こんにちは、ライフコーチのSayaです。
みなさんは、大きな決断をするときに、どのように決めていますか?
たとえば
就職・退職・転職・独立など、仕事に関すること
結婚や離婚など、パートナーに関すること
マイホーム購入や移住など、住まいに関すること
こういった大きな決断ほど、悩みますよね。
失敗したらどうしよう、と不安になりますよね。
悩むし不安になるから、誰かに相談したくなっちゃいます。
けれど、相談してアドバイスをもらう前に、やっていただきたいことがあります。
これをやらないと、決断が人任せになったり(=人生が人任せになる)、先延ばしになって、望む方向に進めなくなってしまう可能性があります。
人生における大きな分岐点では、自分で納得して決断していく。
そうすることで、その結果がどうであれ、自分で自分の人生を創造している感覚、コントロールできている感覚が得られ、満足感、幸福感につながります。
今回は、納得感をもって大きな決断をする流れをお伝えします。
自分の意思をはっきりさせる
人に相談する前にやっていただきたいのは、自分はどうしたいのか、方向性をはっきりさせることです。
方向性を決めるために、感覚(心)、想像力、思考を使います。
自分の感覚(心)はどうしたいと言っているか
最初に確認するのは、「望むことが全て叶うとしたら、どうしたいのか」です。
「望むことが全て叶うとしたら」という部分がミソです。
できるかできないかは関係ない、ということです。
できるかできないかを考えるのは、思考の部分。
感覚(心)ではありません。
たとえば私が公務員をやめる発端となったのは、ある日感じた「仕事やめたい!」という衝動でした。
その衝動は、実際やめられるかどうかとは全く関係なく、とにかくやめたいんだ!という私の素直な欲求でした。
「やめたい!」と思った瞬間、「でも・・・」と考えるのは、思考の部分。
「パートナーがほしい!でも・・・」「マイホームほしい!でも・・・」も、同じです。
思考は、とりあえず今はまだ使わないでくださいね。
想像する
次に、どんな生活を送りたいのか、できるだけ具体的に想像してみてください。
転職して、どんな生活を送りたいのか
パートナーと暮らして、どんな生活を送りたいのか
マイホームを購入して、どんな生活を送りたいのか
などなど
ここで、自分にとって大切な要素や目的が何なのか、見えてきます。
さらに、その理想の生活を送っている自分が、どのような気分で毎日を過ごしているのか。
その気分も味わってみてください。
清々しい
伸び伸びとしている
やりがいを感じている
毎日ハッピーでルンルン
というポジティブな気分かもしれないし、
年齢の割に仕事ができなくて、引け目を感じている
パートナーに気を遣って、疲弊してる
ローンの返済が気になってる
というネガティブな気分になるかもしれません。
ポジティブとネガティブな気分が混ざっていることもあるでしょう。
ネガティブな気分になった場合は、何に対して不安を抱いているのかが浮き彫りになったということです。
それもとても大切な情報です。
けれど、あまりネガティブだと、次の思考を使う段階、行動する段階でスムーズに進まなくなってしまいます。
なので、ネガティブな思いはちょっと隅っこに置いておいて、ここでは、問答無用で理想を手に入れたと想像し、ポジティブな気持ちを優位にした方がいいです。
知識や情報を手に入れる(思考)+行動
最後に、思考を使って、必要な知識や情報を手に入れていきます。
できることから行動していくことで、知識も情報も手に入りやすくなります。
ポジティブな気持ちをもっていると前向きになるので、行動や情報収集などがはかどるんですよね。
ここで得られた知識や情報が、望む生活を想像したときに出てきたネガティブな思いの対処法として役に立つことも大いにあります。
ネガティブな思いがなかったとしても、たとえば仕事に関することや住まいに関することなどでは、ある程度の知識や情報が必要になります。
また、リスクを把握しておくことも重要ですよね。
私が公務員をやめる前は、フリーランスとして働くにあたり、どのように集客するか、集客できるまでの間どうするか、万が一どうにもならなくなった場合はどうするか、などについて考えました。
知識や情報を手に入れ、リスクについても考えたら、最終的にどうしたいか、あらためて自分の意思を確認します。
ここでも、「どうしたいか」であって、「できるかできないか」ではありません。
そして、最終的に自分の意思を確認して、「転職したい」「結婚したい」「マイホームがほしい」と思ったなら、「転職する」「結婚する」「マイホームを手にいれる」など、思い切って決断して、行動を続けてください。
