
こんにちは、ライフコーチのSayaです。
私がまだライフコーチになる前、コーチングについては養成講座で学びました。
講座はけっこう長丁場で、たくさんのことを学びましたが、その中でも特に印象に残っている先生の言葉があります。
それは、「『何でもあり』という気持ちでクライアントさんの話を聴く」という言葉です。
これは、コーチとクライアントの関係に関わらず、どんな人間関係(家族も含む)においてもとても使えるマインドだと思うんですよね。
「使える」というのは、ちょっと語弊があるかもしれませんが、要は、「自分が楽」「相手も楽」ということです。
正しい・間違っている、良い・悪いなどのジャッジは苦しい
同僚や上司、家族、友人、はたまた赤の他人の言動に対して、「なんで?ありえない!」ということ、ありますよね。
たとえば私だったら、
- ものを片付けない
- 一緒に食事しているときにスマホを見る
- 思いっきりぶつかったのに謝らない
- かなりの高確率で待ち合わせに遅刻する
などなど、腹を立てることが以前はよくありました。
振り返ってみると、その根本にあったのは、「~すべきだ」とか「~するのは当たり前だ」という考えです。
- ものを使った後は片付けるべきだ
- 一緒に食事しているときは、スマホを見るべきでない
- ぶつかって謝るのは人として当たり前のことだ
- 待ち合わせの時間に間に合うように来るのは当たり前だ
という具合に。
その上で、「私が正しい、相手は間違っている」とジャッジしていました。
このように、自分にとっての「当たり前」や「普通」にのっとってジャッジすると、人間関係はけっこう大変で苦しいものになります。
なぜなら、自分にとっての「当たり前」「普通」が相手にとっての「当たり前」「普通」とは限らないからです。
相手と自分に違いがあったとき、「相手は間違っている」とジャッジすると、イライラしたり、怒ったり、必要以上に不愉快な思いを抱いてしまいます。
不愉快な思いを抱くのは望ましくなく、できれば良い気分でいたいですよね。
それに、不愉快な思いを抱くと自分の行動にも影響します。
たとえば、人や物にあたったり、やりたかったことが手につかなくなったりします。
もし相手との関係がギクシャクしたら、ストレスはさらに大きくなります。
一方で、「何でもあり」と思っていると、ずいぶんと楽になります。
自分なりのやり方はある。でも、それは世間一般の当たり前なのではなくて、あくまでも「自分にとっての」当たり前。
万人に共通の当たり前は存在せず、「何でもあり」。他者には他者のやり方がある。
そのようにフラットに考えると、相手は間違っているというジャッジをすることはありません。
ジャッジしなければ、自分も、そして相手も、不愉快な思いはだいぶ少なくなります。
ジャッジしなくても、合う・合わないはある
「何でもあり」のマインドは、自分の好みや、自分がどうしたいかという意見をもつな、ということではありません。
なので、「何でもあり」と考え、相手をジャッジしなかったとしても、合う・合わないはあります。
たとえば、私は「ものを使った後は片付けたい」んですよね。

「ものを使った後は片付けるべきだ」とのニュアンスの違いは大きい
だから、片付けない人とは、片付けに関しては合わない、ということになります。
もちろん、人にはその他の要素がたっくさんあるので、それだけでその人との付き合いをどうこうしよう、とは思いません。
けれど、もし片付けるかどうかが私にとってゆずれない重要ポイントならば、あるいは、散らかす度合いが自分の限度を超えていたら、もしかしたらその人とは距離をとるかもしれません。
あるいは、片付けに関してのみならず、あれもこれも、多くのことに関して日常的に「合わないな」と感じたら、やっぱり距離をとります。
そのように、「合わないな」と感じる人とは、なるべく深く関わらないように適度な距離をとるのも、自分、そして相手が気持ちよく過ごすために、大事なことです。
相手を尊重し、知ろうとすること
どんなに自分と合わなかったとしても、「何でもあり」のマインドをもっていると、相手の考え方を尊重できるようになります。
もしかしたら、どうしてそのような思考になったのか、興味がわいてくるかもしれません。
相手を知ろうとすること、これも人間関係では重要です。
合わないな、と思ってうまく距離をとることができれば問題ありませんが、どうしても関わらなければならない相手もいると思います。
そういうときは、ぜひ相手とコミュニケーションをとってみてください。
コミュニケーションにより、新たな発見があるかもしれません。
そして、その発見が、あなたと相手との関係性に変化をもたらすかもしれません。
まとめ
今回は、「何でもあり」のマインドをもつことによって、人間関係が楽になることについてお伝えしました。
「何でもあり」と思っていれば、相手は間違っている、相手が悪い、などとジャッジすることがなくなります。
すると、相手も自分も楽になります。
合う・合わないはあっても、ジャッジしないことで相手に興味をもち、相手のことを知りたくなる可能性もあります。
先日、「天久鷹央の推理カルテ」というドラマを見ていたら、「常識ってのは、生まれ育った環境によって刷り込まれた偏見にすぎない」というセリフがありました。

まさにその通り!と思って感動した
常識と偏見というのは、表裏一体なんですね。
つい私も忘れそうになることがありますが、日頃から「何でもあり」と意識するだけで、心持ちが変わってきました。
ぜひ、おためしください。
もし、どうしても「何でもあり」とは思えない、「~すべきだ」「~するのは当然だ」という考えをやめたいのにやめられない、という場合は、ぜひコーチングをおためしください。
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