「感情」は望む場所にたどり着くための道しるべ 感情に敏感になろう

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

突然ですが、最近、口唇ヘルベスができてしまいました。
経験者はご存知かと思いますが、口唇ヘルベスは、疲れて免疫力が下がっていると出るんです。
ちなみに、私の姉や夫は口唇ヘルベスはできないけれど、その代わりに口内炎ができます。

口唇ヘルペスも口内炎も、身体を労わらないで無理を続けてしまうと、風邪をひいたりします。

このように、身体は不調を訴えてきます。

では、心はどうでしょうか。

心もサインを送っています。
それは、「感情」というサインです。

今回は、感情を受け止め、対応していくことについて、お伝えします。

感情に対応することは、自分が望む場所にたどり着くために、必須の作業です。

感情という心のサイン

感情の一例をあげてみます。

【ポジティブな感情】

嬉しい、楽しい、幸せ、気持ちがいい、スッキリ、ウキウキ、ワクワク、安心、リラックス、ほっこり、好き など

【ネガティブな感情】

悲しい、苦しい、辛い、恥ずかしい、不安、不満、心配、イライラ、ムカムカ、モヤモヤ、怒り、やる気が出ない、嫌い など

ここでポジティブ、ネガティブと書いたのは、ポジティブな感情をもつのが良くて、ネガティブな感情をもつのが悪い、ということではありません

ときどき、怒ったりイライラすることは悪いことだとか、やる気が出ない自分はダメだと考える人がいますが、そういうことではないので、誤解しないでくださいね。

生きていると、両方の感情を感じるものです。
感じること自体に、良いも悪いもありません。

感情は、心のサインです。

自分が進みたい方向に進めているかどうかの、道しるべとなります。

ポジティブな感情があれば、進みたい方向に行けている。
ネガティブな感情があれば、進みたい方向とはちがう方向に向かっている。
ということです。

大切なのは、感情を見逃さないこと。
感情という心のサインを見逃してしまうと、本来自分が望む場所とは全然ちがう場所にたどり着いてしまうかもしれません。

思考で感情に蓋をする

感情という心のサインは、誰にでもあるものです。
また、本来、反射的に身体全体で感じるものです。

子どもは、自由気ままに笑ったり、はしゃいだり、泣いたり、怒ったりしますよね。
あれが本来の姿です。

大人になってからも、楽しかったり嬉しかったりすると、身体を軽く感じて、顔は勝手に笑顔になります。
もし楽しみや喜びの対象があるのだとすれば、身体が勝手にその対象に向かって動くこともあります。

桃せいじん
桃せいじん

B’zのライブで稲葉さんが近くに来たとき、無意識で全力で手を振ってたよ

また、悲しくて自然と涙が流れてきたり、怒りを感じて身体が熱くなったり、不安すぎて食欲がなくなったりします。

一方で、成長するにしたがって身につけるのが、思考力です。
反射的に身体全体で感じる感情に対して、冷静に頭で考えるのが思考です。
社会生活を営んでいく上で、思考力は欠かせません。

自分が望む方向に進んでいくためには、感情と思考のバランスが重要です。
感情に偏っていても、思考に偏っていても、スムーズに進んでいけません。

感情を道しるべとして、自分にとって良い進み方、進む方向などを思考するのが理想的な状態です。

注意しなければいけないのは、「思考」がときに感情という心のサインをキャッチする妨げになってしまうということです。

コーチングセッションなどで、気持ちや気分をクライアント様に問うことがあります。
そのときに、「感情」ではなく、「思考」したことを回答する方がいます。

人によっては、パッと思考が出てきて、そのときに感じた感情に蓋をしてしまうことがあります。
どんな感情だったか聞かれても、なかなか答えられない、ということもあります。

感情に蓋をし続けるとどうなるか

よく、「感情的になるな」と言われますよね。
感情を露わにして人と接しても冷静に対応できないから、ちょっと落ち着こう、ということです。

たとえば怒りに任せて人と話しても解決しづらいですし、頭の中が不安でいっぱいな状況で冷静な判断はできないですよね。

けれど、「感情をあまり表に出さずに冷静に対応する」ことと、「感情に蓋をして押し込める」ということ、もしくは「感情を否定すること」は全くの別物です。

先ほどお伝えしたとおり、「感情」は心のサインであり、道しるべです。
それを見失ってしまったら、どっちに行ったらいいのかわからなくなってしまいます。

だから、自分は怒りを感じているとか、自分は嫌だと思っているという事実を、1回しっかりと受け止めてあげる
その上で、どうするか冷静に思考することが必要です。

ただ「冷静に対応しなくちゃ」とか、「我慢しなくちゃ」という思考で感情に取り合わず、感情が出てきそうになった瞬間、パッと蓋をして押し込める。
もしくは、「怒るなんてダメ」「嫌だと思うなんて心がせまい」と自分の感情を否定する。

それを続けると、どうなってしまうでしょうか。

先述したように、本来自分が望む場所からは、どんどん離れていきます。
その結果、さらに負の感情は増えていきます。
取り合ってもらえずに行き場のない感情たちは、消化不良状態となり、ストレスに変化します。

そして、どんどんどんどんストレスの塊は大きくなって、身体にも影響が出るようになり、最悪、生活に支障をきたすまでになってしまいます。

悲しみ、怒り、不安などのネガティブな感情そのものがストレスなのではありません。

その感情を受け止めないと、ストレスになってしまうのです。

まとめ 感情に敏感になる

今回は、感情は心のサイン、望む場所に向かうための道しるべである、ということをお伝えしました。

感情には、ポジティブな感情もネガティブな感情もあります。
どちらがいい、悪いではありません。

ポジティブな感情であれば、自分にとって正しく、
ネガティブな感情であれば、自分にとってちがう。
という、とってもとっても大切なサインなんです。

【正しく進めている場合】

ポジティブな感情をしっかりと感じ取り、
その感情を力にして、
引き続きそちらの方向に進む。

【何かがちがう場合】

ネガティブな感情を受け取る

これだけで解決する場合もありますが、必要であれば、さらに

  • 何が、どう、ちがっているのか
  • ちがう方向に進んでしまった原因は何なのか
  • 望む方向に進むためには、どうしたらいいか

を考えて、軌道修正する。

これは、口唇ヘルペスや口内炎ができたときに身体を労るのと、全く同じことです。

感情に蓋をしたり否定したりして、自分の望む方向に進めないのは、とても残念なことです。
ストレスを溜め込んでしまうのは、とても怖いことです。

自分の感情に敏感になり、しっかりと受け止めて対応し、望む場所に向けて人生を歩んでいきましょう。

自分の感情がわからない、何かがちがうのは分かるけど、どうしたらいいかわからないなど、サポートが必要な場合は、お気軽にコーチングをお試しくださいね。


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