逆に、「転職しなくてもいい」「結婚しなくてもいい」「賃貸のままでいい」などと納得できたなら、それはそれで何の問題もありません。
どうしても不安なとき、どうするか
そうはいっても、どうしても勇気が出ない、不安で怖い、ということもありますよね。
理想の生活を想像する段階で、ネガティブな思いが前面に出てきて、なかなかポジティブな気分になれないこともあると思います。
その場合は、その不安や恐怖としっかり向き合っていく必要があります。
放っておくと、ずっとモヤモヤが残ってしまいます。
大きな決断がしたい、新たな方向へ進みたいと心は言っているのに、それを阻んでくるのが不安や恐怖、自信がないという思いです。
向き合うには、どうしてそのような感情を抱くようになったのか理解して受け入れることから始まります。
そして、受け入れた後は、その感情を手放すのか、それともうまく付き合っていくのか、決めていく必要があります。
アドバイスを受けるなら
感覚と思考を使って自分の意思が固まれば、人のアドバイスはなくても大丈夫です。
当たり前と言えば当たり前ですよね、もう決まっているんですから。
けれど、決断する段階で参考になるアドバイスもあります。
参考になるのは、「決断するために考慮するポイント」が含まれているアドバイス。
逆に、無視した方がいいのは、「そんなのやめなさい」「それって厳しいんじゃない?」という引き止める、あるいは否定するようなアドバイス。(もはやアドバイスとは呼ばないかも。)
前者は、冷静な視点をもたらしてくれるので、知識や情報を仕入れるときに、とてもありがたいアドバイスです。
それに、こちらの意思を尊重してくれている感じがしますよね。
一方で、ただ否定してくるとか、引き止めてくるアドバイスは、基本、スルーしていいと思います。
ただ引き止めてくるアドバイスにも、その理由を聞いてみると、「一理あるな」と思えることもあったりします。
それは、リスクを考えるのに役立ちます。
たとえば、もし私が退職することを母親に相談したなら、真っ先にお金のことを心配して反対してきたでしょう。
そしたら、反対しているところだけスルーして、お金に関して母親が言っていることに耳を傾ければいいわけです。
もしかしたら、自分が見落としていることを母親が言っているかもしれませんから。
これをするには、不要な部分は華麗にスルーして、必要な部分だけ拾う能力が必要です。
これ、自分の意思が固まっていなかったり、感情的になると、難しいんですよね。
誰かに相談するときは、おそらく意思が固まっていない段階が多いと思います。
悩んでいるからこそ、相談するので。
そのときに、引き止められたり反対されたりすると、そっちに引っ張られます。
それでスッキリするならば問題ありませんが、モヤモヤが残るなら、それは納得していないからです。
引き止められるのって、うれしいんだけどね
なので、アドバイスがほしいならば、相談する相手は引き止めたり反対してこず、冷静で建設的なアドバイスをくれる人にした方がいいです。
まとめ
今回は、大きな決断をするときの流れをお伝えしました。
- 望むことが全て叶うとしたらどうしたいのか、自分の心に確認(できるかできないかは関係ない!)
- 理想の生活を送っている自分の気分を想像(ポジティブな気分を優位にもっていく)
- 冷静に知識・情報を手に入れる、リスクの把握+できることから行動
- 最終意思確認と決断
実際は、3と4の順番は曖昧で、同時並行だったり、順番が逆だったりします。
2でポジティブな気分になれると、それだけで決断できますから。
決断した後に、3を受けてその決断を変えてもいいわけですし、そこは柔軟に考えてください。
大きな決断は難しいけれど、大きいからこそ、自分の意思でしっかりと納得して決断したいですよね。
そして、望む方向に進んでいきたいですよね。
一度大きな決断ができると自信になりますし、慣れます。
徐々にスピードアップして、その後の大きな決断もサクサクとできるようになります。
決断が苦手な人は、日常の中の小さな決断から試してみてくださいね。
決断をする際にサポートが必要な場合は、コーチングはとてもおすすめです。
コーチングではアドバイスはしませんが、不安や恐怖と向き合い、何ができるかクライアント様自身が考えられるよう、サポートします。
自分を知り、自分を受け入れ、その上でどうするのか、自分で決めていきましょう。
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