「常識」との付き合い方 アニメ「チ。ー地球の運動についてー」を見て

画像は「チ。ー地球の運動についてー」公式ホームページより引用

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

最近よくアニメを見る私ですが、10月から始まったアニメ「チ。ー地球の運動についてー」がとても好きです。

TVアニメ「チ。 ―地球の運動について―」公式
若き天才作家、魚豊が世に放つ、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語。制作マッドハウス、出演は坂本真綾、津田健次郎、速水奨等。

アニメが終わったら原作マンガを買おうかと考えてるくらい

このアニメは、15世紀のヨーロッパで天動説が信じられていた時代に、地球が動いているのではないかと考え、命がけで研究した人たちの話(フィクション)です。

アニメを見ていると、15世紀当時は、下記のような世界観だったようです。

  • キリスト教(教会)が強く、神学が重要で崇高な学問
  • 神が世界を作った
  • 地球は底辺で、希望はない
  • 現世で良い行いをすると死後は天国へ行く
  • 現世で悪い行いをすると死後は地獄へ行く

このような世界で、常識から外れた地動説のような考え方は、異端思想として罰せられていました。拷問にかけられたり、処刑されていました。

世界史に疎いもので、間違っていたら申し訳ありません。
あくまでも、アニメを見た私が、このような世界だったのだろうと受け取ったということです。

このアニメを見ていると、今も昔も変わっていないんだな、と思うんです。

もちろん、今は地動説が当たり前に信じられているので、変わったところもあります。

でも、常識はいつの時代もあります。
また、拷問や処刑はないかもしれませんが、常識とちがうことを言う人を異端として排除しようとするのは、今だってありますよね。

今回は、アニメ「チ。ー地球の運動についてー」を見て、私が感じたことをお伝えします。

常識に苦しめられる人

アニメ「チ。ー地球の運動についてー」には、常識や自分の思い込みによって星空を見られなくなってしまったキャラクターがいます。
もともとは天体観測が好きだったのに、怖くて星空を見上げられなくなってしまうんです。

怖くなった原因は、「地球は底辺だ」という当時の考え方です。
ある日、夜空に無数にある星が無数の「目」、地球という底辺にいる自分を蔑むような「目」に見えたというのです。

常識は時代によって変化していきますが、なくなることはありません。

国、地域、宗教などによって、さまざまな常識があります。
また、もっと狭いところで見てみると、家庭の中にだって、家族にとって当たり前のちょっとしたルールがあったりしますよね。

誰もが皆、さまざまな常識(自分が当たり前と思うこと)を自分の中にもっています。

常識は、社会の中でスムーズに生きていくのに必要なものです。
と同時に、常識によって苦しむ人もいます。

たとえば私は、「一度就職したら定年まで勤め上げるのが当たり前」と何も疑わずに考えていました。
私にとっての、常識(思い込み)だったんです。

だから、「やめたい!」と公務員時代に最初に思ったときは、「やめたいけど、やめられない」とか「どうしたらいいのか分からない」と、戸惑いました。

常識や、常識からつくられる個人の思い込みによる苦しみは、どんなに時代が流れようとも、普遍的にあるものだと感じます。

常識人の気持ちもよくわかる

アニメ「チ。ー地球の運動についてー」を見ていて思うのは、私が15世紀に生きていたら、天動説を当たり前に信じていただろうということ。

地球が底辺で希望がないとか、今の私にとっては本当に信じられない思想ですが、それも受け入れていたかもしれません。

ちなみに、地動説と言えばコペルニクスが有名ですが、コペルニクスが地動説を唱えてからそれが広く受け入れられるようになるまで、200年ほどかかっているらしいです。
広く一般的になっている世の中の常識って、根強いですね。

また、広く一般的ではない、自分にとっての常識だったとしても、慣れ親しんだ考え方は自分にしっかりと定着しています。
仮にそれを手放したいと思っても、なかなかそう簡単には手放せなかったりするんですよね。

アニメを見ていると、拷問や処刑される危険をおかしてまで信念を貫こうとする人間の強さや、そういう非凡な人間たちの行いによって真理が明らかにされ、現在があるのだということが、よくわかります。

それと同じくらい、言葉は悪いかもしれませんが、常識を疑わない凡人の気持ちもすごくよくわかるんですよね。

なぜなら自分が常識を疑わない凡人だから

自分の中の常識を変える

私自身を振り返ると、自分は一般的な常識にとらわれやすい、こだわりやすい、と感じています。
公務員をやめたことは、ちょっと前の私からしたら青天の霹靂です。

仕事をやめたいと思って実際にやめたことは、自分の中の常識を変える、とても貴重な経験だったのだと、アニメ「チ。ー地球の運動についてー」を見て、あらためて思いました。

そして、

  • ちょっとでも違和感を感じたら、自分の常識、世間の常識を疑う
  • 自分の常識を他者に押しつけない

ということを、これからも心がけていこうと思います。

ライフコーチになったのは、常識や思い込みに苦しめられている人の助けになりたい、というのが一つの理由です。

そしてもう一つの理由として、常識にとらわれやすい自分が、多くの人の考え方、やり方、選択から学び、もっと自由に考え、行動したいという思いもあります。

天動説から地動説というのは世間を揺るがすとても大きな話ですが、自分の中にある常識(思い込みとか価値観)なら、もっと身近でリアルに感じられるのではないでしょうか。

自分の中にある常識に気づき、不要なものを上手に手放したり変えられるようになったら、心地よく生きていけますよね。

まとめ

今回は、アニメ「チ。ー地球の運動についてー」を見て感じたことをお伝えしました。

私はライフコーチという仕事柄、上記のようにコーチングとからむようなことを考えましたが、それを抜きにしても、とても面白いアニメだと思います。

私はNHKで見ていますが、NetflixとABEMAでも見られるようなで、ご興味のある方はぜひ見てみてください。

なんだかモヤモヤしている、違和感がある、色々うまくいかない、などと感じている人は、もしかしたら自分の中にある常識が影響しているかもしれません。

サポートが必要であれば、ぜひコーチングをお試しくださいね。

よろしければ、こちらもお読みください。


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