パートナーを束縛するのを、やめたい!

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

前回、夫がワインの勉強を始めたことについてお伝えしました。

この記事には、何かに興味をもったときに、「役に立つのか」とか「何の意味があるのか」と本人が考えて躊躇してしまうことについて書きました。

一方で、本人はノリノリで始めようとしているのに、家族やパートナーが引き止めてしまうこともありますよね。

「始める前によく考えなさい」程度なら問題ないかと思いますが、度を超えてしまうと、「束縛」につながってしまいます。

今回は、この「束縛」について考えてみます。

たとえばパートナーが「ワインを本格的に勉強して、資格をとりたい」と楽しげに話してきたとき、あなたはどのように反応するでしょうか。

「いいじゃんいいじゃん、楽しそう」と答え、心の底からそう思っている人は、この記事を読む必要はありません。

  • 「いいじゃんいいじゃん、楽しそう」と答えながら、実はどこかモヤモヤしている
  • 「へぇ、それってどんな内容なの?」と聞きながら、どんな内容かは正直どうでもよくて、ネガティブな思いがむくむく湧き上がっている
  • 「え、そんなの勉強してどうするの?」と不機嫌になり、「そんなの勉強しないでよ」というニュアンスをぷんぷんと醸し出している

など、素直に受け入れられない人、相手を応援できない人、
かつ、そんな自分が嫌だな、パートナーとは互いにやりたいことを自由にできる、応援し合える関係でいたい、と思う人は、ぜひこの記事を読んでみてください。

束縛するのは、ある意味しかたのないこと

パートナーというのは、自分に近しい人。
パートナーが何か新しいことを始めると自分の生活にも影響し、変化が起こる可能性が高くなります。

つまり、パートナーが何か新しいことを始めることによって、自分もコンフォートゾーンから出ることになる、ということです。
なので、そこに居心地の悪さを感じるのは、当然のこと。

自ら積極的にコンフォートゾーンを出ようとしているときでさえ大変なのに、パートナーの行動によって「出ざるを得ない」状況になっているのだったら、なおさらです。

だから、「自分は心のせまい人間だ」「自分は相手を束縛して、苦しめている」などと、自分を責めないでください。
コンフォートゾーンから出るのは、誰だって大変です。

まずは、「コンフォートゾーンから出たくないよ~」ともがく自分、駄々をこねている自分を、「そっかそっか、そうだよね、大変だよね」と優しく受け止めてあげましょう。

パートナーを応援できない自分を責める必要は、ありませんよ。

支障になることは、具体的になに?自分の本音をつき止める

自分を優しく受け止めてあげられると、心に余裕が生まれ、落ち着いて冷静になれます。
冷静になったところで、まずはじめに考えたいのは、自分の本音です。

パートナーが何か新しいことを始めた場合、何がどう変わるのでしょうか。
あなたにとって支障になると予想されることは、具体的に何でしょうか。

たとえば、パートナーがワインを勉強して資格をとるとなったときのことを考えてみます。

  • パートナーがお金を使う → 自分との外食、旅行、デートにお金を使えなくなる →
  • パートナーがワインをたくさん飲む → 病気になる可能性が上がる →
  • パートナーが忙しくなる → 自分と会う時間が減る →
  • パートナーが人と出会うことが増える → 自分より魅力的な人と会って、心変わりする →
  • パートナーがワインに夢中になる → 自分を放置する →

などなど、その後どうなる?を考え続けて、どんどん矢印をつなげていってください。

上記に挙げた以外にもあるでしょうから、思いつく限り全部列挙しましょう。

矢印をどんどんつなげていくと、最終的に「だから自分は寂しい」など、感情が出てくると思います。

あなたが感じる不安、悲しさ、寂しさ、疎外感、落胆、嫉妬心などといった感情は、とても重要です。
心に余裕がある状態で、素直な自分の感情、本音と向き合ってみてください。

