こんにちは、ライフコーチのSayaです。
最近、SNSのフォロワーさんとやりとりをしていて、「スタバの雰囲気、苦手かも」と感じました。
20年くらい前はよく利用していたスタバですが、最近はほとんど利用しません。
そこで、何で行かなくなったのか、何で苦手と感じたのか、考えてみました。
すると、「スタバが苦手」と決めつけるのは言い過ぎだ、ということに気がつきました。
人は、自分の経験をもとに、ものごとを決めつけたり、思い込みを作ります。
一度決めつけてしまうと、
- 都合のいい情報ばかりを無意識に集めて、その決めつけ・思い込みを強固にする
- 都合の悪い情報は無視するか、あっという間に忘れる
ということが起こります。
スタバを苦手と決めつけてスタバに行かなくなることは、人生に影響をおよぼすほどの大きな問題ではないかもしれません。
機会損失にはなるよね
けれど、決めつける対象が、自分の性格や能力、人間関係、恋愛などに関することだったりすると、人生に与える影響は大きくなってきます。
この記事では、私がどのようにして「スタバが苦手」と決めつけようとしていたのかご紹介します。
みなさんの思い込みについて考えるきっかけにしていただければと思います。
スタバのイメージ
私が最初に考えたのは、スタバのどういうところが苦手なのか、ということでした。
そうこう考えているうちに、完全に忘れていたことを思い出しました。
苦手なところ
一言で言うと、スタバでコーヒーを飲んでいても、私は落ち着きません。
- いつでも混んでいる
- パソコンや勉強など、何かしら作業している人が多い
- 席と席の間隔が近い
- 店内が暗め
私が喫茶店やカフェに望むのは、憩いの場であるということ。
美味しいコーヒーを飲んでぼーっとしたり、本を読む。
あるいは、何てことない、楽しいおしゃべりをする。
そういう場所であってほしいんですよね。
私がパッとイメージするスタバは、憩いの場所であるどころか、人が多くて忙しない場所だったため、「苦手」と感じたんですね。
特に、最後にスタバを利用したときだったかな?ビジネスマンが4人くらいのグループで、全員パソコンを開いて打ち合わせをしていたんです。
その光景は、私が公務員時代にオフィスで打ち合わせをしていたときの光景そのもの。
スタバで本格的な打ち合わせまでしちゃうのかぁ、と愕然としました。
もともともっていた上記の印象に加え、このときの衝撃が決め手となって、「苦手かも」になったのだと思われます。
好きなスタバ
しばらく考えていたら、とあるスタバを思い出しました。
それは、鹿児島旅行で行ったスタバです。
そのスタバが、こちら。
いかがでしょうか。
先ほど私が苦手だと書いた落ち着かない雰囲気とは、全くちがいますよね。
作業している人はほとんどいなかったし、席と席の間に余裕があって、とっても落ち着く空間でした。(余談ですが、私はスタバのシンプルなシュガードーナツが好きです。このときも食べました。)
店舗詳細については、こちらをご覧ください。
そうなんです、当たり前のことですけど、スタバはスタバでも、店舗によって雰囲気はちがうんですよ。
我が家のまわりにはスタバが3軒あって、ビジネスマンが4人でパソコン開いて打ち合わせをしていたのは、そのうちの1軒です。
その他2軒も、客層が多少ちがうけれど、おおむね同じような雰囲気です。
なので、苦手というイメージをもっているスタバは、我が家の周辺のスタバや、ビジネスマンや学生が多いスタバってことになるかと思います。
それ以外のスタバには、のんびりくつろげるところもあるんですよね。
思い込みを作るのは、「自分を守るため」
私にとって、スタバでパソコンを開いて打ち合わせをしている光景のインパクトは大きかったようで、すっかり鹿児島のスタバを忘れてしまっていました。
これと全く同じことが、自分の性格や能力、人間関係、恋愛などに関することでも起きています。
どんなにそれが1回しか起きていないことでも、そのインパクトが大きいとその印象が優勢になり、思い込みを形成します。
さらに、その思い込みを強固にする出来事を無意識に探し、「やっぱりそうだ」と思い込みを自分の中に根付かせていきます。
何のためにそんなことをするかというと、自分を守るためなんじゃないか、と思います。
インパクトが大きい、とはどういうことかというと、端的にいうと「ネガティブな思い」をともなっていることが多いです。
もちろん、ものすごく幸せだとか、ものすごく感動したとか、そういう経験もインパクトが大きいんですが、ネガティブな思いの方が、インパクトが大きくなりやすいということです。
スタバで打ち合わせをする人たちを見たとき、私はネガティブな思いをもちました。
一人で作業している人が多い上に、パソコンを開いて打ち合わせをしているグループもいたら、カフェというよりオフィスみたいで落ち着かないじゃないか(ものすごく極端に言えば、不快)、と。
嫌だ、悲しい、ショック、恥ずかしい、寂しい、怖いなどといったネガティブ感情を伴う経験は、とても強力です。
簡単にポジティブな印象を打ち消してしまいます。
そして、同じような思いをもうしたくないから、思い込みを作って自分を守るんです。
「スタバが苦手」と思っておけば、もう行かないですよね。
そうしたら、不快な思いをしないで済む、ということです。
わかりやすく言ってるだけで、実際は「不快」とまでは思ってないよ
たとえば、わかりやすい例でいくと、
信頼していた人に裏切られたことがあって、人間不信になったとします。
人間不信になるのは、「人は裏切るものだ」という思い込みによるもの。
そして、その思い込みにより、人と深い関係にならない=裏切られて傷つく経験をしないで済む、ということになります。
実際はもっと複雑で、いろいろな経験が絡み合っているし、もともとは自分を守るための思い込みだったのに、もはやそれが何だったのか、なかなか思い出せなかったりします。
今回のスタバの件も、打ち合わせのことは、すぐには思い出さなかったんですよね。
考え始めてしばらくしてから思い出しました。
でも思い出すと、「あ、なるほど、あれが決め手だったのか」と妙に腑に落ちるものです。
さらに芋づる式に鹿児島のスタバのことも思い出し、「なんだ、『スタバが苦手』は言い過ぎじゃん」となったわけです。
思い込みをもっていても、それによって快適に過ごせていて、支障がないのなら問題ありません。
でも、何かうまく行かない、何かモヤモヤする、何か生きづらい、と感じる場合は、思い込みがあなたの邪魔をしている可能性があります。
一度、自分が思い込みを作った経緯を振り返ってみるといいかもしれません。
まとめ
今回は、私がふと「最近のスタバの雰囲気、苦手かも」と感じたことから、思い込みが作られる過程を考えてみました。
- ネガティブな感情をともなう経験をして
- 「もうそんな思いはしたくない」という気持ちが働いて
- 自分を守るために思い込みをつくる
ということは本当によくあることです。
書くのは簡単だけど、自分で自分の思い込みに気がついて、その形成過程を振り返って、さらに必要ならばその思い込みを手放すというのは、なかなか一人では難しいです。
自分にもそういうことがあるかもしれない、と感じたら、ぜひコーチングをお試しくださいね。
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