こんにちは、ライフコーチのSayaです。
人にもよると思いますが、誰かと話すときは、気をつかって話すことが多いのではないかと思います。
失礼のないように言葉を選んだり、元気がなければ励ましたり。
では、自分に対してはどうでしょうか。
頭の中で考えていること。
あるいは、ひとり言など。
どんな言葉で、自分に話しかけていますか?
人は、1日に何百、何千、何万回も自分に何かを言い聞かせているといいます。
何も考えていないことってほとんどないですよね。
仕事や家事、食事、お風呂、寝る前、誰かと話しているときなど、何かをしながら、何かを考え、自分に話しかけています。
そのときに、もし常にネガティブな言葉をかけているとしたら、どのような気持ちになるでしょう。
今回は、自分にかける言葉を意識することについて、お伝えします。
ネガティブな言葉の影響
言葉が人の心、気持ちに与える影響は、大きなものです。
人からかけられる言葉、人にかける言葉
人から何か言われて、ショックを受けたことは、誰しも経験したことがあると思います。
あるいは、周囲でいさかいが起きて、嫌な気持ちになったことがある人もいるかもしれません。
私は小学校時代にいじめを受けていて、当時は「きたない」「くさい」「さわるな、腐る」など、心ない言葉をかけられました。
こういった言葉にかなりのダメージを受けるのは、想像に難くないですよね。
「腐れるものなら腐ってみぃ」と今なら思うけどね
いじめは特殊な例ですが、このようなストレートな言葉じゃなくても、人から何かを言われて悲しかったり、残念だったり、不愉快になったりすることはありますよね。
また、自分にかけられた言葉ではなくても、たとえば職場で誰かが誰かに怒鳴っていたら、気持ちは落ち込みます。
その場の雰囲気も、とても悪くなります。
逆に、自分が言った言葉が誰かを傷つけてしまったのではないかと心配になることもあります。
私たちは、大なり小なり、言葉がもつ影響力を認識して、言葉を選んで人とコミュニケーションをとっています。
自分にかける言葉
では、自分に対してはどうかというと、何も意識していない人が大半です。
人にかける言葉は選んでも、自分にかける言葉は選ばない。
無意識に自分に話しかけています。
自分が頭の中で勝手に思っていることなんだから、別に好きに考えてもいいでしょ、と思われる方もいるでしょう。
いいんですよ、好きに考えて。
でも、それが自分を傷つけているとしたら、どうしますか?
言葉がもつ影響力。
これは、口に出して人に言う言葉だけではなく、自分が心の中で考えることや独り言でもまったく同じなんです。
- 自分ってほんとダメだなぁ
- 何でできないんだろう
- 仕事イヤだな
- 最近やる気出ないな
- またやっちゃったよ
- どうせ私/俺なんて
- なんで誰もわかってくれないんだろう
- 何あの人、ムカつく
- あの人、ああいうところがダメなんだよな
上記のようなネガティブな言葉を、頭の中で考えること、ありますよね。
なにげなく、無意識に、考えます。
ちょっと想像してみてください。
自分がよく考えるネガティブな言葉(上記以外のものでもOKです)を、頭の中で連呼する悪魔の自分を。
たとえば、私は「なんでできないんだろう」と考えることがあります。
自分としては、ネガティブでもポジティブでもないフラットな気持ちで、原因を追求して改善するために「なんでできないんだろう」と考えているつもりです。
でも、頭の中で連呼すると、「できない」という状態に、ぐいぐい引っ張られていくような気持ちになります。
ネガティブな言葉(リストで太字にした部分)が、頭の中で増殖していくんです。
頭の中の悪魔の言葉には、人に心ない言葉をかけられたときのグサっと突き刺さるような鋭さはありません。
でも、じわりじわりと痛めつけてくるんです。
知らず知らずのうちにダメージを受けて、気がつくと深い沼にハマり、そこから逃げる気力も体力もなくなっている。
そんなイメージです。
今、悪魔の自分が連呼しているところを想像していただきましたが、まったく同じことが、普段、無意識で起きているとしたら、とても怖いことではないでしょうか。
沼にハマらない!ポジティブな言葉で対抗
ネガティブな言葉は、悪いものであるとは限りません。
自分を守るため、自分への警告のために有効なこともあります。
だから、「なくそう」と思う必要はありません。
でも、沼にはハマらないようにしてほしいんです。
先ほどの私の例でいくと、「できない」の沼にハマると、何もいいことがありません。
解決策を探しているつもりで、実は全然先に進めていない、ということが往々にしてあります。
では、沼にハマらないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、ネガティブなことを考えたら、その後にポジティブな言葉を必ずセットで考えるんです。
悪魔の自分がささやいてきたら、天使の自分で対抗するんです。
ただし、ネガティブな言葉の影響力は特に大きいので、ネガティブ1に対して、ポジティブ3くらい考えるとちょうどいいかもしれません。
- まあいっか
- だいじょうぶ
- 成果は出てる
- 休むのも大事
- 自分のペースでOK
- 思い通りにならなくても、また考えればいい
- 自分、がんばってる
- 〇〇さんは私の話を聞いてくれる、感謝
- 無理しなくてもいい
- 完璧である必要はない
- あの人にはあの人なりの事情がある
- あの人のああいうところはいいところ
自分が安心できる言葉であれば、何でもいいです。
果たして自分にポジティブな言葉をかけられるのか・・・と思われるかもしれません。
大丈夫です、あなたの中にも必ず天使がいます。
意識すれば、できるようになります。
最初は意識しないとできなくても、続けていくうちにクセになり、自然とできるようになります。
いずれは、ネガティブなことを考える頻度も減っていきます。
モヤモヤしてるとき
やる気が出ないとき
むしゃくしゃしているとき
気持ちが落ち込んでいるとき
もうどうでもいい!と投げやりになったとき
最近何かとうまくいかないなぁ、と思ったとき
頭の中がぐるぐるして同じことばかり考えているとき
そういうときは、沼にハマりかけているか、沼にハマってしまっています。
自分が考えていることを意識してみてください。
頭の中が悪魔の言葉に支配されていることに、きっと気がつくでしょう。
そのときは、ぜひ、自分の中の天使の言葉を聞いてあげてください。
まとめ
今回は、自分にかける言葉を意識して、天使の言葉を聞いてあげることについてお伝えしました。
人には気をつかって言葉を選んで励ましたりするのに、自分に気をつかわないなんて、自分がかわいそうだと思いませんか?
自分は自分の応援者であっていいんですよ。
むしろ、誰よりもまず自分を応援してあげてほしいです。
人は、自分で自分を応援して、周りからも応援されて、それを受け入れて、そして自分も周りを応援しながら、さまざまな困難を乗り越えて生きていくのだと思います。
一人では難しい場合は、お気軽にコーチングをお試しくださいね。
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