視座や視点を変える 自分やものごとの捉え方 

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

先日、B’zの稲葉さんのソロライブに行ってきました。
今年は3回ライブに行くのですが、2回目まで終了し、残すところあと1回になりました。

1回目のライブで「感じること」について考えた記事はこちら

今回は、2回目のライブで考えたことをお伝えします。

それは、近くから見るか、遠くから見るかなど、自分や出来事、ものごとの捉え方についてです。

ライブの見え方のちがい

この公演のチケットは、かなり久しぶりに、ファンクラブでとったチケットではなく、一般向けに発売されているチケットでした。

チケットをとってくれた友人に感謝!

なので、席はアリーナの4階で、一番上のフロアからステージを見下ろす形でライブを鑑賞しました。

最近はファンクラブでチケットが取れていたので、その高さ、距離でライブを見るのはとても新鮮で、見え方のちがいを実感しました。

ステージの距離が遠く、席が高い位置にあるので、ステージはもちろん、観客席を含めた会場全体を見渡せるんです。

ステージの構造、ステージ上で流れる映像・照明・演者の動きなどといった演出の部分から、観客の様子まで、ライブ全体を一つの作品のような感じで見ることができます。

演者の表情、細かな動き、衣装の詳細などはさすがに肉眼では見えないけれど、その代わりに楽しめる部分があります。
友人とは、あの映像がよかったね、とか、あの照明の色がかわいかったね、などと感想を言い合っていました。

全体像は、ライブが映像化されれば見られます。
でもその場で体感するのは、映像とはやっぱり違う。格別ですね。

一方で、席がステージから近い場合は、演者の詳細が肉眼ではっきり見えます。
ステージを見ると言うよりも、演者を目で追い、演者を見ます。(近ければ近いほどステージ全体は見えないし。)

今回のライブでは、ステージから遠い席と近い席では視点と楽しみ方がちょっとちがう、ということに気がつきました。

私たちの生活も、ライブのようにさまざまな構成要素がある

「近い」と「遠い」というのは、ライブだけではなく、私たちの生活でも大切な観点なんじゃないかと思います。

私たちはみな、それぞれが主人公の人生を生きていています。
他の人にはなれないから、自分が感じていること、見ていること、聞いていることがすべて。

ライブでいうならば、ステージの目の前の席から、特定の演者一人をピンポイントでずっと見ている、という感じです。

ただ一方で、ライブは複数人の演奏と歌で成り立っています。
また、何の変哲もないステージで演奏して歌っているのではなく、映像や照明といった演出、そして観客、すべてが一体となって、ライブは完成します。

ライブと同じように、世界は自分1人で成り立っているわけではなく、たっくさんの関係者がいます。
所属するコミュニティーも、複数あります。

私たちの人生、生活を取り巻く環境は、いろいろな要素から成り立っているんですよね。

複数の要素が組み合わさっているので、どこからどうのように自分やものごとを見るのか、というのが大事になってきます。

自分やものごとを、どのように見る?

席の場所によって、ライブの見え方は変わります。
近くの席だと見えないものが、遠くの席だと見えることがあるし、逆もまたしかり。

これと同じように、近くからも、遠くからも自分や自分の置かれている状況を見ることは大事です。
また、視点を変えることも求められます。

近くから自分を見る

自分が何を感じ何を考えているのか、どうしたいのか、何が嫌なのかなど、それを意識し、はっきりさせることはとっても大事なことです。

自分のことはわかるようで意外とわかっていないことも多いので、それを整理していくことで、心地よく生きるための取扱説明書ができあがります

自分の中に深く潜り込んでいって、普段意識していない部分まで掘り出してくるという作業が必要なときもあります。

遠くから自分を見る

人は一人で生きているのではなく、社会の一員です。

ライブでは、ボーカル一人が歌っているわけではなく、ハモリもあれば、楽器の演奏もあるし、その他の演出もあります。
それぞれがバランスをとりながら歌ったり演奏したりして、最高のステージに仕上げています。

