シンプルでポジティブな信念をもとう

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

先日、我ながら信じられない行動をしてしまいました。

なんと、ボウルの中に割るつもりだった卵を、生ごみを入れる容器の中に割り入れてしまったんです…。

卵が高騰しているというのにねぇ…

なぜこんな奇行に走ってしまったのか?と考えていたところ、「脳が誤解したのね」という結論に達しました。

今回は、脳が誤解しないように、「シンプルでポジティブな信念をたたき込もう」ということについてお伝えします。

恐るべき脳の誤解

卵を割る前、私が考えていたことと行動は、以下のとおりです。

  • 卵を割るために卵とボウルを取り出す
  • 「卵の殻はここに入れる」と考えて、生ゴミ入れを手元に寄せる
    (卵の殻はディスポーザーに入れない方がよい、という説明を思い出しながら)

そして卵を生ゴミ入れに割り入れました。

ちょっと補足すると、私は1月に引っ越しました。
引っ越す前、新居の内覧会で設備の説明を受けた際、「卵の殻はディスポーザーに入れない方がいい」と言われ、それが印象に残っていました。

さて、上記のような奇行に走った理由として考えたのは、次の3点です。

  1. 朝、起きてからさほど時間がたっておらず、少しボーッとしていた
  2. 「卵の殻はここに入れる」を、「ここに入れる」と脳が誤解した
  3. 手元にはボウルだけでなく、生ごみ入れもあった

ボーッとしているときは、あまり人の話が頭に入ってこなかったりしますよね。
これは誰でも経験したことがあると思います。

それと同じで、自分が考えていることでも、誤解します。

寝起きの私の脳は、「卵の殻はここに入れる」の最後の部分「ここに入れる」だけに注目してしまったようです。

それでも、手元にボウルだけ置いてあれば、ボウルの中に割っていたでしょう。
けれど、生ごみ入れもあったものだから、「ここに入れるのね~」とそっちに割ってしまいました。

このときの私は、ボーッとしていて文章の最後の方にだけ注目してしまいました。

このほか、脳は、肯定形・否定形を遅れて認識するという特徴もあります。
つまり、元の言葉にひっぱられる、ということです。

なので、コーチングをするときや勇気づけの講座の中では、もともと肯定的な意味のある言葉を使うことに注目します。

例:ミスしない → 成功する
  制限がない → 自由に
  病気を治す → 元気になる

「ミスしない」と否定はしているものの、「ミス」という言葉には否定的な意味合いが含まれます。
なので、もしクライアントさんが「ミスしない」を目標にしたいのであれば、「ミス」という言葉に引っ張られることがないよう、肯定的な「成功」などの言葉に言い直すよう促します。

信念の理想の形:シンプル × ポジティブ

寝起きはボーッとする、仕事をしているうちに疲れてきたり、眠くなったりする…
脳が本当に元気で集中できる時間って、1日の中でどれくらいあるのでしょうね。
そんなに多くはないのではないでしょうか。

だから、いつ何時でも脳が誤解しないような言葉をつかう
これはとっても大事なことなんです。

特に、自分を支配すると言ってもいい「信念」や「セルフ・トーク」は、とにかく誰がいつ聞いても誤解しないような言葉にしましょう。

私が最近受けたセミナーでは、私の深層にある「私はバカだ」という信念が明らかになりました。
正確には、「自分が行きたい方向に進めない。なぜなら私はバカだから」という信念でした。

「私はバカだから」というのはシンプルで誤解しようがないのはいいんですが、ネガティブです。
シンプルでネガティブな信念は、強力に自分を支配しています。

そのセミナーでは、その後、信念を書き換えるワークも行いました。

どのように書き換えるか考える中で、最初に私が考えたのは、「私は何でもできる。なぜなら私を制限するものは何もないから」でした。

そこで講師に「肯定的な言葉をつかって言い換えて」と言われ、「私は何でもできる。なぜなら私は自由だから」が最終形となりました。
シンプルで、ポジティブな新信念のできあがりです。

あなたの信念は何ですか?

信念というのがちょっと大袈裟と感じるならば、日頃自分に語りかけている「セルフ・トーク」はいかがでしょうか。

否定形が入っていませんか?
長くはありませんか?

ぜひ、寝ぼけ眼でも簡単に唱えられるような、シンプルでポジティブな言葉にしてみてください。

信念を決めたら、たたき込む

「自分が行きたい方向に進めない。なぜなら私はバカだから」
          ⇩
「私は何でもできる。なぜなら私は自由だから」

新しい信念を決めただけ。しかも内容は元々もっていた信念とは対照的。

こんなんですぐに切り替えられるのか?と感じる方もいらっしゃるでしょう。

それはその通りです。元々の信念は、長年にわたり自分を支配してきたものです。
書き換えたからって、今日から新信念に沿って本当に何でもできるかというと、さすがにそういうわけにはいきません。

ただ、信念を書き換える過程では、いくつかのワークをしています(内容は割愛します)。
したがって、新しい信念が突拍子もないものかというと、そういうわけではありません。
自分の内側から出てきた、自分自身が望む新信念であるということが前提にあります。

では、どうやってそれを自分の中に根付かせるのか。

それには、次のような方法があります。

  • から:すぐ目に入るところに書いて、目からインプット
  • から:1日に何回か唱えて、耳からインプット
  • 全身で:なりたい自分の姿や夢をかなえている景色を想像して、全身で感じる

こうして、毎日毎日、自分の中にたたき込んでいくというイメージです。

自分で考えた、自分のための新信念。

たたき込んでいるうちに、思ったよりも早く根付くかもしれません。

絶賛たたき込み中!活力がわいてくるよ

まとめ

今回は、シンプルでポジティブな信念をつくって、自分にたたき込むことについてお伝えしました。

疲れやすくて誤解しちゃう脳をいたわって、とびっきり分かりやすい信念やセルフ・トークを心がけてくださいね。

サポートが必要であれば、ぜひコーチングをお試しください。

よろしければ、こちらもお読みください。


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