こんにちは、ライフコーチのSayaです。
みなさん、“ Don’t think ! Feel ! ” って聞いたことありますか?
直訳すると、「考えるな!感じろ!」ですね。
映画「マトリックス」や「燃えよドラゴン」で出てくる有名なセリフです。
すみません、私は上記映画のファンというわけではないです。
「マトリックス」は見たことがありますが、「燃えよドラゴン」は見たことありません。
けれど、ブルース・リーが言った言葉なんだ、くらいは知っています。
前回の記事で書いたように、最近は「考える」よりも「感じる」ことに目覚めてきた気がしています。
そして、「感じる」ことはとても重要なことで、気持ちを豊かにしてくれると実感しています。
そこで、この記事では、「感じる」ことについて私の経験をお伝えします。
アートを「感じる」
直島の記事でも書いたように、最近はアートに興味があり、美術館に行くことも増えてきました。
苦手意識があった頃は、アートを見ても「何がいいのか分からない」「技術的なこと分からないしな」「何を描いてるの?」などと思っていました。
また、たとえば海外の名だたる美術館に行ったら、「ちゃんとした感想をもたなきゃいけない」とか、「こういうところが素晴らしい、と感じなきゃいけない」みたいな圧迫感のようなものも感じていました。
その頃は親に連れられて美術館に行っていたので、自分好みの作品がなかった、ということもあります。
そして、「頭で考えようとしていた」という側面も大きかったと思います。
歴史と紐づいた作品も多かったので、余計に「考える」方向にいってしまったりして。
今考えると、素の状態で「感じる」ことができていませんでした。
今はどうかというと、まずは、自分が「行きたい」「見たい」と思ったアートしか観に行きません、当たり前ですが。
そして、特に美術館は一人で行くのが好きです。
自分のペースで回りたいから。
シンプルに、難しいことは考えずに、「ここが好きだな」とか「この色すてき」「かわいい」「こんなシンプルなのに、すごいな」「元気が出る」などと直感的に感じながら鑑賞します。
直島の作品のように、全身をつかって、その空間を楽しむのも好きです。
美術館だったら展示されている説明文も(全部ではないけれど)ザッと読み、その時代とか、作家がどんなことを考えていたのだろうとか、そういうことに思いを巡らせたりもします。
以前と比べて「感じる」ことができるようになって、「考える」こととのバランスが良くなったと思います。
音楽を「感じる」
少し前に、下記記事を読みました。
音楽フェスで、(みんながやる)手を上げる動作はやめて好きに踊ってください、と星野源さんが言って、それがちょっとした物議をかもした、という記事です。
私はB’zファンです。
また、音楽全般好きなので、一時音楽フェスにもよく行っていました。
なので、みんながやる手を上げる動作がどんなものなのか、すぐに分かりました。
記事を読み、星野源さんは、それこそ、“ Don’t think ! Feel ! ” 、と伝えたんだろうな、と思いました。
「考えるんじゃなくて、感じるがまま、音楽を楽しんでほしい」と。
この記事を読んで、自分はどうか振り返ってみました。
この記事にも取り上げられていますが、B’zのライブでは、サビの部分で手を上げて振ります。
私も、上げない時もあるけれど、大体やっています。
ただ、違和感を感じたことがないかというと、そうではありませんでした。
そこで、つい最近行ったライブ(B’zではなく、稲葉さんソロライブ)では、手を上げるのをちょっとやめてみよう、と考えました。
感じるがまま、やりたいようにやった場合、私はどんな動きをするんだろう、みたいな実験感覚です。
その結果どうだったかというと、とっても楽しかったです。
今までも十分楽しかったけど、より一層楽しかった!
基本、リズムに合わせて全身が自然と動く。
跳ねたくなったら跳ねて、手拍子したいときは手拍子して、手を上げたいときは手を上げました。
聴き入りたいときは、静かに聴きました。
「サビでは手を上げて振るものだ」という考えを取っ払って、体が勝手に動くに任せる。
それが、「感じる」ということなんだと、実感することができました。
今回の経験で、数年前に行ったB’zのライブで、前方にいる女性のノリ方がとても自然で全身で楽しんでいることが伝わってきて、おかげで私もより一層楽しくなったことを思い出しました。
きっと、彼女は「感じて」いたのですね。
こうは書いていますが、手を上げることを批判するつもりは毛頭ありません。
手を上げて楽しい、一体感がいい、というのもあります。
感じ方は人それぞれです。
ただ、ライブで「みんなに合わせなきゃ」とか、「みんなと違う動きをしちゃいけない」などと考える必要はない、ということです。
音楽を聴いて、動きたいように動けばいいんです。
アートも音楽も、楽しみ方に良いも悪いもありません。
日常生活で「感じる」
さて、ここまでアートや音楽といった芸術分野での「感じる」ことについてお伝えしてきました。
では、日常生活ではどうでしょうか。
感じることを押し殺さない
日常生活でも、周りの目を気にしてしまったり、常識にとらわれたり、ということが往々にしてあるのではないでしょうか。
頭でいろいろと考えて、その結果自分が感じた違和感などを押し殺して、周りに合わせる。
そういう経験は、きっと誰にでもありますよね。
それをずっと続けていると、ストレスがたまるし、自分が感じていることが段々わからなくなってきます。
周りとちがうことを感じているときに、それを口に出すのは、とても勇気のいることです。
でも、そのように感じているのがあなただけではない可能性は、大いにあります。
もしかしたら、あなたと同じように押し殺している人がいるかもしれません。
感じた違和感、もやもや、悲しみなどの感情は、無視しないでください。
もちろん、感じることだけでなく、考えることも重要です。
だけれど、感じたことを押し殺したり否定するような考え方は、しないでほしい。
感じたことを生かしながら考える。
それが、豊かな人生につながっていきます。
感覚を取り戻す
私が仕事について悩み始めたとき、退職まで働き続けることに対する違和感を無視はしませんでした。
けれど、次にやったことは、「考える」ことばかりだったように思います。
その結果、数年たって行き詰まりを感じました。
その後、日常生活の中で小さな幸せ探しをして「感じる」ことを意識するようになると、良い方向に転がり始めました。
やらなければならないことがたくさんあると、「考える」ことに偏りがちです。
でも日常生活の中で「感じる」ことができるものは、たくさんあります。
子どもの頃を、思い出してみてください。
動植物や遊具、お店に並ぶ商品などなど、身の回りのありとあらゆるものを見て、いろいろなことを感じ考えて、楽しく遊び、学んでいたのではないでしょうか。
ぜひ、日常生活の中で、「感じる」という感覚を取り戻してくださいね。
まとめ
今回は、「感じる」ことについてお伝えしました。
退職するかどうか行き詰まっていたときに転機となったのは、「感じる」ことを意識したことでした。
その後、アートを感じるがまま鑑賞するようになって、生活に楽しみが一つ増え、豊かになりました。
最近は、ライブで感じるがまま動いてみて、より一層ライブを楽しむことができました。
ありきたりな表現かもしれませんが、いずれも、「自分を解放する」というイメージですね。
アートやライブの経験は、日常生活での「感じる力」ともリンクしていると感じます。
なので、もし「感じる」ことがよく分からないという人は、気になる作品(絵でも彫刻でも建築でも、なんでも)を見に行くとか、気になるライブや演奏会に行くとか、絶景を見に行くとか、そういうことをしてみるといいかもしれません。
あとは、日常生活の中での、小さな幸せ探しもイチオシです。
ぜひ、「感じる」ことを意識してみてくださいね。
いつも自分を押し殺している、「感じろ」と言われても難しい、という方は、ぜひコーチングをお試しください。
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