お小遣い制にしなかったら、意外とお金がたまった

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

結婚すると、お小遣い制にするかしないか、話し合う家庭が多いのではないかと思います。
私は2回結婚していますが、1回目はお小遣い制で、2回目(今)はお小遣い制ではありません。

今の夫は元同僚で、新人の頃から知っています。
職場では多趣味な浪費家というイメージをもたれることが多く、私もそう思っていました。

一方で私は貯金が得意な方で、通帳を見てニマニマするタイプ。

お金に関して対照的な私たちが結婚したとき、お小遣い制にはしませんでした。

結果、それがとても良かったと思っています。

今回は、お小遣い制にしないことの何がよかったのか、整理してみます。

お小遣い制にしなかったのは、「とりあえず」という軽い気持ちから

結婚したとき、夫は「お小遣い制は絶対にイヤ!」と言いました。
私はそれをすんなりと受け入れることにしました。

夫は浪費家、私は貯金が得意、しかも私は強めな姉さん女房なので(笑)、お小遣い制にしようと思えばできたと思いますが、そうはしませんでした。

その理由の一つは、1回目の結婚のお小遣い制が、私にとってプチストレスだったことです。

お小遣い制を始める前は、お小遣い制にすることに何の疑問も抱いていませんでした。
お金は貯めなければならない、貯めて当たり前と思っていたし、そのための最善の方法はお小遣い制だと思っていました。

でも、実際にやってみると、思っていたほど心地いいものではなかったんですよね。
お小遣いがいくらと決まっていて、それ以外は共有の口座に振り込み、お小遣いが少ないと思ったときには相談しなくちゃいけない、それがちょっとしたストレスでした。

家計を管理していたのは当時の夫で、私が夫に任せきりで自分でちゃんと把握しようとしなかったのも良くなかったと今では思います。

そんなことがあり、2回目はどうしようか考えていたのですが、夫がイヤだという意思を明確にもっていたので、とりあえずお小遣い制はやめてみました。

住宅ローン、固定資産税・都市計画税 → 私
それ以外(管理費・修繕積立金、水光熱費、食費など)→ 夫
2人で行く旅行や外食など → 割り勘
それ以外 → 各々、自由

としました。

夫の金遣いがどうなるか、貯蓄がどうなるかとか、この時点ではわかりません。
でも、とりあえず上記のような割り当てで始めてみた、という感じです。

結局それが私たちにとっては快適で、貯蓄も増え、6年半たった今でも続いています。

私が公務員をやめてからは、旅行や外食は夫が多く出してくれてるよ

結婚当初、お小遣い制にこだわらなくて良かったと思っています。

浪費家の夫なので、お小遣い制にした方がいいのだろうかと、ちょっとは考えました。
でも、やってみないとわからないし、やってみて不都合が出てきたら、その時点で相談すればいいんですよね。

そもそも二人とも働いていて、お金に関してどうにもならないことになる可能性はものすごく低い。
とりあえずお小遣い制はやめてみて、不都合がでてきてから調整しても、手遅れになることはありません。

実はそこまで浪費家じゃなかった & 投資が好きになった夫

冒頭で、夫は多趣味な浪費家というイメージをもたれることが多いと書きました。
なので、「もっと貯金した方がいい」とよく言われていました。

確かに、夫はいわゆるふつうの貯金は少なかったし、今も少ないです(笑)。
けれど、貯蓄は意外と(←失礼)ちゃんとしていました。

結婚前は財形貯蓄をしていて、今は、投資で貯蓄しています。

財形貯蓄は、給料天引きの上に、引き出すのが面倒で、簡単には使えません。
夫は、天引きされた残りは、実家にいれたり、趣味や飲み会などに使ったりしていました。
途中から一人暮らしをしたので貯金は確かに少なかったけれど、財形の口座には、ある程度たまっていました。
財形は、現金があると使ってしまうという自分の性格をよく把握した上での貯蓄方法だったのでしょう。

また、結婚する直前には、身近ではない人から「その年齢でその貯蓄額はヤバいですよ」と言われたこと、そして仲のいい友人が投資を始めたことをきっかけに、投資を始めました。
投資信託の積立や株式投資を始めて、コツコツと貯蓄を積み上げ続けています。

投資にまわすお金が多めで、ふつうの貯金は少ないのですが、それについては本人に任せています。

夫は私よりもポイ活も熱心だし、ファイナンシャルプランナーの資格にも興味があったりします。
ただただお金を貯金するより、ちゃんと勉強した上で、ちょっとゲーム制がある投資をするほうが、楽しくて好きなんでしょうね。

お金に関して、信頼するということ

職場で「もっと貯金した方がいい」と言われていた夫は、「でも財形はしている」と言っていました。
でも、私を含め、多くの人はそれをちゃんと聞いていませんでした。
ふつうの貯金に重点を置き、財形貯蓄のことは考えていなかったんです。

それに、本人が何を言っても、「お金を貯められない人」というイメージが張りついちゃっていたんですよね。

こういう決めつけは、本当によくないですね。
相手の言うことをちゃんと聞いて、そちら(今回だったら、財形貯蓄)に注目することが必要です。
お金のことに限らず、何事も。

相手の話を聞き、相手に共感したり信頼することで、相手の行動(今回だったら貯蓄)に拍車がかかっていくものです。

夫は、どんなに身近な人たちが「もっと貯金をしなきゃいけない」と言っても、それを素直に聞き入れることはありませんでした。
その人たちは、夫のことを「お金を貯められない人」として見ていました。
そういう人たちにアドバイスされても、そりゃあ、反発心をおぼえてしまいますよね。

でも、夫についてそういうイメージを持っていない人に「その年齢でその貯蓄額はヤバいですよ」と言われたとき、素直に危機感を感じたと夫は言っていました。
また、仲のいい友人が投資を始めたことも、夫に大きな影響を与えたようです。

偏っていないフラットな立場からの意見とか、フラットな立場の人の行動には、時に、ものすごい影響力がありますね。

結婚前に、私は夫の財形貯蓄のことをちゃんと聞くことにしました。
私は住宅購入がらみの出費があったため、夫には家具の支払いをお願いしたところ、夫は財形貯蓄から出してくれました。

特に意識したわけではありませんが、その時期からお金に関して夫を信頼するようになり、お小遣い制にしないという選択ができたのだと思います。

まとめ

今回は、お小遣い制にしなかったけど貯蓄が増えたことについて、私の経験を振り返ってみました。

私にとって、お小遣い制がプチストレスだったこと。
お金に関して、夫を一方的に浪費家扱いせず、信頼するようになったこと。
この2点からお小遣い制にするのをやめた結果、おたがい貯蓄は増えました。

お小遣い制にしなかったから、投資もそれぞれ自由にできました。

夫が投資にまわしすぎて現金が少ないのはたまに心配になるけどね

お小遣い制が一概によくない、と言いたいわけではありません。
お小遣い制でうまくやっていける家庭も、あると思います。

どうやって家計を管理するかは、その家庭の収入や家族構成などに関わるため、話し合って決めていくしかありません。

ただ、相手はお金を浪費すると決めつけたり、お小遣い制で厳しく管理しなくちゃいけない、と考えるのは、おたがいストレスになり、うまくいかないと思います。

どんな管理方法にするにせよ、ぜひ、相手の言い分にも耳をかたむけ、相手を信頼することを忘れないでいただきたいと思います。

それに、一度決めた管理方法をずっと続けなければならないわけではありません。
あまり頑なに考えすぎず、うまくいかなかったらそのとき検討する、くらいの気持ちでいいのではないでしょうか。

よろしければ、こちらもお読みください。


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