「ライフコーチ・マインド 人生を動かすコーチングの教え」は人生の指南書

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

先日、私のコーチングの先生であるシュッツ具子さんの著書が出版されました!

「ライフコーチ・マインド 人生を動かすコーチングの教え」

この本には、具子さん自身が経験したことのほか、具子さんが行った数々のコーチングセッションから得た学びが、ギッシリと詰め込まれています。

一言で言うと、いつでも読めるよう、常に手元に置いておきたい人生の指南書

悩みが多く、生きづらさなどを感じている人はもちろん、悩みがそこまで多くない人にも、ぜひ読んでいただきたいと思います。

今回は、「ライフコーチ・マインド 人生を動かすコーチングの教え」から、特に印象に残った部分をご紹介します。
(本記事の引用文は、すべて「ライフコーチ・マインド 人生を動かすコーチングの教え」が引用元です。)

あらためて考えさせられた、信頼感

私は著者であるシュッツ具子さんのライフコーチ養成講座を修了しているので、本に書かれている内容については、基本的に全て学んでいると言えます。

なので、信頼感をもつということについて、ふだんから意識している方だと思います。

それでも、信頼感をもって生きるということの重要性、信頼感が自分の生きたい人生を生きるためのベース、大きな力になるのだということを、あらためて強く感じました。

では自分らしく生きるために必要なものはなんだろう?
もしあえてひとつだけ選ぶとしたら、私は「信頼感」をあげたいと思う。

ここでいう信頼感というのは、特定の誰かを信頼することではない。
そして自分を信頼することとも少し違う。
そうではなく、自分も他人も含めたこの世界全体、宇宙全体の流れを信頼することだ。

宇宙・・・?話がいきなり壮大になってきたぞ

と思った方も多いかもしれません。
安心してください、私も宇宙の概念が完璧に理解できているわけではありません。

宇宙全体と聞いて思い出したのが、心理学の三大巨頭といわれているアドラーの「共同体感覚」です。

「共同体感覚」とは、他者を仲間だとみなして、自分の居場所を感じられる状態になることです。
アドラー心理学の中では理想的な状態とされています。

その共同体の中身が、「過去や未来も含む宇宙全体」とされています。

「宇宙全体の流れを信頼する」ということと「共同体感覚」、とても似ていると感じました。

といっても、宇宙といわれて理解できる人はなかなかいないですよね。

私も今まで意識してきた「信頼」の対象は、自分や、私と関わりのある人・もの・ことで、宇宙だなんて考えていませんでした。

今回、本書を読み、宇宙全体の流れを信頼することについて考えてみましたが、そうそう簡単に理解できることではありません。

ただ、シンプルに「万事オッケー、順調なんだ」と感じられている状態、これが安心感を得るのに大切だということはよく分かります。

その安心感が、行動をするときの大きな勇気、力となるのが感じられるからです。

人生には、一見、順調じゃないように思えることも起こります。
でも、それもひっくるめて長い目で見れば全部順調なんだということを信頼できれば、怖いことはない。

自分がそういう気持ちをもてているか、確認するいい機会となりました。

客観的に自分の行動と感情を把握する

何かをしたいと思っていても、なかなか行動できない人は、多いのではないでしょうか。

私は、サクッと行動できるときと、できないときの差がけっこう大きいです。

そんな自分の行動について、本書を読み、客観的に把握することができました。
また、行動を把握した後は、その行動を起こしている自分の感情に焦点を当てることができました。

その結果、自分がなかなか行動できないときは、大体は自信をなくしているときなのだと思い至りました。

そして印象に残ったのが、次の記述です。

テストで90点をとって自身が出てくる人もいれば、自信を失う人もいる。
ということは、自分の期待値と現実に差があり、それを埋められないのではないかと感じたときに湧き上がってくるものが、自信のなさであると定義づけることができる。

だとしたら、どうにかして自分の期待値を下げることができれば、あるいは自分が期待値を達成できると感じられるなら、自信が出てくるということだ。

これは、新たに知ったことではなく、既知の内容ではありました。

でも、自分に当てはめて考えることが今まで少なかったように思います。

その理由は、「自分は自己肯定感が高い方だ」とか、「自分への期待値は元々そんなに高くないし、自信があるとまではいえなけど、ないわけでもない」と思っていたからです。

でも、自分にも自信をなくしているときがある、ということがよくわかりました。
そういう時は、本書に書いてあることを実践し、サクッと対処できるようにしたいと思います。

自分のこととなると主観的になってしまうため、何かが盲点になってしまうことはよくあります。
本書を読みながら自分について集中して考えれば、その盲点が明らかになってきます

誰かと一緒に生きるということ

パートナーシップの考え方について、本書では次のように述べられています。

(前略)誰かと一緒に生きるということはかけ算なのだ。
(中略)つまり、どちらかの夢だけが優先されたり、どちらかが完全になにかを諦めたりするのではなく、ひとりのときには考えもしなかった新しい道をふたりで一緒に模索して作り上げていく、というのがパートナーと生きる醍醐味だ。

私は現在夫と2人暮らしで、大きな問題もなく、良い関係を築けています。
そして今までを振り返ってみたとき、上記の内容が、本当にそのとおりだな、と感じます。

私が公務員を退職して、ライフコーチとして歩み始められたのも、夫の後押しや協力があることが大きく影響しています。
夫と一緒に過ごしていなかったらライフコーチにはなっていなかったかもしれないし、そもそもコーチングに出会えなかったかもしれません。

また、一緒に過ごしていれば、一方が興味があることについて、もう一方も興味をもつようになることがあります。

そうすると、たとえば1人だったら行くのが難しいけど、2人なら行くことができるというように、楽しみが増えたり、効率化できたりしますよね。

一緒に暮らしていると、そりゃあ、イライラしたり文句を言いたくなることもあります。

でもそれ以上に、2人のかけ算によって将来一体どこにたどり着けるのか、どんな景色を見られるのか、私はとても楽しみです。

まとめ

今回は、私のコーチングの先生であるシュッツ具子さんの著書「ライフコーチ・マインド 人生を動かすコーチングの教え」をご紹介しました。

具子さんは、ご自身のSNSで、「人生の教科書がわりに、ガシガシ線でも引っ張りながら使っていただけたら最高に幸せです。」とおっしゃっていました。

私も、たくさん線を引きながら読み進めました。
その一部が、今回ご紹介した内容です。

他にも、本書には人生を生きやすくする方法がたくさん掲載されており、自分の望む人生を歩むための指南書となっています。

特に悩みもなく過ごせているときは、本書を読んで、「うんうん、私は大丈夫」と大きな安心感と勇気が得られる。
ちょっと悩んだり、停滞しているときは、自分が置かれている状況や感情を客観的に把握して対処するのに役立てる。

何度でも読み返して、人生の色々な場面で活用していこうと思います。

みなさんも、ぜひ読んでみてくださいね!

ちなみにペーパーバックで軽く、持ち歩きにも適しています。

「ライフコーチ・マインド 人生を動かすコーチングの教え」

シュッツ具子さんのウェブサイトはこちら


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