新年度、そんなにワクワクしていない人へ

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

新年度になって、最初の週末ですね。
1週間、いかがでしたか?

就職、異動、昇進、入学など、生活がガラッと変わった方。
自分の所属は変わってなくても、職場や家族に変化があった方。

きっとこの1週間、緊張したことと思います。
この週末は、ご自分を労ってあげてくださいね。

新年度といえば新生活。
期待がふくらみ、ワクワクする季節というイメージですよね。

でも、希望した就職先や異動先ではないとか、適当に選んだだけで別に自分のやりたいことではない、ワクワクしない、という思いを抱えている方もいらっしゃると思います。

私が就職したときは、それに近い感じでした。

今回は、私のあまり晴れやかではない新人時代を振り返り、20年近くたった今思うことをお伝えします。

一見するとお先まっ暗だった新人時代

私はライフコーチになる前、公務員でした。
ただし、「公務員になりたいんだ!」という強い思いをもったことは正直ありません。

むしろ、中・高・大学受験(浪人もした)と受験の多い人生だったから、もう試験はまっぴらと思っていたくらいです。
それなのに公務員試験を受けたのは、消去法のようなものでした。

さらに第一志望の自治体は落ちたし、大学生活がとても楽しくて卒業するのが寂しくて仕方がなかったので、意気揚々と就職した感じではありませんでした。

実際就職すると、新人研修中は緊張して夜中の寝汗がひどく、起きているときは異常に喉がかわき、水が手放せない。

研修が終了して配属を知らされると、先輩(仲のいい大学の先輩が同じ自治体に就職していた)から聞いていた「おそらくここになるだろう」という配属先とはちがっていた上に、通勤時間が1時間50分で、ショック。

配属先に初出勤すると、人数の少ない静かな職場で若者がおらず、思い描いていた職場とはかけ離れていてガッカリ。

これだけ見ると、私の新人時代はお先まっ暗、という感じがしますね。
自分で書いていて驚きました。

驚いたのには理由があって、今の今まですっかり忘れていたからです。
悪いことだけではなく、良いこともあったので、まっ暗だった思いが上書きされていたようです。

良いこととは、

  • 新人研修のクラスはとても明るい雰囲気で、仲が良かった
  • 同じ区役所に配属になった他部署の同期ととても仲良くなり、同期の輪が広がった
  • 職場に若者はいなかったけれど、年の離れた先輩方に良くしていただいた
  • 業務自体は好きではなかったけれど、後から考えると新人でその職場を経験できたのはいいことだった
  • 次の異動で望む職場に配属となり、好きな業務と出会えた

いろいろ思うようにならなかった新人時代でしたが、良いこともあったから、18年間勤めることができました。

重要!!相談とストレス発散

新人時代の心の支えは、同期でした。

若い頃は元気だし、大半がまだ結婚していないので、アフター5や休日に同期と会ったり旅行したりしていました。
年を追うごとに同期と会う回数は少なくなってはいきましたが、退職した今でも会う同期はいます。

私のように「お先まっ暗」と感じている方は、一人で抱え込まず、同期でも同僚でも先輩でも友達でも、誰でもいいので、相談してくださいね。

また、直接相談しなくても、気晴らしをすることで沈んでいる気分が明るくなったりするものです。
誰かと、あるいは一人で好きなことをして、うまくストレス発散してください。

仕事との向き合い方

新生活にワクワクしないとき、余暇は気晴らしなどをする。
では、仕事とはどう向き合ったらいいのでしょう。

そのままワクワクしなくてOK

就職して最初の3年間は、はっきり言って、仕事よりも同期との時間がメインだった気がします。
最低限の仕事はしていましたが、そこまで一生懸命ではなかったというか。
かなり低空飛行で仕事していました。

今さらながら、本当にすみません!!

