こんにちは、ライフコーチのSayaです。
ドイツ在住の私のコーチングの先生が日本にいらっしゃっているので、先生を含め、ライフコーチ養成講座の面々とお食事をしてきました。
そのときに出た話の中で、コーチング業を営む上で「それは私のスタンスではない。気をつけなければ」と思ったことがありました。
それは、「根本的には何も変わっていないのに、なんか変わった気になれる、安心する」というようなサービスです。
食事会に参加したメンバーで、そのようなサービスを提供している人はいないよ
私が提供しているライフコーチングでクライアント様にどうなっていただきたいのか、あらためて考えたので、お伝えします。
「安心」は確かに大事だけれど・・・
まずはじめに、「根本的には何も変わっていないのに、なんか変わった気になれる、安心する」サービスって何?ってところからお話ししますね。
たとえば、
- 投資関係のコミュニティーで、大半の人が何にも投資していないのに、みな満足している
- カウンセリングのような、心や心理の勉強をするような場で、ちょっと依存的になっている
というようなものです。
いずれも有料のサービスで、学びがないわけではありません。
けれど、学んだその後は?と聞かれたときに、それ以上の行動につながっていないんです。
そのようなコミュニティーに参加すると、気持ちとしては、「安心」を得られます。
優しく寄り添ってくれる・話を聞いてくれる人がいる上に、投資や心理の学びを提供してくれるので。
聞いてくれる人がいるって、とても安心です。
仲間がいるのも、安心です。
さらに学ぶことができた、という満足感もあります。
「安心」は、とても大事です。
ただ、上記のサービスは、その「安心」が一時的なものに過ぎない、という印象を受けます。
そのコミュニティーに参加している間は、なんか安心できる。
でもコミュニティーに参加していないと、また不安になってしまう。
居場所を提供しているということなので、こういったコミュニティーが悪いことだとは、決して言いません。
実際、そのようなサービスは上記以外にもたくさんあると思います。
ただ、これ、ちょっと怖いと私は思います。
たとえば投資のコミュニティーだったら、投資を始める、投資で資産を築いていく、というのが目的。
もちろん、そのためにはお金のこと、経済事情などについて学びが必要なのはわかります。
けれど、ただ勉強だけして、大半の人が投資を始めていない。
にも関わらず、コミュニティーに参加し続けている。
カウンセリングのような、心や心理の勉強をするような場では、自分が抱えているものを掘り起こし、理解して向き合い、どう対処していくのかを学び、解決していくことが目的だろうと思います。
自分の抱えているものを掘り起こしたのはいいけれど、解決に向けた具体的な行動に移ることなく、ずっと参加し続けている。
学びはあったものの、当初の目的を達成できないまま、コミュニティーに依存するような形でずっと参加し続ける、ということが起きていると言えます。
参加している本人が行動に移せないだけ、参加している本人が好きで参加している、と言うことは簡単です。
でも、サービスを提供している側が積極的に行動を促さない、ということも大いに考えられます。(意識的にやっているのか無意識なのかはわかりませんが。)
そうすれば、ずっと参加してもらえますから。
目指すのは、「自立」
上記の2例は、客を手放さないという意味で、サービスとしてはよくできているのかもしれません。
ただ、お食事会でみんなと話し、「そういうことじゃないんだよね、やりたいことは」と満場一致しました。
先ほども書いたように、「安心」はとても大事です。
私の提供するライフコーチングでも、クライアント様にまずは安心感をもっていただきたいと考えています。
じゃないと、本音や深層の思いを聞けませんし、何ができるかのアイディアも出てきませんから。
でも、クライアント様に感じていただきたいのは、そのときだけの「一時的な(依存的な)安心」ではなく、「恒久的な安心」です。
そして最終的に目指すのは、コーチングなしで安定、安心して生活を送ることです。
ずっとコーチングを受け続けてもらうことを、求めてはいません。
- コーチングセッションの間だけではなく、日常生活でも安心できる
- 何か落ち込むようなことがあっても、落ち続けることなく、戻ってこられる
- 自信と勇気をもって行動し、自分の望む人生を切り拓いていける
というのがクライアント様にかなえていただきたいこと。
コーチングによって安心できて、それで現状に満足できたなら、そこでコーチングは終了するし、
コーチングによって安心できて、新たな行動をおこしたかったら、それをサポートするし、
行動をおこせたら、そこでコーチングは終了する。
もちろん、自分のメンテナンスのために定期的にコーチングを利用していただくのは、ウェルカムです。
また、新たな壁にぶつかったら、そのときは再度コーチングをご利用いただきたいです。
けれど、基本的には、コーチングをいったん卒業していただく、という思いでやっています。
まとめ
今回は、あらためて自分のやりたいこと、自分のコーチングのスタンスを考えたので、お伝えしました。
世の中、いろいろなサービスがあります。
効率よく稼ぐ、というのが悪いわけではありません。
事業としてやっている以上、稼ぐことは必要ですし、効率的なのもいいことです。
が、あくまでも「やりたいこと」で稼ぎたいわけで。
やりたいことで効率的に稼ぐのはいいけれど、効率的だからという理由で、やりたくないことをやるのは、ちがいます。
ただ、頼られるのって嬉しいですよね。
うっかりすると「依存されていることが嬉しい」となりかねないんです。
特にフリーランスだと。
なので、この記事を書くことで、
「クライアント様にはいずれコーチングを卒業していただき、自分で人生を切り拓いてもらう。そのためにサポートする」
ということをみなさんにご理解いただくとともに、あらためて自分の脳みそに叩き込みました。
自分で人生を切り拓いていきたい方は、ぜひコーチングをお試しくださいね。
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