それでも、戦争ものと、一部の生々しい描写が苦手です。
戦争ものは悲しい、やるせない気持ちになり、生々しい描写は単純に気分が悪くなることがあります。

なので、戦争そのものにフォーカスした映画は見ません。
ホラーやサスペンスは好きなので見ますが、受け付けない生々しい描写がうっかり出てきてしまったら、目を背けるなり何なりします。(テレビだったら消します。)

話をひねくれマインドに戻して、TwitterとYouTubeをやめてから私がどうなったかというと、気持ちを新たに、Twitterは数ヶ月後に再開しました。
YouTubeはやっていませんが、ライフコーチとなってからは、このブログで発信を始めました。

「人と比べてひねくれた」という反省があったので、Twitterを再開させたときは、立派な発信をしようとか気負うのはやめて、気楽に発信するようにしました。
それが、「気持ちを新たに」ということです。

その後「ライフコーチとしての発信」という軸ができたことが変わりましたが、気楽という点では変わっていません。

気持ちを新たにできたのは、いったん距離をとったから。
距離をとった結果、ひねくれた感情が徐々に薄れていき、自分が本当はどうしたいのか、ということを考える心の余裕が生まれました

ガッカリするもの、ひねくれマインドになってしまうもの、気持ちが落ち込むもの、気分が悪くなってしまうもの(あるいは人)があったら、思い切って、いったんそこから離れてみることを考えてみてください。

まとめ

今回は、気分が落ちるものから離れることについて、お伝えしました。

「離れるって言ったって、そんなの無理だよ!」と思ったあなた。

ちょっと時間をかけて、本当に無理なのか、考えてみてください。

一人では無理そうだったら、誰かの助けを借りるのもありです。

考える上でサポートが必要でしたら、ぜひコーチングをお試しくださいね。

よろしければ、こちらもお読みください。


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