でも、それは20年近くたった今の私だから感じることで、当時はそれで精一杯だったのかもしれないとも思います。
業務内容が好きじゃなかったし、苦手意識をもっていたし。

今、新人の頃の私のように想定外の配属になった、仕事が好きじゃない、苦手、などと感じている人は、別にそのままでもいいと思います。

だって無理ですもんね、やる気出せ、ワクワクせよ、と言われても。

頭の片隅に入れておくこと

かといって、新人3年間の仕事が無駄だったかというと、決してそうではないんです。
ただ残念ながら、それがわかるのは、たいてい後になってから。

だから、ワクワクしないなりにも、やってほしいことがあります。

それは、

  • 相談やストレス発散をする(前述のとおり)
  • 最低限、責任をもって仕事する(ルールは守る、必要な知識は学ぶ、など)
  • 「いつか今の経験が無駄じゃなかったと思える日がくる」と頭の片隅に入れておく&たまに思い出してみる

この3点を忘れないようにしてほしいです。

私が新人3年間の仕事が無駄でなかったと感じたのは、次の理由からです。

  1. 好きじゃない、苦手だと感じたので、次の異動先として全くちがう業務内容の職場を希望、無事に異動できて好きな業務に9年間も従事できた
  2. さらに次の異動先も、新人時代とは異なる業務内容の職場を希望、異なる3種類の職場を経験したことで自分の仕事の全貌が把握できたし、忙しくて残業が多かったから貯蓄ができた
  3. その後13年ぶりに新人時代と同じ業務に携わったときには苦手だと感じることはなく、それまでの経験と年齢で、感じ方が変わることもあるのだということを知った
  4. 好きな仕事と好きではない仕事の両方を経験し、自分は好きな仕事をしたい気持ちが強いことを知った

細かい内容は置いておいて、重要なのは、当時の経験は全部その後につながっているということです。

ワクワクしないことでも、経験して気づくこと、学ぶことがあり、それが次の選択につながり、たどり着く場所があります。
その場所は、とっても楽しい場所だったり、そうでもない場所だったりするけれど、それはどれも無意味ではありません。

だから、新年度ワクワクしていなくても問題ないです。

ワクワクしていないならば、ワクワクしていないなりに、その思いを活かすことができるし、どこかにつながります

流されるのも全然アリ

流されることもその一つです。

「私はただ流されているだけで・・・」、と流されることが良くないことのように言われることは多いです。
たしかに、やりたいことがはっきりしているのならば、流されるのではなく目的をもって自分の意思で選んでいくことで、望む道を歩んでいけると思います。

けれど、ワクワクしてないし何がしたいのかもよくわからないから流されてみる、それでもいいじゃないですか。
なんとなく流されるのも、選択です。

上記リストの2のとき、私は先輩職員から「うちの職場に来ない?」と誘いを受けました。
誘われたのは、新人のときとは異なる業務内容の職場でした。

特に行きたい職場がない、でも異動しなければならなかった私は、「先輩に誘われたし、苦手意識がある業務はその職場にはないし、まいっか」と流れに身をまかせる気持ちで、先輩職員に言われたとおりに異動希望を出しました。

実は誘われた職場は、不人気職場でした(希望する人がほとんどいないから誘われた)。
最初はちょっと苦労しました。
それでも行って良かったと思っています。
その理由は、上記リスト2のとおりです。

まとめ

今回は、新年度ワクワクしていない方に向けて、同じくワクワクしていなかった私の新人時代を振り返り、今思うことをお伝えしました。

  • 一人で抱え込まず、相談したりストレス発散したりする
  • 無理にやる気を出したりワクワクしたりしなくてもOK、流されるのもOK
  • 「ワクワクしていない今の時間は決して無駄ではない」と頭の片隅に入れて、たまに思い出す

あまり明るい社会人デビューではありませんでしたし、18年で公務員生活を終了しました。
けれど、なんだかんだで今こうして楽しく生きています。

だから、安心してください。

もしサポートが必要であれば、お気軽にコーチングをお試しくださいね。

よろしければ、こちらもお読みください。


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