こんにちは、ライフコーチのSayaです。
「やりたいことが、見つからない」というのは、よく聞く言葉です。
私も、「公務員の仕事をやめたい!」と最初に思ったとき、特にやりたいことはありませんでした。
あせるよね・・・
自分がやりたくないことをやっている。
だからモヤモヤする。
でもその解決策が見つからない。
そしてどんどん時間だけが過ぎていく・・・。
あせる気持ち、よくわかります。
でも、ちょっと厳しいことを言うようだけれど、あせっているだけでは何も変わらないんですよね。
結局は、急がば回れ。
じっくりと内省し、行動していくと、自ずとやりたいことは見つかります。
見つかる、というよりも、創られていく、といった方が正しいかもしれませんね。
今回は、このことについて、ある一つの記事を参考にしながらご紹介します。
医療・介護業界から農業に転身した人のおはなし
少し前になりますが、LIFE SHIFT JAPANのウェブサイトで、医療・介護業界から農業に転身した清水雅大さんのインタビュー記事を見ました。
記事は、こちら
これから先はもっと“我がまま”に生きよう。医療・介護業界から「半農半会社員」を経て、46歳で「農」を専業に(清水雅大さん/ライフシフト年齢46歳)
清水さんは、医療系ベンチャー企業の立ち上げや、在宅医療の普及、新しいコンセプトの病院の開院など、医療・介護業界で活躍されていました。
けれど、大きなプロジェクトが完了した後、燃え尽き症候群になってしまい、休職することとなります。
そして休職中に内省、行動したことで、自分がやりたいことのヒントを得て、最終的に、農業を専業とするライフシフトを達成されました。
詳細は記事をお読みいただければと思いますが、経過をまとめると、下記のとおりです。
2021年4月 | 病院設立(大プロジェクト終了) |
6月 | 出勤できなくなり、燃え尽き症候群と診断される → 休職 |
休職中の内省:別の山に登ってもいいのだという気づき・自分を許す | |
休職中の行動 その1:読書・ワークショップ参加 | |
その2:心のままに素直に動く → ワクワクする農業との出会い | |
9月 | 復職 「半農半会社員」生活スタート |
2022年2月 | 会社を退職 |
3月 | ライフシフト 農業を専業に |
内省 気づきと自分を許すということ
清水さんの場合、燃え尽き症候群という、出勤できないくらいの症状が出ました。
それは、数年かけて手がけてきた大きなプロジェクトが完了したからでしょう。
これほどの症状が出なくても、何だかいつも
- もやもやしている
- イライラしている
- 疲れている
- 楽しくない
などといった気持ちをもっている人は、このインタビュー記事は、とても参考になります。
休職中、最初の1ヶ月は何もできず、考えられなかった、と清水さんがおっしゃっているように、内省は、簡単なことではないのかもしれません。
なぜなら、どうしても自分の固定観念や思い込みによって、いつも同じようなことを考えてしまって、出口が見つからないから。
大切なのは、自分の枠を外し、実現可能か不可能かは問わず、ありとあらゆる可能性を模索することです。
清水さんの場合、書籍の「LIFE SHIFT」を読んだことや、LIFE SHIFT JAPANのワークショップに参加したことで、自分が今まで携わっていた医療・介護という枠を外してもいいんだという気づきを得られました。
長年、医療・介護分野で活躍されていたため、知らず知らずのうちに、「医療・介護でやっていくしかない」という枠に囚われてしまっていたのかもしれませんね。
ワークショップで、清水さんは自分のことを客観的に見ることができ、それまでの自分は頑張ってきた、これから先はもっとわがままに、自分のために生きよう、と自分を許すことができたとおっしゃっています。
この、「自分を許す」というのは、とても大事なことです。
人と比べて自分のできていないところを気にしたり、自分にはこれしかできないと思い込んだり、人のためになることをしなきゃ、と考えたり。
そういうふうに考えている人は多いのではないでしょうか。
自己肯定感の低さや何かしらの義務感を感じていると、自分が心の底からやりたいと思えることは、思いつきません。
思いついたとしても、それは本当にやりたいことではなく、「人から認められたいからやりたいこと」だったりします。
他人目線を気にしたやりたいことをしても、満足感にはつながらず、そのうち、再びもやもや感や楽しくないなどという感情が発生します。
誰だって、ありのままの自分でいいんです。
自分を許すこと、忘れないでください。
行動 心のままに素直に動く
清水さんが書籍の「LIFE SHIFT」を読んだことや、LIFE SHIFT JAPANのワークショップに参加したことは、もちろん行動です。
でもそれは、「自分がやりたいことにたどり着く」ための直接的な行動ではありません。
読書やワークショップへの参加は、考え方を変えるきっかけにはなります。
でも、「あなたがやりたいことはこれですよ」と教えてはくれません。
行動をして、自分で創らなければならないんです、やりたいことは。
それができるのは、自分だけ。
また、行動するだけではなく、行動と内省はセットです。
行動 → 気づき → 内省
この繰り返しです。
清水さんは、「心のままに素直に動く」ということを実践します。
さまざまな場所へ行き、さまざまな人に会うことで、毎回「気づき」を重ねていき、最終的に農業にたどり着きます。
「思考」ではなく、「心」にしたがう、というところがポイントです。
考えるのではなく、感じる。
ただシンプルに、どうしたいか。
たとえば、今日はこの洋服を着たい、散歩したい、料理をしたい、寝たい、この人の話を聞きたい、などなど。
とにかく深いこと考えずに、自分がしたいようにする。
それが大切です。
ずっと思考を使うことに慣れてきた人は、最初は難しいかもしれません。
先に思考が出しゃばってきて、感情の邪魔をしてきます。
でも、慣れてくると、できるようになります。
「人の目が全くないのならば、どうしたいか」と考えると、自分がどうしたいかがわかりやすいと思います。
もちろん、実際は人の目もありますし、それを実行に移せるかどうかは時と場合によりますが、「人の目が全くないのならば、どうしたいか」と自分に問いかけてみると、自分の感情が見えやすくなります。
自分の感情が見えてくると、そのうち、自分がやりたいことも創られていきます。
そうしたら、次はそれをどのような形で実現させるかを考えるフェーズに移行します。
清水さんは、「半農半会社員」を経て、専業になります。
燃え尽き症候群と診断されてから、1年未満で、ライフシフトを達成していらっしゃるんですよね。
早いと思われますか?
確かに早いですよね、バリバリと医療・介護分野で活躍していた人が農業に転向するにしては。
でも、別に清水さんが特別ってことじゃないんですよ。
真剣に自分と向き合い、行動した人は、誰だってこれくらい早くライフシフトを達成できるんです。
あなたにだって、できる
まとめ
今回は、自分がやりたいことにたどり着くには、内省と行動の繰り返し、ということをお伝えしました。
内省:自分の枠を外せるような気づき・自分を許す
行動:心に素直に行動
自分がやりたいことが分からず、ただあせっていても、何も変わりません。
自分で創っていくしかありません。
もし、一人で探していてもらちがあかない、という方は、ぜひ一度コーチングをお試しください。
コーチという第三者の目線が入ることで、サクっと先に進めるかもしれませんよ。
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