「どうせ」という考え方は、今すぐやめて!自分を傷つけてしまうから

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

みなさんは、
どうせ私なんて・・・」
どうせこうなるって分かってた。だから傷つかない、傷ついていない。」
と考えることは、ありますか?

もし、日常的にこのように考える癖がついている人は、今すぐこの考え方をやめることを決断しましょう。

だって、これらの言葉は、自分で、自分を傷つける言葉です。

自分を守るために、そう思うようにしているのかもしれません。
でも、実際はぜんっぜん守れていないんですよ。

不安に対して、行動できない人

人間関係だったり、仕事だったり、家族のことだったり、不安が頭をもたげることってありますよね。
不安が全くない状態はなく、誰もが大なり小なり不安をもって生きています。

たとえば、
友達の態度が急によそよそしくなってしまった。嫌われちゃったかな。
とか、
転職したはいいものの、本当に良かったのだろうか。
とか。

そういうときに、不安にどのように対処するでしょうか。

いろいろなパターンがあると思いますが、ざっくりと、

  • 不安に対して行動する人
  • 不安に押しつぶされて行動できない人

に分けられます。

この中で、後者の人の中には、冒頭の
「どうせ私なんて・・・」
「どうせこうなるって分かってた。だから傷つかない、傷ついていない。」
と思ってしまう人がいます。

自分を守るための、最悪のシナリオ

不安で不安で仕方がなく、それに対して何も行動ができないのは、とても辛いことですよね。
常に不安を抱えている状態は、想像しただけで、苦しいです。

本当は、何か行動をしたり、悪い方ではなく良い方に考えて、苦しい状況から逃れたい、と思っている人は多いと思います。

けれど、行動する勇気がなかったり、良い方に考えてもそれが現実にならなかった時のショックに耐えられないと考えて、引き続き不安を抱えることを選んでしまう。

そして不安を抱え続けた結果、せめて自分を守るために、最悪のシナリオを想定する、ということがあります。

最悪のシナリオを想定しておけば、それが現実になったときに大きく傷つかないで済む、と考えるんです。

「どうせ」は励ましではなく、追いうち

最悪のシナリオを想定して、それが現実になったときに思うのが、
「どうせ私なんて〇〇だから。」
とか、
「どうせこうなるって分かってた。だから傷つかない、傷ついていない。」
という言葉です。

自分を励まし、「大きく傷ついていない」と思っている。

でも、正確には、励ましているつもり、思わせようとしているだけです。

最悪のシナリオが現実になったら、傷つくに決まっています。
最悪なんだから、想定していたとしても、大きく傷つくんですよ。

最悪のシナリオを想定しておくことは、決して、悪いことではありません。
想定外のことが起きたら、驚き、戸惑い、動揺します。
想定内のこと、つまり心の準備ができていることが起きたら、驚き、戸惑い、動揺といった感情は抑えられるでしょう。

でも、傷つくか傷つかないかは、想定している・いないとは無関係ではないでしょうか。
「悲しみ」は、驚きや戸惑いや動揺などとは異なる感情です。

「どうせ」という言葉は、その傷ついた心をごまかすのに使われています。
自分の正直な心を、自分で受け入れていない状態です。

それどころか、「どうせ」という言葉で自分を蔑んだり自分の感情を否定して、追いうちをかけるように自分をさらに大きく傷つけています

不安に対して、行動できる人

一方で、不安に対して行動できる人はどうでしょう。
こういう人は、最悪のシナリオを想定していないのでしょうか。
最良のシナリオを想定して、それが現実にならなかったとき、大きく傷つくのでしょうか。

不安に対して行動できる人は、いろいろなことを想定して行動していきます。
決して、ただただ都合のいいことを考えているだけではないんですよね。
人にもよるとは思いますが、最悪のシナリオを想定している人も中にはいるでしょう。

行動した結果、不安よりも良い結果の方に意識が向く、とか、不安よりも良い結果の方に意識を向けるように気をつけている、ということです。

それでも、想定外の結果になることは、もちろんあります。
思いどおりにならないことがあることも、理解できています。

最良のシナリオを想定して、それが現実にならなかったとき、不安に対して行動してきた人だって、当然、傷つきます。
傷つかないわけではありません。

でも、行動してきた経過があります。

行動した結果がこれだったら、もう仕方ない、と納得できる。
または、行動したけど足りなかった、何かちがっていた、ならば今後どうしたらいいのだろう、などと考えを巡らすこともあるでしょう。

いずれにしても、傷ついて終わり、ではなく、傷ついた後には、気持ちを切り替えて、結果に対してまた次の行動がとれるんです。

まとめ 自分で自分を傷つけないで

仏教では、「如意にょい(思うようにならないこと)が人生である」という教えがあるそうです。
確かに、全部が全部、思うようになるわけではないですよね。

「ふにょい」って、なんかかわいい響きだね

このことを理解した上で、それでも自分が求める結果になるように行動するのか。

それとも、行動せずに不安を抱えて苦しみ、最悪のシナリオを想定して、「どうせ」と傷ついた自分に気がつかないふりをして自分に追いうちをかけるのか。

自分で自分を傷つけるなんて、それほど悲しいことはありません。
自分は、自分の一番目の応援者であってほしい。

私はそう思います。

不安に対して行動することは、勇気のいることです。
でも、変わりたいと思ったら必ず変われます

私は、いつでも変わりたいと思うあなたのことを応援し、サポートします。
必要であれば、お気軽にコーチングをお試しください。

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