自分は自分の人生の主人公だけれど、「全体の中の一人」でもあります。
この、「全体の中の一人」として自分をとらえることも大事です。

これは、全体の中の一人だから自分を犠牲にする、という話ではありません。

ライブでは、誰も自分が犠牲になっているとは思っていないと思います。
一人でもそのように思っている人がいたら、きっとライブは成功しませんよね。

全体の中の一人として自分に何が求められているのかを把握して、自分を表現して役割を果たし、そのことに満足する、ということです。

もちろん、その前提にあるのは、「自分はどうしたいか」。
自分はやりたくないのに、納得できないまま求められていることをやるのとは、ちがいます。

視点を変える

私たちは普段自分の視点でものごとを見て、聞いて、感じています。

けれど、私たちは一人で生きているわけではないので、ときに他者の視点に立つことも必要です。

ライブだって、演者たちの自己満足でやっているわけではなく、演者たちがやりたいことと、ファンや観客が求めている(だろう)ことの折り合いをつけて構成を考えていると思います。

ライブは観客に見せるもの、観客に喜んでもらうものなので、観客のことを考えるのは当たり前なのですが、日常生活でも同じです。

日常生活は誰に見せるためのものでもありません。
でも、他者とともに生きています。
他者に喜んでもらいたいとか貢献したいと思う気持ちは、ライブで観客に喜んでもらいたい、と思う気持ちと同じです。

ちょっと前に、「怪物」という映画を見ました。
是枝裕和監督の作品で、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した作品です。
詳細には触れませんが、この作品は、ある一連の出来事を三者の視点で描いています。

映画『怪物』 公式サイト
監督・是枝裕和 × 脚本・坂元裕二 日本屈指の映像作家&ストーリーテラー、夢のコラボレーション実現! 映画『怪物』 2024年2月21日Blu-ray&DVD発売決定!

また、だいぶ昔になりますが、いじめを受けている側と、いじめている側、両者の視点で描かれた漫画を読んだことがあります。

視点を変えると、同じ出来事も、まったくちがうものになってしまうことがあります。

これには、嬉しい場合とつらい場合があります。

嬉しいのは、自分が悪いと思っていたことが、相手にしてみると悪いことではなかった場合などです。
わかりやすい例は、自分の言動で相手が傷ついたかな、と心配していたけど、相手は全然気にしていなかったとか。

つらいのは、自分が良かれと思っていたことが、相手にとっては全くの検討ちがいだった、という場合です。

映画「怪物」と昔読んだ漫画では、後者のつらい場合が描かれています。

これらの作品を見て、本当に怖いなぁ、と思いました。
悪者!という人はいないし、自分もやりそうだから、余計に怖い。

他者のことを完全に理解することはできないし、相手を理解しようとして話を聞いたとしても本当のことを話してくれるとは限らない。
嘘をつかれることだってある。

興味ある方は、ぜひ、「怪物」を見てみてください。

いずれにせよ、大事なのは

  • 他者の視点に興味をもつ(聞く、想像する、など)
  • 自分の視点で見えていることが正しいとか、全てだと過信しない

ことなのではないでしょうか。

まとめ

今回は、久しぶりにライブを後ろの方から鑑賞したことで感じたことをお伝えしました。

以前、劇団四季の「キャッツ」を前から3~4列目で鑑賞したときも、ステージの全体像が見えず、前からだけじゃなくて、後ろからも見たいな、と思いました。

自分が今いるところだけじゃなく、視座や視点を変えると、ものごとが全然ちがって見えます。

自分を近くからしっかり見つめて自分を知り、
ちょっと遠くから自分を見て、全体の中の一人であること、自分の立ち位置を把握して、
ときに他者の視点に立ち、自分の視点で見えていることを過信しない

ぜひ、このことを普段から意識してみてください。

近くでなければ見えないこと、遠くでなければ見えないこと、他者の視点でなければ見えないことがあります。

特に、悩んでいるときはかなり視野が狭まっているので、視座や視点を変えると、何か突破口が見えるかもしれませんよ。

サポートが必要ならば、ぜひコーチングをお試しくださいね。

よろしければ、こちらもお読みください。


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