非効率を楽しむ幸せ

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

私は昨年の秋から鉄瓶で白湯を作るようになりました。

今年の夏も、鉄瓶で湯を沸かしています。
沸かしたら、一部を冷蔵庫で、一部を常温で保存して、混ぜて飲んでいます。

沸かした湯を鉄瓶から容器に入れ替えながら、我ながらとても非効率なことをしているな、と思いました。

でも、非効率なことをしていること、できていることが、とても豊かで幸せだと思ったんですよね。

ミネラルウォーター買えばいい？

正直、ミネラルウォーターでいいんじゃん？と自分でも思わなくもありません。
最近のミネラルウォーターは安いですし。
ネットでポチれば、ペットボトルが重いという問題も解決されます。

それに比べ、鉄瓶で湯を沸かすのは手間です。

鉄瓶って重いんですよ、とても。
なので、容量がそんなに大きくないんです。

容量は大きくないのに、夏は私も夫もよく水を飲むので、何回も沸かす必要があります。
そして沸かしたら、容器に入れ替えます。

「鉄瓶で作る水って美味しい！」と感じているかというと、別にそういわけでもない。
もちろん、カルキ臭さはなくなっていて、水道水とは全然ちがうけれど、それはミネラルウォーターだって同じです。

じゃあ何でそんな手間がかかることをしているかというと、
鉄分が含まれていて身体にいいだろう、という満足感
愛らしい鉄瓶を使うことで得られる癒し
自分のために手間をかけられているという幸福感
を感じているからなんですよね。

あ、別に、鉄瓶で白湯を作ることを勧めているわけではありませんよ。

ただ、自分がやりたいと思ったことならば、それがたとえ非効率なことだったとしても、やる。
これが幸せだな、と思うんです。

「非効率＝悪」と感じやすい世の中の風潮

最近は技術の発展が著しくて、時代の流れが早いですよね。

そのような時代の中で、「非効率＝悪」と感じている自分がいました。

世の中便利になって、デジタル化が進み、スマホ1台あれば基本的になんでもできちゃう、そんな時代です。
仕事では効率化、生産性の向上が求められます。

私はというと、たとえば昔からクレジットカードを使っていましたし、ネットバンキングも多用しています。
また、便利な場所に住んで、通勤時間に時間をかけたくない、と考えていました。
なので、ちょっと遠くに住んでいる同僚や上司がいると、そんな遠くからよく通えるな、などと感じることもありました。

通勤が嫌いだから、というのもありますが、もともとの性質と時代の流れで、ちょっと効率重視になっていたのかもしれない、と今では思います。

遠くに住むのには、それぞれ理由があります。
たとえば海が近くにあるといった環境が好きで、職場から多少遠くてもその場所を選んで住んでいたり。
通勤には非効率でも、自分のためにその場所に住んでいるのだと思います。

だから、決して「非効率＝悪」ではないんですよね。

効率化を享受して、非効率を楽しむ

誰でも、生活の中で効率化したいものと、効率化を求めないものがあると思います。

たとえば私なら、料理が好きではないので料理は効率化したくて、電気圧力鍋は重宝しています。
現金をおろすのも支払い時の現金の受け渡しも面倒なのでキャッシュレスだし、これからもネットバンキングは使い続けます。

そうやって効率化して得られた時間と心の余裕で、自分のやりたいことを効率性なんか気にせずに楽しむ、そんな生活は豊かで幸せだな、と思います。

何でもかんでも、効率性を求める必要はない。
かといって効率的なことを排除するわけでもなく、効率化したいことは効率化する。

どんどん効率的になっていく世の中で、柔軟に、自分に正直に暮らしたいとあらためて思いました。

まとめ

今回は、非効率であることの豊かさや幸福感についてお伝えしました。

非効率というのは、時代からは逆行しているとも思えます。

でも、何のために世の中がどんどん効率的になって便利になるのかというと、余暇や心の余裕を作るためだと思うんです。
そして余暇や心の余裕を作りたいと人が思うのは、のんびり好きなことをしたりして、人生を楽しみたいからです。

あなたにとって、効率化したいものと、効率化を求めないものは、何ですか？

サクッと終わらせたいことはサクッと終わらせ、自分のしたいことを、思う存分、時間や効率性を気にせずに楽しんでくださいね。

そのためにどうしたらいいのか、サポートが必要な場合は、ぜひコーチングをお試しください。

よろしければ、こちらもお読みください。

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