こんにちは、ライフコーチのSayaです。
本屋に行くと、自己啓発本がたくさんありますよね。
私も一時(主に仕事について悩んでいたとき)、自己啓発本をたくさん読みました。
悩んでいたので、そういう本を読んで、ヒントを得ようとしていたんです。
また、今でもコーチングに関係しそうな本は読みます。
自己啓発本は、とても参考になります。
本から学んだことは、自分の生活に役立てていくことができます。
けれど、もし、何冊も読んでいるのに自分の生活や考え方に大きな変化を感じられないならば、いったん自己啓発本から離れてみてはいかがでしょうか?
そしてその代わりに、お好きなエンタメに浸ってみては?
なんで自己啓発本から突然エンタメ?と思われたかもしれません。
でも、歌、ドラマ、映画、小説、絵本などなど、エンタメにも、自己啓発本と同じようにたっくさんの深いメッセージが込められています。
自己啓発本は、「頭ではわかるけど・・・」になりやすい
自己啓発本は、基本的にノンフィクションです。
一部、ストーリー要素があるものもありますが(「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」では、登場人物が対話する)、大半は著者が著者自身の言葉で、考えや経験を記しています。
私が提供しているホリスティックライフコーチングでは、「感情」「思考」「身体(体感)」の3つをバランスよく使う、ということを大切にしています。
自己啓発本を読んだときに使うのは、ほとんどが「思考」です。
本を読めば、当然ですが、その内容について考えます。
自分も著者と同じマインドを取り入れよう、と考えたり、
自分の今までのやり方を反省し、次に同じことがあったらこうしよう、と考えたり。
けれど、いまいち、実感が伴っていないような気がしませんか?
私の今までの経験では、自己啓発本を読んで「ふむふむ」と思うことは多いですが、それだけで終わってしまうことがほとんどです。
読んでいるときは思うんですよ、ああしてみよう、こうしてみよう、とか。
でも、いざ本を読み終わると、正直、忘れます。
読み終わったことに満足して、読んだだけで自分が成長したような、変わったような気がしてしまうことさえあります。
わかった気になって行動が伴っていない、頭でっかち人間になりかねません。
ただ、1冊だけ、インパクトの強かった本があります。
感情や体感が伴うと、腑に落ちる
その本を読んで得たのは、「お金のことは心配しなくてもいい」という安心感でした。
本を読んだとき、心にのしかかっていた重い何かがフッとなくなって軽くなる、本当にそんな体感が得られたんです。
言うなれば、迷子になって緊張して怖い思いをしている子どもが親と会えたときに張り詰めていたものが緩む、そういう感覚に近かったと思います。
フッと軽くなる体感と、安心感という感情。
この2つをを得られ、お金のことは気にせずに、公務員をやめる決心がつきました。
大丈夫だという根拠はありません。
理屈ではなく、身体がそうだとわかった、というイメージです。
自己啓発本で、このような強力な感覚を得られることもあります。
けれど、それはとても稀なこと。
一方で、エンタメからは、さまざまな感情や体感が得られます。
エンタメで感じる、考える
たとえば歌は、メロディー(演奏)と歌詞(歌唱)から成ります。
歌詞には、書いた人の思いが込められています。
その思いが、歌手の歌声とメロディーにのせられて届くと、いろいろな感情がわきあがってきます。
作詞家のインタビューなどで歌詞に込められたメッセージなどを知ると、また感じ方が変わったりもします。
メロディーの力も大きいですよね。
盛り上がらせてくれるメロディー、落ち着かせてくれるメロディー、寄り添ってくれるようなメロディーなど、メロディーによって、さまざまな体感が得られます。
こうして、歌が自分の応援ソングになったりするわけです。
ちなみに、私は退職することを決めた後、年度はじめの上司との面談で退職することを伝えようか、もっと後に伝えようか、悩んでいました。
コーチングを受け、面談で伝えることを決めたものの、面談前日の夜は緊張していました。
そんな私の緊張を解いてくれたのは、B’zの「純情ACTION」という曲でした。
面談前日、寝る前にドキドキしていたら、急に頭の中に流れてきたんですよ。
その曲はしばらく聴いていなかったので、意外でした。
曲が流れてきて、「あ、明日伝えるんだ、私」「それでいいんだ」と思い、ホッとして、眠りにつきました。
翌日、無事に伝えることができました。
歌以外でも、同じです。
ドラマ、映画、小説、絵本などは、メロディーはありませんが、ストーリー性があります。
ストーリー性があると、中に入って行きやすいですよね。
自分があたかも主人公、あるいは主人公以外の登場人物になったよう気持ちになります。
感情や体感がリアルに感じられます。
作品に込められたメッセージを、感情や体感とともに受け取ることができるので、より自分の中に浸透しやすくなります。
そして、何かを感じてそれで終わりではなく、多くの場合、そこからさらに思考するのではないでしょうか。
自分を振り返ったり、自分だったらどうするだろう、と考えたりしますよね。
その結果、先ほどの私の例のように、ふとした瞬間に登場人物が頭に浮かんだり、セリフを思い出したりして、自分の行動に影響を与えるということが起きます。
こういう経験は、なかなか自己啓発本では得られないのではないかと思います。
自分の学びや成長を考えたとき、自己啓発本を手に取るのもいいですが、ぜひ、エンタメにも目を向けてみてくださいね。
まとめ
今回は、自己啓発本を読んでもその効果が感じられないのであれば、好きなエンタメに浸り、感じ、考えてみよう、ということをお伝えしました。
エンタメからは、本当に多くのメッセージを受け取れます。
作り手の思いが込められています。
それを、頭だけではなく、身体全体で受け取ることができます。
私がブログの中でエンタメを紹介しているのは、そういった理由からです。
(エンタメが含まれる記事はこちら )
自己啓発本ももちろんとても有用で、私も読みます。
けれど、「感じる」ことが難しいんですよね、自己啓発本は。
ぜひ、お好きなエンタメ、身近なエンタメからどんなメッセージを受け取り、何を感じ何を考えたのか、ちょっと意識してみてください。
「あの本に書いてあったのはこのことか!」と、エンタメと自己啓発本がリンクするようなこともあるかもしれません。
そうすると、より深く自分にインプットされます。
コーチングでも、「感じる」こと(感情や体感)を大切にしています。
もちろん、思考も無視しません。
自己啓発本で限界を感じたならば、コーチングもおためしくださいね。
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