好きなことを見つける方法 中田英寿さんを参考に

中田英寿さんは「キャプテン翼」を読んでサッカーを始めて日本代表になり、今は日本酒をはじめとする日本文化を広める活動をしている

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

仕事柄なのか、最近インタビューを読んだり見たりするのがとても好きです。

人の人生観や価値観には、とても興味があります。
それを知ることで、自分にないものを取り入れることができるし、その人の考え方が自分と似ていたら、自分は大丈夫だ、という自信や安心感につながることもあります。

そこで今回は、元サッカー日本代表の中田英寿さんとB’zの稲葉さんの対談を見て、「自分の好きなことを見つける」ことについて私が考えたことをお伝えします。

この対談は、稲葉さんがホストとなって話を聞きたい人と対談する、という企画です。

中田さんは会社を設立し、現在は日本酒の開発や日本食などの日本文化を広める活動をしています。
「にほんもの」というウェブサイト( https://nihonmono.jp/ )では、日本の食、酒、工芸品などを紹介し、販売しています。

私はサッカー日本代表時代の中田さんをリアルタイムで見てましたし、現在の活動もなんとなく知っていました。

日本文化に興味あるからサイトを見てみたことがあるよ

そして、「サッカー選手から実業家に華麗に転身!さすが!」と勝手に思っていました。

けれど、実際はそうではありませんでした。

「自分の好きなことが見つからない、わからない」という方には、中田さんがどんな考え方をしているか、サッカーをやめた後どのように過ごしてきたかは、参考になると思います。

※ 記事中の引用の出典は、すべて「中田英寿 × 稲葉浩志/ en-gine 対談」です。

キツい状況は必要なステップ

中田さんは、サッカーをやめる前の何年間かは、悩み、「一番キツかった」とおっしゃっていました。

イタリアやイギリスに行くなど、環境を変えて考えたものの、サッカーを楽しめずにキツい時期を過ごしたようです。

中田さんは今では会社を設立しているし、サッカーをしているときは冷静沈着なイメージ、イタリアに行ったらイタリア語がいつの間にかペラペラになってるし、そういうところから、悩みがあってもサクッと解決してそうな印象がありました。

けれど、サッカーをやめることをサクッと決めてサクッとやめたわけではなく、数年間悩んだんですね。

この話を聞き、次のステージに行くのに、悩んでキツい思いをするという段階は、避けては通れないんだろうと思いました。

私自身を振り返ってみても、公務員をやめたい!と最初に思ってから、やめることを決断するまで、数年間悩みました。

もしかしたら、この記事を読んでくださっているあなたにも「今の仕事をやめたい」とか「好きなことが見つからない」などの悩みがあって、辛いことがあるかもしれません。

でも、今あなたがいるそのキツい状況は、

  • 必要なステップなんだ
  • キツいけど、確実に前進するその過程にいるんだ

と考えたら、少し気分が楽になりませんか?

ヒントは自分の経験の中にある

中田さんは、次にやりたいことがない状態でサッカーをやめ、やめた後は、「仕事を探す」のではなく、「好きなこと」を探したそうです。
「好きなこと」を見つけるために、世界や日本各地を旅する生活が始まります。

現在中田さんが携わっている日本酒の事業や、日本文化を広める活動などは、昔から好きだったことではありませんでした。
外国人に日本のことを聞かれ、自分が何も知らないことに気づき、「知りたい」と強く思ったことから始まっているとのことです。

中田さんはサッカー選手時代に海外に行くことも多く、海外のチームでプレーもしています。
また、サッカーをやめた後の最初の数年は、海外を旅していました。
そのときの経験で自分が感じた「日本のことを知りたい」という思いを足がかりにして、日本での旅を始めたんですね。

現在中田さんが活動していることはサッカーとは全くちがうことだけれど、サッカー選手時代を含むさまざまな経験がヒントになって、好きなことに辿り着いたのでしょう。

自分の好きなことややりたいことを見つけたい場合に、それまでの経験の中で定期的に思い出すちょっとしたこととか、心が動くこと、良くも悪くも気になって仕方ないことなどをキャッチするのは、大切なことです。

時間はかかるかもしれないけど、とにかく行動・継続

中田さんは、2006年、29歳のときにサッカーをやめ、2015年に日本酒の開発などを手がける会社を設立しました。
会社設立までに、9年かかっています。

その9年間は、自分はどういうことをすればいいのか、悩みながら旅を続けていました。

各地で話を聞いても、最初はよくわからないし、つまらないと思ったこともあった。
けれど、何年も続けているうちに、日本の文化のすばらしさに気づき、その背景を知ることで自分の生活が変化し、そこに幸せを感じるようになったそうです。

このときのことを振り返って、「時間とお金もかかる。でもそれを自分にやらせてあげられるのは、幸せな環境」とおっしゃっています。

まだはっきり自分の好きなことや自分にできることが見つかっていない、けどそれを探す過程も幸せだ、と中田さんは捉えているんですね。

中田さんは、こうもおっしゃっています。

好きなことを見つけるのは、失敗をたくさんしないと見つからない
頭で考えて動かなかったら失敗もしないので見つからない。

どうやったらできるかをいつでも考える。
(中略)
できるようになればいいので。
だから途中でやめなきゃいいんですよね。
ずっとやれば、そのうちできる

私もよくブログで書いていますが、好きなことを見つけるには、とにかく、まずは行動なんですよね。
そして、それが見つかったなら、好きなこと・やりたいことを実現するために行動し続ける。
できると信じて、続ける。

「中田さんはお金と時間がたっぷりあったんでしょ。それに有名な人だし・・・。私にはそんなことは無理」と思いましたか?

そう言いたくなる気持ちは、わかる

でもそれこそ、中田さんに「どうやったらできるかを考えろ」と言われますよ。

何も9年間旅をしろ、と言っているのではありません。

好きなことを見つけるといっても、探す間、お金、仕事、家族など、考えなきゃいけないことはたくさんあります。
その条件が全く同じという人はいません。

だから、考えなきゃいけないんです、自分で。
自分の置かれている状況でできることを考えて、行動に移す。
どんなに小さなことでもいいから、その一歩を踏み出すことから始まります。

じゃないと、何も変わりません。

まとめ

今回は、中田英寿さんと稲葉浩志さんの対談の中から、「好きなことを見つける」に的をしぼってお伝えしました。

最初に書いたとおり、私は中田さんが華麗に(スムーズに)転身した、と勝手に思っていました。

でも、実際はサッカーをやめることについて悩んでいるし、やめてからも、次にやりたいことを見つけて会社を設立するまで、9年間も悩みながら旅をしています。

ただ、その間はたくさん行動して、悩んではいたものの、その過程に幸せも感じていたんですよね。

そういう経験があって、今中田さんはご自身の事業を楽しんでいるし、さらにこれから人生をかけてやりたいことも見つけています。

あなたは、まだ好きなことが何かわからないかもしれません。
でも、見つけるために行動を始めれば、いずれどこかにたどり着きます
応援しています。

サポートが必要ならば、ぜひコーチングをおためしくださいね。

よろしければ、こちらもお読みください。


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