こんにちは、ライフコーチのSayaです。
みなさん、人前で話すことは、得意ですか?苦手ですか?
それとも、どちらでもないですか?
私はあがり症で、人前で何かを話すのが苦手だと長年思っていました。
けれど、それは勘ちがいで、実は得意でも苦手でも、どちらでもなかったんじゃないか、と今では思います。
緊張は、します。
でも、「緊張=苦手」とは限らないんです。
人前で話すことに苦手意識をおもちの方も多いと思いますが、もしかしたら、私のように勘ちがいしているだけかもしれません。
勘ちがいして苦手意識の烙印を自分に押してしまうと、人前に立つのが嫌になるし、余計に緊張してしまうし、ストレスが増えます。
でも実は苦手じゃない、ということに気がつけば、楽になりますよ。
苦手意識をもつようになったきっかけ
なんで自分が苦手意識をもつようになったのか、人前に出て何かをした記憶をほり起こしてみました。
小学校時代のピアノの発表会や中学生のころの作文コンクール、高校時代の学園祭の出しものなどなど、人前で演奏したり発表したことは、意外とあるものですね。
そして、そんな中、一つインパクトのある出来事を思い出しました。
それは、大学4年生から始まった研究室のゼミでした。
ゼミでは、研究室のメンバーを相手に、自分が読んだ論文の説明をしなければなりませんでした。
自分が初めてゼミの担当をしたとき、ものすごく緊張して、軽い過呼吸になって、話すのが大変だった記憶があります。
それまでも人前に立つ機会はありました。
でも、自分一人で話す内容を考えて組み立てる、ということが初めてだったから、いつも以上に緊張したのだろうと思います。
これ以降、「人前で話すことは苦手」とはっきりと感じるようになりました。
公務員時代は、講習会や研修会など、人前で話す機会が多くありました。
その度に、嫌だな、おっくうだなとストレスを感じていました。
緊張していた以外、何も起きていない
ゼミでいつも以上に緊張したことがきっかけで、人前に立つことに苦手意識をもつようになったことがわかりました。
そこで、そのゼミの中身に目を向けてみました。
緊張でちょっと話し方が変になっちゃったけど、その結果、そのゼミはどうだったのか。
・・・何も思い出せない。
終了後に、同級生と
緊張して過呼吸みたいになっちゃった~
確かに話し方がちょっといつもと違うと思ったよ~
と話したことを覚えているくらいです。
ということは、おそらく、可もなく不可もなく、無難に終わったんでしょう。
助教授や先輩にたくさん指摘を受けたとか、そういう心配していたことは何も起こらなかったんですよね。
ゼミ以外についても、同様でした。
小学校時代の演奏会でちょっと間違えた経験はありますが、後にまで引きずるようなハプニングはありませんでした。
就職してからの講習会や研修も、実は何ごともなく終わっていました。
緊張するからって、苦手意識をもつ必要はない
その結果、私がたどり着いた結論は、
緊張していただけで、 なにも苦手意識をもつ必要はなかった
ということです。
緊張している時間は意外と短かった
今まで人前に立って何かをすることを、うまくとはいかないまでも、無難にこなしていました。
それなのに、それを無視して、緊張することにばかり注目していました。
でも、冷静になって考えてみると、いつも緊張するのは始まる前と開始直後くらいで、話し始めてしまえば落ち着いていたんですよね。
30代後半くらいになって初めて、「最初にちょっと緊張するけど、そのあとは平気だろう」と思えるようになり、苦手意識を払拭できました。
緊張の程度の差はあれど、それまでもずっと緊張するのは最初だけだったのに、気がついていませんでした。
ゼミの過呼吸から約15年間、「苦手だ苦手だ」と自分で自分をマインドコントロールしていたようなものです。
私のような人は多いんじゃないかな、と思うんですよね。
たとえば後輩の発表を見てみると、しっかりとできている。
でも本人が「苦手なんです」と言うことは、よくあることです。
これは、「緊張しているんです」という意味で言っていることがほとんどじゃないかと思います。
誰もが緊張する、緊張はいいこと
緊張するのが嫌なんだ、と思いますよね。
心臓がドクドクして、体が火照ってきて、脚がちょっとガクガクする。
静けさの中、壇上に上がると、視線が自分に集まる。
確かに、心地いいとは言えないです。
だから、私も
緊張すること=苦手なこと
と長年思っていたんでしょう。
でも、初めてだったり、経験が浅かったら、緊張して当然じゃありませんか?
もしかしたら、緊張しない人もいるかもしれませんが、たいていの人は緊張しますよね。
それに、どんなに経験を積んでも、緊張しなくなるとは限りません。
B’zの稲葉さんは、今でもライブのステージに出る前は緊張するし、ツアー前は嫌な夢を見ることもある、とインタビューで語っていました。
私はB’zファン!
今年で芸歴35周年の稲葉さんでさえ、緊張するんです。
でも、始まる前に緊張しても、稲葉さんはライブが苦手なわけではないと思います。
辞書を調べたら、緊張の類語に、「引き締まる」とありました。
緊張するのは、真面目に取り組んでいる証拠であり、気を引き締め、集中力を高めているんですよね。
だから、緊張をなくそうとする必要はなく、うまく付き合えばいいんです。
緊張は緩和させることができる
うまく付き合うには、過度の緊張感は避けたいところです。
私は、緊張を緩和し、自分を安心させるために、やれることはやっていました。
たとえば、人前で話すときにはメモ程度の原稿をつくり、話す練習をしました。
これは、時間内に話し終わるか確認するためにも重要でした。
質問されそうなことはあらかじめ考えておくし、もし答えられなかったら、調べて後から回答すればいいいいと割り切りました。
あとは、最近までできていませんでしたが、
- 会場で話している自分を想像して、うまく話している自分のイメージをもつ
- 終了後の「無事おわった」というホッとした気持ちを思い描く・思い出す
これも重要です。
「緊張しても、なんだかんだでいつも無事おわる」ということに気がつくのに私は15年かかりましたが、意識次第で、もっと早くできるようになりますよ。
まとめ
今回は、人前で話すことへの苦手意識は勘ちがいで、緊張しているだけだった、という私の経験をお伝えしました。
あなたが苦手と思うようになったきっかけは、なんですか?
そこでは、何がありましたか?
どんな感情を抱きましたか?
思い出してみてください。
客観的にその出来事を見つめてみたら、私のように、苦手意識をもつ必要はない、と思えるかもしれませんよ。
もし苦手なことを克服したいけれどうまくいかないなど、一人では解決できない場合は、ぜひコーチングをお試しください。
どうしたらいいのか、一緒に探りましょう。
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