学びを自分のものにするための「落とし込み」

こんにちは、ライフコーチのSayaです。

今年の8月は、プライベートでも仕事でも、リアルな場で人とお会いすることが多い月でした。

仕事関係では、カウンセリングサロンに参加したり、私のコーチングの先生であるシュッツ具子さんの講演会に参加したりと、学びの多い月となりました。

その中で、学ぶにあたって注意しなくてはならないことがあるな、と思うことがあったので、今回はそんな話をさせていただきます。

ちょっと混乱した、カウンセリングサロン

カウンセリングサロンでは、カウンセラーが数人のクライアントを、その場でカウンセリングします。
参加者はその様子を見ながら、自分に当てはめて考えて楽になったり癒されたりする、あるいは、カウンセリングの手法を学んだりします。

コーチングには、カウンセリング要素も多分に含まれています。
なので、私の場合は勉強のために参加してみることにしたのですが・・・
カウンセリングが始まると、最初ちょっと混乱してしまったんですよね。

参加したカウンセリングサロンは、私がコーチングを学んだ講座とはまったく関係のないグループが主催するものでした。
とはいえ、カウンセラーの方がどのような活動をしているのかは知っていましたし、発信などを見て興味があったから参加しました。

ただ、カウンセリングのやり方が想定していたものと違っていたため、ちょっと混乱してしまったんです。
カウンセリングのやり方は、カウンセラーによって異なる。
このことを目の当たりにして戸惑ってしまった、という感じでした。

じゃあ、混乱するだけで終わったのかというと、そういうわけではありません。

カウンセラーが何をやろうとしているのか、という目的の部分に目を向けると、自分がコーチングでやっていること、やろうとしていることと同じなんですよね。

要は、やろうとしていることは同じ、でもやり方が違っていた、ということです。

最初はやり方に戸惑ってそこに注目してしまったけれど、目的が同じであることに気がつけば、整理できました。
そうすると、自分が新たに取り入れられそうなところ、試してみたいアプローチなどを考えることもできるんですよね。

詰め込みすぎず、落とし込む

この経験で分かったことは、「詰め込みすぎには要注意」ということです。

たとえば、何か新しい仕事を学ぶとき、トレーナーがついたとします。
独り立ちできるようになるまでは、そのトレーナーから学びます。

なのに、トレーナーとは別の人が「こっちのやり方のほうが早いよ」と言って、違うやり方を教えてきたら、どうでしょう。
基本が理解できていない状況で2つのやり方を教えてもらったら混乱するし、どっちがいいのか、判断できませんよね。

基本的な知識や、何でそれをやるのか、といった最終的な目的などが理解できていないと、何が何やら分からなくなります。

これは、私がコーチングの先生に言われたことでもあります。

コーチングを学び、いざコーチとしてやっていくとなると、不安やあせりから、あれもこれも追加で学んだ方がいいんじゃないかと、思いがちです。

でも、経験が浅く、学んだことが身についていない、腑に落ちていない、落とし込まれていない段階でコーチングにからむ種々の事柄を学んでも、混乱してしまうかもしれない、と先生に言われました。

混乱した挙句に、表面ばかりなぞるようになって本質を理解しないままでは、せっかくの学びが台無しになってしまいますね。

これは、コーチングに限らず、どんな仕事・事業でも同じなんじゃないかと思います。

今回のカウンセリングサロンでは、幸い混乱のまま終わるということはありませんでした。
それでも最初にちょっと戸惑ったため、新たに何かをインプットするよりも、今ある知識を徹底的に理解して落とし込むことに注力した方がいいな、と思いました。

落とし込むためには

落とし込むためには、どうしたらいいのか。

それは

  • 経験を積むこと
  • 復習(テキストや本)

だと思っています。

最低限必要なこと学んだら、あとは実地で経験を積む。

私は獣医師の国家試験を受けましたが、試験前に詰め込んだもろもろの知識は、試験が終わった瞬間に「わーい、終わった~」という開放感とともにどこかに飛んで行きました(苦笑)。

でも、公務員となってからは、公務員獣医師として必要な知識は、刻み込まれましたよ。
仕事をする中で経験した分からないことは調べて(大学で学んだことの復習のようなもの)、そうやって刻み込まれていきます。

コーチングも同じです。
養成講座を卒業するとき、先生からは「コーチとして必要なことはすべて学んだ」と言われました。

なので、あとは経験。
そして、それとあわせて、コーチになるために学んだテキストや本を何度も何度も読んで復習する。

経験を積むと、同じ内容を読んでいても、新たな発見があります

やがて「あ、次のステップに進むときがきたな」と自然と感じたられたら、それが新たな学びを付け加えるタイミングなのかな、と思います。

まとめ

今回は、学ぶときに注意しなければならないことをお伝えしました。

学びを自分のものにするためには、新しいことを次から次へと詰め込むのではなく、まずは学んだことをしっかりと自分の中に落とし込んでいくことが重要です。

ちなみに、カウンセリングサロンは最初は混乱しましたが、コーチングの先生であるシュッツ具子さんの講演会は混乱しませんでした。

講演会の内容は、私が養成講座で学んだこととつながっていますし、復習に近いですからね。
それでも学び始めの自分と今の自分で感じ方、取り込み方が異なるのは、面白いものです。

みなさんも、何かを学ぶのであれば、あせらないでくださいね。
落とし込んでから次のステップに進む、それが結局一番の近道だったりしますよ。

よろしければ、こちらもお読みください。


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