反射的に「いやだな」と思ったことの本質をつき止めるのは、解決する上でポイントとなります。

どうしてそう考えるようになった?出どころを探る

パートナーが何か新しいことを始めると言ったとき、何もモヤモヤすることなく応援できる人もいれば、引っかかりをおぼえて引き止める人もいます。

そのちがいは何なんでしょう。
どうしてあなたは、引き止めるようになったのでしょう。

そのきっかけが何かしら必ずあります。
それを理解するのも、大切なことです。

何を隠そう、私も引き止める人間でした。

付き合っている相手が自分とは関係のない何かを始めることに対して、良い思いを抱いてはいませんでした。
今回、夫がワインを勉強することは引き止めませんでしたが、昔の私だったらゴネただろうと容易に想像できます。

そのきっかけとして思い出されることの一つに、
中学時代、専業主婦だった母親が働くようになって、それをこころよく思っていなかった
ということがあります。

当時、いちばん身近な存在ともいえる母親が、新しいことを始めたんです。
始める前に「いやだ」などと反対した覚えはありません。

でもいざ母親が働き始めると、仕事で夕飯の支度が遅くなった母親に「遅い」とかなんとか、すごい剣幕で文句を言ったことが、印象に残っています。

それまで専業主婦だった母親が働きはじめ、いつも家にいた母親が自分が学校から帰るといないということもあったでしょう。
私は寂しかったんでしょうね。

では、母親が働き始めてその後どうなったのかというと、母親が長く働き続けることはありませんでした。

母親が働きはじめて、それが嫌で文句を言って、母親はそのうち仕事をやめた。

私が文句を言ったことと、母親が仕事をやめたことの因果関係は不明です。
けれど、少なくとも私の中では、「文句を言ったら母親が仕事をやめてくれた」というパターンができあがりました。

私がゴネると(わがままを言うと)それを聞いてくれるという経験は、このほかにもありました。
姉も私に優しかったですし。

子どもの頃の家族とのパターンを当てはめて、パートナーを引き止めていたということです。

ここまで整理できると、「なるほど」と納得できると同時に、

  • 母親には申し訳ないことをした
  • 私が文句を言ったことと母親がやめたことは、何ら関係ないかもしれない。だったら文句を言っても仕方がない。
  • 仮に母親が私の文句を聞き入れ、私のことを考えてやめたのだとしても、パートナーと母親は別人。相手も状況もちがうのに、母親とのことをパートナーにそのまま当てはめてどうする
  • 母親と姉は確かに私のわがままを聞いてくれることが多かった。でもそれは子どもの頃の話で、今の私はいい大人

という気持ちになってきます。

これは一つの例であって、人それぞれ、きっかけはちがうし、考えること・感じることもちがいます。

いずれにしても、どうしてそう考えるようになった?というきっかけを思い出し、自分が何をやっているのかを理解できると、それだけで「ゴネて引き止めても仕方ないな」「引き止めると相手を困らせるし、良い方法ではないな」と解決に向かう可能性があります。

良い方法じゃないと思ったなら、自分の寂しさや不安などを解消するため、他の方法を考えればいいんですよね。

まとめ

今回は、「束縛」についてお伝えしました。

例として挙げたのはパートナーですが、相手が家族や友だちでも同じです。

人は、何かをきっかけに思い込みを形成し、それが自分の役に立ったと感じると、その思い込みをどんどん強化していきます。

でも、役に立つと同時に、自分の足を引っ張っているとも感じるならば、もっといい方法(いい思い込み)に書き換えてもいいんですよね。

あなたがもしパートナーなどの身近な人を束縛してしまい、それをやめたいと思っているならば、今回の記事を参考に、

自分を責めずに、
自分の本音をつき止め
そのように考えるようになったきっかけを探って

みてください。

きっと何か解決の兆しが見えてきます。

その過程でサポートが必要であれば、ぜひコーチングをお試しくださいね。
一人よりも、第三者の視点があった方がスムーズに進みます。

よろしければ、こちらもお読みください。


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