こんにちは、ライフコーチのSayaです。
以前から、美容大国韓国では目を二重にするといった整形手術はごく一般的に行われていました。
それが、最近では日本でも身近な存在になっているようです。
2024年6月24日放送のNHKあさイチでは、「子どもに美容整形したいと言われたら・・・」という特集が組まれていました。
私は1980年生まれのアラフォーです。
永久脱毛はしていますが、いわゆる顔の整形はかなりハードルの高いもの、というイメージがあります。
私には子どもはいませんが、番組を見ていて、とても複雑な気持ちになりました。
ということで、今日は美容整形やルッキズムについて私が考えたことをお伝えします。
なんだかんだ、外見も大事
人間は中身が大事、外見ではない!
と言うことは簡単ですが、私は外見もそれなりに大事だと思っています。
その昔、「ビューティー・コロシアム」というテレビ番組がありました。
容姿の悩みを相談して解決するバラエティー番組で、ほとんどの相談者は整形手術を受けていたと記憶しています。
整形してとても晴れやかで幸せそうな表情の相談者の様子を見て、整形することで本人が前向きになり、幸せになれるのであれば、整形も一つの良い手段なんだと当時から思っていました。
また、私は今は二重まぶたですが、ずっと一重でした。
二重になったのは、社会人になってからです。
だから、一重を二重にしたいと思う気持ちは、すごくよく分かります。
アイプチは使っていませんでしたが、「こうやってまぶたを二重にしたんだ!」という父親の言葉を信じて、目の運動?みたいなこともしていました。
一重まぶた以外にも容姿に関するコンプレックスは多く、かわいい友人、スタイルのいい友人にはずっと嫉妬していたような気がします。
思春期は、自分の見た目との戦いでしたよ。
社会人になってからは、永久脱毛したり、まつ毛を伸ばす美容液を使ったり、まつ毛パーマをかけたりと、見た目には気を遣ってきました。
見た目はやっぱり大事だし、かわいくなりたい、きれいになりたいという気持ちもすごくよく分かるんです。
だけど、見た目に偏りすぎるのは、とても怖いことだと思います。
自信をもつのは、外見だけじゃNG
あさイチでは、実際に整形手術でまぶたを二重にした女性のインタビューがありました。
小学校時代から二重まぶたにあこがれを抱くようになり、中学校時代は容姿について同級生に何か言われたりして、高校に入ってからも2年間は大した思い出がなかったということでした。
そして高校3年生になる前に手術を受けた結果、高校最後の1年間は自信がつき、友人たちにもかわいくなったと言われたりして、とても楽しかったようです。
この女性は、学校の中でかわいくて目立つ女子たちのことを「一軍」と呼んでいました。
学校の中のこういうヒエアルキーみたいなの、ありますよね。
スクールカーストとも言いますが。
私もこのスクールカーストは中学校、高校で意識していて、私は下の方にいるとずっと感じていました。
決して、「一軍」になることはありませんでした。
ただ、それでも、学校は楽しかったんですよね。
容姿に関してコンプレックスはたくさんあったけれど、それでも学校は楽しかったんです。
そして、大学生、社会人になるにしたがって、見た目を気にしながらも、徐々にコンプレックスは和らいでいったんです。
他の記事でも書いたことがありますが、私は大学生の頃から、自分で選んだ人生を歩んでいるという感覚を得られるようになりました。
大学生以降、人として自立、成長していく中で少しずつ自信がついていって、それに引っ張られる形で見た目にも満足できるようになっていった、という感じです。
満足はちょっと言い過ぎかもしれないけど、気にならなくなった
私が見た目に偏りすぎるのが怖いと言うのは、そういった人としての自立、成長、自信がないまま、ただ見た目だけで自信をもとうとすると、その自信は長続きしないんじゃないか、と思うからです。
もちろん、見た目に自信をもつことが、いい循環を生むこともあります。
整形して見た目に自信をもつことで、自分が望む思い切った行動ができるようになる、というのはありますよね。
その結果、見た目だけではなく、人間としても自信がもてれば何の問題もありません。
けれど、本当の意味で自分に自信がもてないと、次に何か困難にぶつかったときに、見た目がいけないんだと、もっともっと美しさを求めてしまったり、それが叶わないと心を病んでしまったりしてしまうのではないかと。
なので、見た目と並行して、自分の見た目以外の部分にも自信をもてるようにすること、これがとても大事だと思います。
あらためてコミュニケーションのあり方に注目
先ほど、私は容姿にコンプレックスを持ちながらも、学校は楽しかったと書きました。
それは、私が友人や家族などの人間関係において、満足できていたからです。
それに今のようにスマホやSNSはなかったから、見た目に関して気にする機会が現代ほど多くはありませんでした。
整形だって遠い存在で、そんなに簡単に整形できる時代ではありませんでした。
今は、SNSでかわいいきれいな女性たちを見る機会が増えています。
また、スマホで何かを検索したりSNSで何かを見ると、それと関連する広告がすぐに出てくるようになりますよね。
美容整形の広告もたくさん出てくるそうです。
思春期の感受性の高い時期だと、SNSや広告に影響されますよね。
私が現代の若者だったら、整形したいと思うんじゃないかな。
思い返してみると、私にとっては永久脱毛をすることも、まつ毛を伸ばすことも抵抗がありませんでした。
けれど母親は、脱毛に関しては何も言いませんでしたが、まつ毛に関しては「わざわざ伸ばさなくてもいいのに」というようなことを言ったことがあります。
親の世代ではなじみのない脱毛やまつ毛育成に私が抵抗なかったように、今の若者にとっては整形は抵抗がないことなのかもしれません。
あさイチでも触れていましたが、整形することを「あり得ない」と門前払いで否定せず、しっかりと思いを聞き取ることの重要性を感じます。
また、スマホやSNSが普及している現代、整形が身近になっている現代に自分ができることは何かと考えると、相手が真に自信がもてるような、相手を勇気づけられるコミュニケーションを取ることだと、あらためて思いました。
まとめ
今回は、整形が身近になっていることについて、私が考えたことをお伝えしました。
ちょっと前までは韓国に整形に行くのが流行っていましたが、今はもう日本でも身近だということを知って、驚きました。
美を求めることは、とても素敵なことです。
美は、メイクや整形、ファッションなど、外からつくるものでもあるし、内から染み出してくるものでもあると、私は思います。
ぱっと見でわからない内側の部分も、忘れないようにしたいですね。
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